レビューメディア「ジグソー」

さすがギガバイトだ、なんともないぜ

板祭り vol.3
板祭り vol.3

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    i<´   }\   , - 、
   ヽ.._\./  .ンく r-兮、 __
    ∠`ヽ.! /   ヾニEヲぐ ,ゝ->
   /_`シ'K-───‐-、l∠ イ   さすがギガバイトだ、
   l´__,/l\、_ ̄0¨0)゙@Yヘ, -┤     何ともないぜ!
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   / .」   i   /./7r‐く  lー!
.   f.  ヽ‐i人.∠'<   _i. l,.-ゝ.
    トiヘヘ「ト〈      `X  トレi7__|
   〉ト:トハj`! i.    /  トー┤lルj,リ
  /‐+----+‐l    iー--i---ヾ'〃
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本レビューはジグソープレミアムレビューになります。

 Intel® Z77チップセットを搭載した本製品、GIGABYTE「GA-Z77MX-D3H」は、
第3世代 Corei7(以後、Ivy Bridge)に対応し、GIGABYTE独自品質規格「GIGABYTE Ultra Durable™ 4 Classic 」への適合や、簡単オーバークロック機能「Easy Tune6」、
CPUとメモリへの電源供給を効率よくコントロールするGIGABYTE 3D Power、
電源のON/OFF関係なしに給電できるGIGABYTE On/Offチャージ等、
マザーボード大手メーカーらしい、かゆいところに手が届いた機能性と高信頼性を有した製品です。

 今回のレビューでは、本製品「GA-Z77MX-D3H」のチップセットや、独自機能についての言及のほかに、Lucid Virtu Universal MVP、オーバークロック、消費電力など多岐にわたる項目について言及していきたいと思います。

1. Z77チップセットの説明
2. 開梱/チップセット説明
3. マザーボード独自機能の説明
4. 3D BIOS/Dual UEFI
5. PC構成
6. ベンチマーク
7. Lucid Virtu MVP テスト
8. 消費電力測定
9. 第三世代 vs 第二世代 Corei7 OCパフォーマンス対決!
10. 総評

Z77チップセットの新機能について
Z77チップセットの新機能について

新旧チップセット機能一覧
新旧チップセット機能一覧


 旧世代になるIntel 6シリーズのマザーボードにもIvy Bridgeの動作や、
PCI-E 3.0の動作を保障する製品ではありましたが、
Intel Z77 Expressより、CPU統合GPUとグラフィックボードを使ってゲームのFPSなどを向上させる「Lucid Virtu Universal MVP」や、待ちに待った「IntelネイティブUSB3.0」、
休止状態からシステムを瞬時に復帰させることができる「インテルR ラピッド・スタート・テクノロジー」、
スリープモードなどの低電圧状態でもアプリケーションとのネットワークを保持できる
「インテルR スマート・コネクト・テクノロジー」など新しい機能が追加されています。


気をつけなければいけないのが、Z77チップセットの機能のいくつかは、
Ivy Bridgeが搭載されていないと無効化されているとういう点です。
ほとんどの面で問題は無いとは思いますが、
PCIe3などを考えるとIvy Bridgeのほうが将来性は高いといえます。


外観
外観

パッケージ
パッケージ

外観
外観

ギガバイト社は、最近上位機種の基盤の色を黒色に変更していますが、
やはりギガバイトといえば、この真っ青な基盤と各種ソケット群ではないでしょうか。

気をつけなければいけないのは、
本製品はM-ATXということもあり、かなり詰んだレイアウトになっています。

SLIやCFX対応と謳われていますが、
2スロット占有カードを2枚搭載した場合、
拡張カードスロットのスペースが無い為、
カードとカードの間にスペースが全くない状態になってしまいます。

私の検証環境においては、
ATXケースを使うので今後の増設においても、
大きな問題にはならないとは思いますが、
M-ATXケースでSLI/CFX接続をした場合、
廃熱処理がかなり厳しくなると予想できます。

なので、実質的にSLI/CFX接続はお勧めできない。
もしくは緊急措置にあたると考えていいでしょう。

そのほかのレイアウトについては、
FANコネクタの数が若干少ない点など気になるところはありますが、
M-ATXマザーである点から考えてもしょうがないですし、
横向きのSATAコネクタなど考えられた部品が取り付けられていますし、
全体的に見て使いやすいレイアウトではないかと思います。

