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個人輸入で購入!国内未発売のPCCHIPSブランドのH61搭載ATXマザー(;=゚ω゚)=333

PCCHIPSのマザーボード「P62G」です。
H61チップセットでは比較的珍しいATXマザーです(;=゚ω゚)=333

このマザーは国内未発売であり、個人輸入で2枚購入しました。
恐らく、国内ではこの2枚しか流通していません(;゚∀゚)=3

↓ちなみにこちらは同時購入したH77搭載モデルです。
こちらも国内ではこの1枚しか無いと思います。

私の知る限り、PCCHIPSブランドでは最高のスペックを誇ります(;=゚ω゚)=333

 

PCCHIPS尽くし!
PCCHIPS尽くし!


【メーカー/型番】PCCHIPS / P62G
【チップセット】Intel H61
【Socket/Slot】LGA1155
【対応CPU】~Corei7-3770K
【メモリスロット】DDR3×2
【拡張スロット】PCI-E(×16)×1、PCI-E(×1)×3、PCI-×2
【主なオンボードデバイス】VGA、S-ATA3G×4、GigabitLAN(蟹)×1、6chサウンド(ALC662)
【フォームファクタ】ATX
【リリース時期】不明(2013年だと思われる)
【製品のHP】
http://www.pcchips.com.tw/PCCWebSite/Products/ProductsDet...
【発売時の記事】
無し(国内未発売モデル)

2000年頃まで「PC100」ブランドでアジア系のホワイトボックスPC向けのマザーボードで高いシェアを誇っていたPCCHIPSのマザーボードです。1998年頃にECSを吸収した親会社でもあります。

以前はユニークなオリジナルマザーボードやベアボーンを作っていましたが、現在はECSのマザーボードを発展途上国向けにブランド違いで販売しているようです。その為かラインナップはローエンドしかなく、パワーユーザーから見ると全く魅力の無いブランドになっています(´;ω;`)

しかし、同社のマザーボードの型番で検索すると、現在でも途上国のPCショップのBTOでは標準的に組み込まれていることが多く、それなりにコスパは評価されているようです。

そんなPCCHIPSですが、比較的新しいLGA1155マザーが6種類ラインナップされています。

このP62Gはラインナップ上で唯一誰得なH61のATXモデルであり、
低価格ながら拡張スロットが多いのが特徴となっています。
私が購入したときは46000ウォン=4508円であり、ATXの中ではモーレツに安いです。
(そもそも、日本国内の場合、PCパーツは赤字やギリギリ販売が多い異常な状態が続いていますのでそれほど安くも感じないかも知れませんが・・・)

それでは、このマザーの魅力に迫っていきましょう(;゚∀゚)=3


■化粧箱
シックなブラックで渋い感じのPCCHIPS様の化粧箱です(;=゚ω゚)=333
正直、安くなるなら白箱や茶箱でも良いのですが(^^;

この化粧箱は機種名をシールで貼るタイプとなっており、他の機種でも使える汎用の箱となっています。さすがPCCHIPS!地球にやさしいぜ(;゚∀゚)=3

漆黒の棺桶!
漆黒の棺桶!


化粧箱の裏面です。
機能がイラストやロゴマークで紹介されています。
・GUI UEFI BIOS
・CPU Smart Fan
など、PCCHIPSに似合わない最新の機能がアピールされています。
RoHS指令やEuP指令など、環境に優しい製品となっています。
(まあ、これが無いと欧州に輸出できない訳ですが・・・)

汎用の箱ですね
汎用の箱ですね


側面のスペックが書かれたシールです。
拡張スロット等が一目瞭然なので便利ですね。

スペック
スペック



■付属品
それでは開梱してみましょう(`・ω・´) !
P71Gと同じく、中の仕切りは茶段ボールです。

ホワイトBOX感が漂う・・・
ホワイトBOX感が漂う・・・


付属品です。
・クイックインストールガイド(多言語・日本語無し)
・ドライバDVD
・S-ATAケーブル×2
・I/Oシールド
詳細なマニュアルはドライバDVDの中にあります。
とは言え、クイックインストールマニュアルで十分こと足ります。

