レビューメディア「ジグソー」

CFも高くなりました。

フラッシュベースのメモリメディアも、需要バランスが変わり、CFの採用が多かった一眼でもSDを採用する物が多くなった気がします。
今はなんでもかんでもSDカード(またはその小型版)を採用し、それ以外のメディアを使用する機器を見かける機会が少なくなりました。
結果として、SDカードの価格は下がり、逆にCFを初めとする需要の減ったメディアは性能を追求した高性能な製品に絞り込まれ、随分以前に価格が逆転しました。

本品は、マイコンボードにCFを接続しようとしていた時に購入した品です。
SDカードスロットは2.54ピッチのユニバーサル基板でも半田付けは難しくありませんが、50pinのCFスロットでは高度な半田技術を必要とします。
そうなると本品のような変換基板を使った方が手っ取り早いわけです。

CFは、昔のノートPCでは一般的だったPCカードの小型版にあたるため、フラッシュカードだけではなく、モデムやNIC等のI/Oボードも発売されました。
私の場合、マイコンボードのストレージとして使用することを目的としていましたので、フラッシュカードのみ使用していました。

マイコンからCFにアクセスする場合、TrueIDE-8bitモードで動作させることにより、マイコンとは16本程度配線するだけでアクセスすることが可能です。
秋月のH8-LANボードに接続しましたが、CF自体が5V駆動が可能でしたのでレベル変換などは不要で、空いているCSエリアに接続することでメモリマップドI/Oでアクセスできました。

CFが元々大きいということもあり、本品もそれなりの大きさがあります。H8-LANと幅が同等、長さが4/5程度のため、CPUボード-自作マザー-本品の3枚構成するには丁度良い感じです。
スロットはエジェクトスイッチが付いた高級なタイプです。

当時1万円近かった64MByteもの大容量ストレージを接続したH8-LANで簡易webサーバを起動し、満足した記憶があります。
当初の目的では、温度センサ・照度センサ・電流センサを取り込み、推移を表示するシステムを作る予定でしたが、最終的にそこまで辿りつかずに終了しました。

今後使う機会があるか?と言われると即答できませんが、その64MのCFが挿入された状態で実験機材が収納されたキャビネットで眠っています。
皮肉にも、H8-LANと自作マザーはテストのために、別の所に使われていたりします。
  • 購入金額

    3,000円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

    山形の秋葉原

15人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • KoSさん

    2012/06/15

    使われてるのって、今はハイエンドなカメラくらい? SD カードも速度が速くなってますからねぇ。
    色んな規格が乱立するより、統一規格の方がユーザフレンドリではあるんですが、寂しいもんですね。
  • はにゃさん

    2012/06/15

    UHS-1 で 90MB/s とかも出ているなかで、無理にCFにすることはないってことでしょうね。

    CFのTrue-IDEで昔のPC9801のブートディスクを用意しようと思ってますが、面倒すぎて中々すすみません。
  • ふっけんさん

    2012/06/15

    昔はマイコンと接続するならCFだったのに、
    いつの間にかすっかりSD(実質MMCだけど)になりましたね・・・
    FATのAPIのライブラリが公開されているマイコンもあるので使い易いのでしょうね。
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