付属品
付属品

付属品一覧
付属品一覧

■ ユーザーマニュアル(日本語)
■ PC組み立てガイド(多言語)
■ SATAケーブル×4
■ SLIブリッジ
■ マウスパッド
■ ストラップ

M-ATXマザーボードなので、付属品はおしなべて少ないですが、
ユーザーマニュアルが日本語になっていたり、SLIブリッジがついていたり、
I/OパネルにはASUSのお家芸だったスポンジによるクッションなど、
厳選された一品が付いてきています。

仕様
仕様

【CPU】Intel Socket 1155 (Core i7/i5/i3/Pentium/Celeronプロセッサ対応)
【チップセット】Intel® Z77 Express
【メモリー】】4 x DIMM, 最大32GB
DDR3 2400(OC)/1600/1333/1066 MHzメモリモジュールをサポート
【グラフィック】HDMI/DVI/VGA ポート
【オーディオ機能】VIA VT2021
【LAN】Atheros GbE LANチップ(10/100/1000 Mbit)
【拡張スロット】
1 x PCI Express x16スロット、x16動作 (PCIEX16)。
1 x PCI Express x16スロット、x8動作 (PCIEX8)
1 x PCI Express x16スロット、x4動作 (PCIEX4)
1 x PCI Express x1スロット
【マルチグラフィックステクノロジー】
  2-Way AMD CrossFireX™/NVIDIA SLI
【ストレージインターフェース】
2 x SATA 6Gb/s対応コネクタ
4 x SATA 3Gb/s対応コネクタ
  ※ 全てINTEL NATIVE
【USB】
USB 3.0/2.0対応 4ポート(2:バックパネル、2:内蔵USBヘッダに接続されたUSBポート)
USB 2.0/1.1対応 10ポート(6:バックパネル, 4:内蔵USBヘッダに接続されたUSBポート)

バックパネルコネクタ
バックパネルコネクタ

---------------
1 x PS/2用キーボード/マウスポート
1 x D-Subポート
1 x DVI-Dポート
1 x HDMIポート
2 x USB 3.0/2.0ポート
6 x USB 2.0/1.1ポート
1 x RJ-45ポート
1 x 光デジタルS/PDIF出力用コネクタ
5 x オーディオジャック
---------------
個人的に嬉しいのがPS/2用キーボード&マウスポートが用意されているという事。
レガシーなキーボードを変換ケーブルなど使わなくても使うことが出来ます。
(スリープ復旧に失敗する危険性はありますが。。)

その代わりに、USBポートが若干少なくなっていますが、
トレードオフだと考えれば我慢のしどころだと思います。



マザーボード上のオンボードチップ及び機能、コネクター類についてご説明したいと思います。

                  ==オンボードチップ&コネクター類解説==
SATAコネクタ
SATAコネクタ

左からINTEL Z77チップNATIVEのSATA2 * 4ポートにSATA3 *2 ポート。
ATXマザーボードだと、AsmediaあたりのSATA3.0が2ポートくらい余計に付いてくるところですが、
M-ATXケースなのでそこまでの拡張性はありません。

個人的には、サードパーティSATAコネクタは、
不具合や性能面を見ても使いたくないので、
あっても無くてもどちらでも良いと思いますし、
M-ATXケースに搭載する場合、そこまでのHDDを搭載するのは稀。
廃熱処理の観点から考えても、現状の拡張性で特に問題は無いと思います。


               ■■■ VIA VT2021 7.1ch HDオーディオ ■■■
VIA VT2012 7.1ch HDオーディオ
VIA VT2012 7.1ch HDオーディオ

VIA最新最高スペックのオーディオチップ VT2021が搭載されています。
Realtek社の最新オーディオチップALC898も110dBなので同等性能です。

VIA公式で調べてみると、
・ SNR 110dB
・ Blu-ray DVD用コンテンツ保護
・ アコースティック エコー キャンセル(AEC)
・ ビーム フォーミング(BF)
・ ノイズ サプレッション(NS)
・ 10チャンネル
と書かれていました。
ギガバイト公式には7.1ch対応までと書かれているので、
間違いが無ければカスタム品になるのでしょうか。

ただ、いままでの定番オーディオチップであった
ALC892に比べ格段に性能は向上しており、
聴感レベルでサーノイズが1/20程度に減少しているらしいです。


               ■■■ Atheros GbE LANチップ(10/100/1000 Mbit) ■■■
Qualcomm Atheros AR8151
Qualcomm Atheros AR8151


「Qualcomm Atheros AR8151」が搭載されています。
AR8151は、PC用の超低消費電力のPCIeギガビット·イーサネット·コントローラで、
世界最小の消費電力を達成しているチップセットとのことです。