付属品達
付属品達


これがPCCHIPS最強の円盤と言われる、SupportDVDです。
未だにAdobe ReaderのことをAcrobat Readerと書いているのがステキ♪
ちなみにこのDVDは汎用のドライバDVDであり、中身のドライバはLGA775世代のものから多岐に渡って収録されています。

聖なる円盤
聖なる円盤



■マザーボード全体
ついにマザーボード本体です。
棺桶内にこのように安置されています。(^^;
ってか、マザーボードにこのタイプのエアクッション入っているの初めて見たわw

収納状態
収納状態



そして、こいつがPCCHIPSのP62Gマザー本体です。
赤いATXマザーを見ると、Freeway時代の自称Socket7最強マザーやSlotAマザーを思い浮かべます(;=゚ω゚)=333

聖なる赤マザー(;=゚ω゚)=333
聖なる赤マザー(;=゚ω゚)=333

 

マザーの裏面
マザーの裏面



■I/Oポート
超ローエンドマザーだけあってI/Oポートは実にシンプルです。
PS/2×2、ディスプレイ出力(D-SUB)、USB2.0×4、LAN、音源×3

電脳街で新品で300円程度で買えるマウス、キーボードはPS/2接続のものが多いので付いていると嬉しい。ディスプレイ出力もアナログD-SUBだと初期の液晶TVとか中古のディスプレイを流用できるので安く済またいときには有り難い存在です。

とは言え、ASRockのH61M-VG3や他社のローエンドマザーでもこれくらいチープなものは多数存在するので珍しく無いとは言える。ただ、ATXでこれだけショボイのは多分珍しいと思う。

シンプル過ぎるI/Oポート
シンプル過ぎるI/Oポート



■メモリ
メモリソケットは2本。DDR3-1600まで使用可能。
中古で捨値で売られている1GBや2GBのモジュールでお安くどうぞって感じです。
メモリが高騰しているこの時期に4GB×2枚はちょっと勿体ない。
それだけでマザーの価格を上回ってしまいます(^^;

ちなみに私はWindows7(32bit)をメモリ1GBで運用していましたが、ワクチンソフトを入れないなら案外使えます。なので2GBあれば何とかなるのでは。



■S-ATA
H61チップセットなので、S-ATA6G等という高速な規格には対応していません(´;ω;`)
なのでSSDの性能をフルに発揮することはできません。
(とは言え、HDDに比べるとランダムアクセスは雲泥の差なのですが・・・)

そもそも、このマザーにSSDは勿体ないですw
中古で購入した160~500GB程度のHDDを付けることにしましょう。

ATXでS-ATAが4ポートとは少ない気がしますが、コネクタを減らした分、きっと地球環境に優しくなっているハズなので良しとしましょう(^^;

S-ATAは3G止まり(´;ω;`)
S-ATAは3G止まり(´;ω;`)



■拡張スロット
ATXなので拡張スロットは豊富です。
・PCI-E×16(Gen2)が1本
・PCI-E×1が3本
・PCIが2本

ATXなので、最新のグラフィックカードでゲームマシンにするのも良いと思います。
H61なのでたまに捨て値で売られているUSB3.0カードを増設するのも良いかも。
PT2等を搭載して地デジマシンにしても良いですね。

いずれにせよ、ATXは拡張する楽しみがあるというのが大きなメリットですね(;゚∀゚)=3

拡張スロットは豊富(;=゚ω゚)=333
拡張スロットは豊富(;=゚ω゚)=333

 