今作のギガバイト社マザーは低消費電力がウリとのことですが、
このチップセットの低消費電力性能がよほどいいんじゃないかな。

個人的には、INTEL 82579が搭載されている方が100倍は嬉しいですが。。w

独自機能
独自機能

GIGABYTE独自機能の中でも、
個人的に気になる機能をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

               ■■■ Ultra Durable™ 4 Classic ■■■
Ultra Durable™ 4 Classic
Ultra Durable™ 4 Classic


Ultra Durable™ 4 Classicは、Ultra Durable 3を発展させたGIGABYTE独自の高信頼性、
高耐久技術のことです。

ライバル企業であるASUSやMSIなどでも、
切り口は違えどよく似た高信頼性技術が搭載されていますが、
今回のUltra Durable™ 4 Classicは、他社とは一線を画す、
独創的な技術が施されています。

① 防湿
日本の本当に多湿地域ではかなり有り難いかも?
PCB基盤ってモノにもよりますが、安物は"紙"で出来ているんですよね(所謂コンポジット基盤)。
本製品が使われているかどうかは分かりませんが、マザーボードの土台である基盤を、
湿気から守るということは、システム全体の安定性に寄与することは間違いありません。

② 防静電
全てのギガバイトUltra Durable™ 4 Classicマザーボードは、従来のICに比べて静電気放電に対する抵抗が約3倍強い高品質ICマイクロチップが搭載されているということです。

メモリーとかの交換で、ビリッとやりづらいってことなのかな?

③ 防電断
突然停電したときに起きるBIOSのクラッシュから、Dual UEFIがPCを守ってくれるのと、
サージが流れてきたときも耐性のあるICチップがPCを守ってくれるそうです。
個人的にはPSUがあるので、なくてもいいかもw

④ 防熱
基板全体に載せられた固体コンデンサは、温度を下げる働きをすると共に、更に高温時でも最大のパフォーマンスを発揮するよう促すようです。低RDS(on) MOSFETもかなり高性能なものが入っているらしく、低発熱稼働するとのこと。もしかして、ルネサスのMOSFETなのかな?

さらには定番の2オンス銅箔層PCB。
どんどん信頼性と耐久性を高めていくGIGABYTE社。
オーバークロックについても高い信頼性を有しているのは当然のことですね。

               ■■■ Easy Tune 6 ■■■
Easy Tune 6
Easy Tune 6


GIGABYTE謹製ユーティリティツール「Easy Tunes 6」は、
CPU情報やメモリ情報、CPU OCツール、GPU OCツール、
ファン回転数制御、ハードウェアモニタなどの機能が一つにまとまったソフトで、
ファンの回転数制御なんかは比較的お世話になるかもしれないツールです。

OCツールを適当に弄ってみたのですが、
■ Quick Boost:OC設定があらかじめセットされている ←初心者、初級者向け
■ Easy     :FSBを1MHz刻みで調整可能(電圧設定はできない) ←中級者向け
■ Advance  : FSB、メモリクロック、電圧が調整可能  ←上級者向け
という感じで使用者のレベルに応じて、OC設定を弄れるようです。

個人的にはUEFI BIOSでしっかり弄りたい派なので、
使わないのですが初心者の方は恐らく有り難い機能だとは思います。


               ■■■ GIGABYTE 3D Power ■■■
CPUとメモリへの電源供給、特に電圧、フェーズ、周波数に対してをデジタルPWMを通すことによって、
マザーボード主要部分への給電することにより、安定したオーバークロックを実現し、すばやく最高値へと導く機能です。

3D BIOS/Dual UEFI
3D BIOS/Dual UEFI

3DBIOS
3DBIOS


ユーザーインターフェースにおいて重要なのは、
見た目でその部位はどのような機能があるのか判断できるかどうかという事が挙げられます。

いままで、BIOSのような言ってしまえば、
マニアック(専門的)な領域は、初心者や一見さんお断りと言った雰囲気を持っていて、
私もPC自作し始めた頃は、英語ばっかり訳の分からない文字ばっかり、
なんか触ったら挙動が不安定になる・・・といった最も触りたくないところでした。

しかし、3D BIOSはマザーボードの絵に機能説明を載せることにより、
いままで取っつきがたいマニアックな世界を、
お茶の間に・・・、とはいえませんが、PC自作を始めたばかりの人からでも、
簡単にアクセスできる門を開けることに成功したと言って良いと思います。