PCI-EはGen2止まり
PCI-EはGen2止まり



■音源
音源ICには、ローエンドマザーからメーカー製PCにも多く採用されているRealtek「ALC662」が搭載されています。

Vista以降のOSで24bit再生を行う設定にすると、普段聞いているmp3やYoutubeの音の解像度が高くなり、音離れが良くなります。マザーボードの設計にもよりますが、真値を発揮できるとなかなか良いICだと思っています。チップレベルでADCがS/N:90dB、DACがS/N:98dBとなっています。

世界標準になった蟹音源
世界標準になった蟹音源


これらのチップはアナログ5.1chサウンド出力に対応していますが、環境を揃えている方は少数派な気がしますね(^^;

ちなみにALC662では4ch出力にも設定できるので、安物のステレオアクティブスピーカーを2組使うだけで4chサウンドを楽しむことができます。環境エフェクトでコンサートホールなどに設定すると残響が前から後ろに流れていきます。純粋な音楽鑑賞には向かないですが、ゲームやアニメを見るときにはなかなか面白い音場が生まれるので一度試してみてはいかがでしょうか?



■LAN
音源と同じくRealtekの「RTL8111E」が使用されています。
定番のチップなのでLinuxやマイナーOSでのサポートも多く安心感があります。

PCCHIPSでGigabitLANとは贅沢な気がしましね(^^;
とは言え、100BASE-TXと比較すると実測値で3~4倍の速度が出るので家庭用ファイルサーバーには良いと思います。

LANもカニでゲソ!
LANもカニでゲソ!




■ピンヘッダ
ATXと言うこともあり、ピンヘッダは豊富です。

・フロントオーディオ
・SPDIF

23


・LPT(パラレルポート)
・COM(シリアルポート)
・CASEオープン検出
・(多分)インテルME UNLOCK

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・内蔵スピーカー
・CMOSクリア
・フロントUSB2.0×2(4ポート)

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・SPI_DEBUG(BIOSROMにアクセスできる?)
・フロントパネル用I/O

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個人的にはSPDIF、LPT、COM、ケースオープン、フロントUSBを1系統ケチってでも良いからローコスト化して欲しいな(^^;



■ファンコネクタ
ファン用のコネクタは全部で3か所。
・CPU_FAN
・SYS_FAN
・PWR_FAN

但し、4ピンでPWMに対応するのはCPU_FANのみです。
ATXで3つは少ないかも知れませんが特に困ることもないでしょう。



■LGA1155ソケット
CPU様の祭る為の台座です。
LGAになってからはピン曲りにガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブルしながら、CPUを付けることになります。(そのおかげで美味しいジャンクにありつけることがあるのですがw)

普通のLGA1155
普通のLGA1155


対応CPUはココ
http://www.pcchips.com.tw/PCCWebSite/Support/CPU_Support_...
SandyBridge世代は2700Kまで対応していますね。IvyBridge世代は3770Kにも対応していますが、PentiumとCeleronは含まれていませんね。ECSブランドのマザーでも対応しておらず起動しないものもありましたので、書かれていないCPUに関しては要注意ですね。


■VRM、コンデンサ、その他
まずはVRM周りです。

PCCHIPSなのに生意気にもFETにヒートシンクが付いています!

同じCorei7-2700Kや3770KをサポートするM-ATXマザーには付いていないのに・・・
これはオーバークロックをせよ!と言うことなのか・・・
耐性が低そうで怖いのですが(^^;

また、このマザーには衝撃的な真実が!
PCCHIPSなのにオール固体コンデンサ仕様です(;=゚ω゚)=3333333

ATXのオール固体コン搭載マザーで4508円って・・・どれだけ安いんだ・・・
寿命が飛躍的に長くなるので大歓迎ですが、これならVRM以外の部分を液コンにしてコストを下げる方がPCCHIPSらしいと思うのですが・・・(この固体コンって相当安いのだろうか?)

オール固体コン(;=゚ω゚)=333
オール固体コン(;=゚ω゚)=333


電圧チェックポイントまで搭載!
他社でもハイエンドマザーにはテスターで電圧を確認する為のランドが設けられていることがありますが、この超ローエンドなハズのP62Gにも設けられています(;=゚ω゚)=333
恐るべしPCCHIPS!