さすがに、複雑な処理を行う際には、
3DBIOSでは力不足だと思うところがありますが、
そういったときには、より専門的なDual UEFIモードに切り替えればいいと思います。

こういった簡便なUEFI BIOSは他社にも存在しますが、
本当の意味でPC自作の初心者ユーザーを考えた設計はギガバイト社が初めてではないでしょうか。

アドバンス・モード
アドバンス・モード

PC自作初心者には3D BIOSが良いと思いますが、
長らくAMI BIOSやAWARD BIOSを触られてきた猛者には、
自分の設定したい項目まで行き着くのに手間と時間が掛かってしまいます。

そういったときには、以前のBIOS画面とほぼ同じ操作性を有した
アドバンス・モードで設定を行うことが出来ます。

スマートフォンのような直感的な操作性は勿論重要ですが、
レガシーだからこそ専門的に深く、
そして素早く操作できるGUIを残すというのは大事な事だと思います。
特に、UEFI BIOSを触るような人間っていうのは、
もとより専門的な知識を持ち合わせている場合が多いのですから。

PC構成
PC構成

【OS】Windows7 Ultimate 64bit
【CPU】INTEL Corei7 3770K
【CPU cooler】CNPS9900 MAX RED LED
【MB】GA-Z77MX-D3H
【RAM】PSD34G1600KH
【SSD】Patriot Wildfire 120GB
【GPU】XFX HD-587X-ZNFC
【CASE】Corsair Carbide 300R
【PSU】Corsair AX850

ベンチマーク
ベンチマーク

上記PC構成にてオーバークロックをしつつ、
第二世代Corei7 2600Kとのガチンコバトルベンチマークをしてみました。

CINEBENCH R11.5-CPU SCORE
CINEBENCH R11.5-CPU SCORE

CINEBENCH R11.5-GPUSCORE
CINEBENCH R11.5-GPUSCORE


CINEBENCHにおいては、やはりIvy Bridgeが優勢でしたが、
誤差レベルとも言えるほど拮抗した結果に。。。
Sandy Bridgeに速いメモリを付けるだけで逆転してしまうでしょうね。

GPU性能はHD3000の2倍性能と謳っていただけあり、
しっかり差がついています。

スーパーπ
スーパーπ


スーパーπでは殆ど差が出ませんでした。
まあ、メモリのレイテンシを競うようなベンチマークですし、
CPU性能も殆ど差がありませんからね。妥当なところだと思います。


Final Fantasy XI - Benchmark
Final Fantasy XI - Benchmark

このグラフはIvy Bridgeだけですが、HD4000の性能を調べる為に、
外付けGPUを取り外してファイナルファンタジー11のベンチマークをとってみました。

およそ、10年前はこのスコアをとるのに30万円近く注ぎ込まないと駄目だったのに、
GPU無しでこの性能・・・。技術の進歩を感じます。

LOWでは4.5GHzまで順調にスコアを伸ばしていますが、
HIGHでは頭打ちになっています。
さすがにHIGHでは、GPU性能が足りないようですね。

Lucid Universal MVP
Lucid Universal MVP

Lucid Universal MVPのi-Modeとd-Modeそれぞれの評価を
各種グラフィックベンチマークソフトやゲームを使って行ってみました。

               ■■■ ストリートファイターIV ベンチマーク ■■■


ベンチマークスコア
ベンチマークスコア


------------
アンチエイリアス:8x
フルスクリーン:1280x1024
垂直同期:ON
フレームレート:可変
テクスチャ:16x
モデル品質:高
背景の品質:高
ソフトシャドウ:最高
セルフシャドウ:高
モーションブラー:高
パーティクル品質:高

------------
ちょっと面白い結果になりましたので頑張って動画編集してYoutubeにアップしてみました。
Lucid Universal MVPを効かせたd-modeが一番スコアがよく、
次いでLucid MVPを効かせたi-modeが優秀なスコアとなりました。
外付けGPUとのスコア差が2倍以上となっており非常に素晴らしい結果です。

2000以上のスコア差があり、ベンチマーク上でのキャラクターの動きも、
動画で比較してみると、かなりの差が見て取れます。

ストリートファイターIIターボ・・・どころの話じゃ無いですね。笑



               ■■■ 3DMARK Vantage ■■■
3DMARK Vantage Scoreグラフ
3DMARK Vantage Scoreグラフ


有名ベンチマークソフトなだけあり、Lucidもしっかり調整してきたと思わせる
ベンチマーク結果がでてきました。
d-mode onとi-mode onのスコアがほぼ同じになっています。
外付けGPU単体に比べスコアが2000ほど高く、
このベンチマークも優秀な結果になっていると思って良いでしょう。

               ■■■ Battlefield 3 ■■■
Battlefield3
Battlefield3

設定:1024x768 - 最高

個人的には最もFPSを改善したかったゲームタイトル「Battlefield 3」。
残念ながら、Lucid Universal MVPによるFPSの改善効果は見られませんでした。
外付けGPU単体で動作した場合が、
もっともFPSが高いという結果になってしましました。


ひとまず、3つのソフトウェアを用いて性能計測を行いましたが、
どうやらLucid Universal MVPは、まだまだ未完成というべきか、
もしかすれば実アプリケーションに対する最適化がまだまだ進んでいない可能性があります。

海外サイトを見ていても同様の結果が出ており、
今後の最適化&Version UPが望まれます。

消費電力
消費電力

Lucid Universal MVPの有る無しにおけるPCの消費電力測定を行ってみました。
本当はOCCTなどで計測したかったのですが、
Lucid MVPが正しく動作するか微妙だったので、
3DMARK Vantage動作時の最大消費電力をLoad時に電力として、
グラフをまとめてあります。

消費電力測定結果
消費電力測定結果


結果からいえば、D-mode、I-modeいずれにしろ、
Lucid universal MVPを効かせた状態では消費電力に大きな違いはありませんでした。

I-mode offの状態は、さすがに最大消費電力はかなり下がっており、
通常利用においてはI-mode offで使い、
ここ一番というときにI-mode onにするのが良いかもしれません。

ただし、気をつけなければいけないのが、
HD4000のドライバーと外付けGPUのドライバーを入れて、
I-modeで起動すると以下の画面が起動時に表示されます。
起動時にこんな表示が。。。
起動時にこんな表示が。。。


地味にイラッとくるので、
嫌な人はD-mode接続の方が良いかもしれません。

総評
総評


久しぶりにギガバイト社のマザーボードを触る事になったわけですが、
Ultra Durable 4 Classicや3D BIOSなど、様々なところで扱いやすくなったと感じました。
マザーボードの消費電力も大変少なく、起動速度も速い為、
拡張性に対し問題がなければメインPC用マザーボードとして、
十分使用に耐える製品だと感じました。

オーバークロックに対しても、
アドバンスモードが旧来のBIOSと同様の操作性で扱いやすいと感じたのと、
ボタン一つでOCに挑戦できるEasy Tune 6が準備されているなど、
上級者から初心者まで満足の出来る操作性を有しています。

唯一残念だったのは、Lucid Universal MVPの性能測定結果で、
ベンチマークの結果は良いものの、ゲームにおいては有用性は低いと言わざるおえません。

しかしながら、この製品だけの問題では無いので、
ここでぐちぐち言ってもしょうがないでしょう。

市場価格\13,000の製品としては、
とんでもなく多機能で耐久性のある製品だと言えます。
大変お得な製品だと言い切れます。

安定性については、一、二週間の使用で図れるモノでは無いので、
現時点での発言は差し控えさせて頂きたいと思いますが、
ここまで検証してきた中で本製品・・・、
とても素晴らしい一品だと私は思うのです。



以上、
長文駄文にここまでお付き合いくださった皆様、
並びに、Zigsow&CFD、GIGABYTE関係者様方、
誠にありがとうございました。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

コメント (4)

  • nobooksさん

    2012/05/29

    きっちょーさんのレビューはいつも美しくて素晴らしいです!
    Lucid Virtu MVPの結果楽しみにしてます・・・・それにしてもMBのレビューはハードル高いなー!
  • きっちょむさん

    2012/05/29

    >>nobooksさん

    いあいあ、とんでもないです。
    nobooksさんのレビューも美しいレイアウト、、
    特にタイトルロゴなんかは毎回気合い入ってて、
    自分もちゃんとしないとなーって思ってます^^;

    >それにしてもMBのレビューはハードル高いなー!
    パソコンパーツ、特にMBはやることが多いので、
    レビュー一つ書くのも大変ですw
  • ぽんぽんぽんさん

    2012/06/01

    レビューお疲れ様でした。

    VirtuMVPはこのまま安定性など良くなって行けば面白そうな技術ですね。
    処理するのにバッファなどで遅延でるのか気になります。

    最近いいレビュー書かれる方は動画を効果的に使われる事が増えたようで
    どんどん差が付いちゃいます。
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