電圧チェックポイント
電圧チェックポイント


EZ Charger機能搭載!
説明が載っていないので詳細不明!
でも、他社でありがちな電源OFFのUSB給電機能だと思います。
これでスマホやMP3プレーヤーの充電もバッチリなはず・・・

EZ Chargerだと?
EZ Chargerだと?



■豆知識
このマザーは韓国の通販ショップから輸入代行業者を使って購入したものです。
マザーのPCIスロットにはこのようなショップのシールが貼られています。

日本人感覚では勝手に袋を開けてシールを貼るとは何事だと思うかも知れませんが、他の国ではこのように保証のある商品では購入したショップのシールが貼られるのは珍しくありません。(台湾でグラフィックカードを買ったときもそうでしたし、CPUのリテールBOXに判り易いようにマジックで直接大きな型名が書かれたりすることもあります)

購入店シール(と思われる)
購入店シール(と思われる)



■動作確認してみよう
輸入品と言うこともあり、さっさと動作確認をしておきましょう(;=゚ω゚)=333

CeleronG530/純正クーラー/DDR3-2GB×2/動物電源を用意。

動作確認中・・・
動作確認中・・・


いつものようにドライバの先でぽちっ♪
ファンが⊂二二二(^ ω^)二二つブーン → 停止
再びファンが⊂二二二(^ ω^)二二つブーン → 停止
3度目のファンが⊂二二二(^ ω^)二二つブーン

そして・・・
起動キタ――(゚∀゚)――ッ!

AMI-BIOSかぁー
AMI-BIOSかぁー


ちなみに2回目以降の起動では素直に一発で起動しました。
多分、ハードウェアの構成を変更すると、自己診断で何回かリセットをかけるようです。

昔ながらのBIOS画面ですが、一応UEFIです。
箱の裏面にはGUI-UEFIと書いていたが・・・これは一応GUIなのだろうか?

普通のBIOS画面
普通のBIOS画面


BIOSは日本語表示もできますが、英語の方が判り易いですね・・・

この後、Windows7をインストールしたいのだが、ATXケースが余ってねぇ・・・
2枚も買ったのに使用するのはもう少し先になりそうです(^^;


■PCCHIPS vs ECS
さて、恒例のECSマザーとの比較です。

PCCHIPS P62G

PCCHIPS版
PCCHIPS版


ECS H61H2-A(V1.0)

ECS版
ECS版


うん。色違いですがそっくりですねw
ECSの方はCeleronG1610にも対応しているし、ちょっとだけ対応が良いですね。
多分、ECS版のBIOSを入れれば動くのでしょうが。

このマザーに載せるCorei5-2400あたりが欲しいけど、お金無いお(´;ω;`)・・・

  • 購入金額

    4,508円

  • 購入日

    2013年10月13日

  • 購入場所

    韓ショップ(輸入代行業者)

28人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • Kvartさん

    2013/10/14

    PCCHIPSとか聞いたこともありません。

    が、

    な、なんだろう? この猛烈な既視感に襲われる赤い基板は?

    知らないうちにPCCHIPSに触れていたのでしょうか? そうなのでしょうか? というか。なんというか。なんとなくPen4とかぶっ刺してみたくなる雰囲気のマザーですね。
  • いぐなっちさん

    2013/10/14

    PCCHIPS、どんなめーかーだったかなーと思ってましたが、
    ロゴを見て思い出しました。

    Pen4初期あたり?までによく見ましたね。
    使ったことはありませんが。
  • ふっけんさん

    2013/10/14

    Kvartさん

    基板の配色はPen4時代のBIOSTARに似ているかも知れませんね。MSIもあったけど。

    ECSに触れていると、知らない間にPCCHIPSに触れたことがあるのかも知れませんw こっちの方が親会社ですし。
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