レビューメディア「ジグソー」

ハードウェアとしては、以前の物より使い易いと思う。

この度は、GIGABYTE 板祭Returns Vol.03 GA-Z77MX-D3Hのレビューアーに選出して頂き、誠に有難うございます。

製品を御提供頂きました日本ギガバイト様、並びにZigsow運営様に、この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

ってことで、早速GA-Z77MX-D3Hのレビューと行きましょう。

先ず初めに、パッケージ内容やら同梱物については、製品情報や、他の方の詳しいレビューを参照して頂くことにして、実際に手に取った感想や、使ってみて気付いた点を、レビューしていこうと思います。

製品情報はこちら
http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4145#ov
製品到着時
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パッケージ
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同梱物
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同梱物は、マニュアル、ドライバDVD、インスレーションガイド、IOパネル、SATAケーブル4本、SLIブリッジと必要十分です。

これに加えて、ノベルティだと思われるストラップとマウスパッド、小冊子が入っておりました。

恐らく、市販品には入っていないと思いますので、紹介だけにしておきます。

本製品は、日本ギガバイト様からのレビュー用の製品ですので、パッケージには、販売代理店の保障シールは貼られておりませんが、店頭販売品には、代理店の保障シールが貼られている物と思います。


ということで、先ず、製品を取り出してみて、気付いた点ですが、この製品は廉価モデルとなっており、青い基盤が使われております。

UD3(ミドルレンジ)以上の製品では、黒い基盤を用いるのが、最近のGIGABYTEマザーボードだと勝手に認識しております。

また、最近では中国での生産がメインのようですが、ハイエンド製品は、基盤の汚れも殆どなく、ボード裏面も綺麗ですが、本製品は、廉価モデルである為か、ボード裏面は、結構汚く、指紋や油のような物が付着しております。

色んなメーカーの製品を使っておりますので、他社製品と比較しても、廉価モデルの製品はこんな物かな?といったところですねえ。
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IMGP0834.JPG
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たぶんソケットの金物部分のは、私の指紋だと思います。

板を眺めていて、今まで使っていたGIGABYTEマザーと違う点ですが、先ず、CPUファンのヘッダの位置がCPUソケットの下側になっているようで、使用するクーラーによっては、非常に接続しにくく、余った配線が、ケースの背面ファンと干渉することも考えられ、これは、今までの殆どのマザーで採用していた、CPUソケットの上側にあった方が良いと思われます。
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後は、フロントパネルオーディオのヘッダの位置が、今までの拡張スロット上部から、一番下の左端に移されており、今までの拡張カード下を通して接続する煩わしさが無くなりました。
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また、これまでは、廉価モデルでは、SATAは盤上から垂直に挿しこむように設置されていた物が、上位モデルと同じく、板に水平に挿し込むように配置され、CFXやSLI時に、SATAポートが一部使えなくなることが無くなりました。
IMGP0836.JPG
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特に気になった点は以上かな?

細かい部分では、CMOSクリアのヘッダの位置も、電池付近からフロントパネル用ヘッダの近くに配置され、使い易くはなったものの、ちょっと分かり辛いと感じました。

廉価マザーとはいえ、Z77チップセット搭載なんで、CMOSクリアだけでもボタンを設置して欲しかった。

廃棄したケースの電源スイッチでも挿しとけばいいんですけどね。

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、早速、組んでみました。

今回の構成。

M/B:GIGABYTE GA-Z77MX-D3H(本製品)
CPU:Intel Core i7 3770K
MEM:A DATA AX3U 1600GC4G9-2G
SSD:Intel X25M 80GB
VGA:Sapphire HD6850、玄人志向 HD7770、Zotac GTX560Ti
以下省略。

先ず、BIOSですが、今回からUEFI採用で、新しさを感じさせます。
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ASUSのものと比べても、グラフィカルで新しさを感じさせます。
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メニューは従来のBIOSと相違なく、使い勝手は悪くないと思います。

ただ、3Dモードはどうだろう?
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これは、他社製品の簡易モードを分かり易くしたような物と認識して差し支えないかな?

ただ、アドバンスドモードでは気にならなかったマウスのポインタの動きが少しカクカクして使い辛いです。

マウスを換えてまで検証しておりませんので悪しからず。

個人的には3Dモードは必要ないと思われます。

そういえば、今まではPhoenixだったのがAMIに替ってるんですねえ。

大きく変わった点としては、今までのGIGABYTEマザーではファンコントロールモードにVoltageコントロールがあったので、3ピンのファンでも大雑把に制御できていて、爆音ファンを低速で回すことができたのにPWMのみの制御となり、3ピンのファンは制御できなくなってしまいました。

普段から爆音ファンを取り付けておいて、OC時にフル回転させるような使い方をする私には、ちょっと残念です。

とりあえず、OSをインストールして、ドライバ類もインストール。

軽くET6を起動してみたところ、従来の3段階のQuick Boost に加え、Auto Tuningなる物が追加されているではありませんか。
Easy Tune6-1.jpg
Easy Tune6-1.jpg



とりあえず、ポチっと押してみたところ、再起動して、クロックを上げて、ブルースクリーン、再起動して、微調整のような感じで、Tuningが完了しました。
Easy Tune6-Auto Tuning.jpg
Easy Tune6-Auto Tuning.jpg


付属ソフトの機能なんて、こんな物ですね。

先ずはHD7770を使って3DMark06とVantageを実行してみました。
3DMark06
3DM06 IGP
3DM06 IGP
3DM06 HD7770
3DM06 HD7770
Virtu d Mode
Virtu d Mode
Virtu i Mode
Virtu i Mode


3DMarkVantage
IGP
IGP
HD7770
HD7770
Virtu d Mode
Virtu d Mode

i Modeは起動不可

次にHD6850で
3DMark06
HD6850
HD6850
Virtu d Mode
Virtu d Mode
Virtu i Mode
Virtu i Mode


3DMarkVantage
HD6850
HD6850
Virtu d Mode
Virtu d Mode

i Modeは起動不可

続いてGTX560Ti

3DMark06
GTX560Ti
GTX560Ti

Virtu d Mode
Virtu d Mode

Virtu i Mode
Virtu i Mode




3DMarkVantage
GTX560Ti
GTX560Ti

Virtu d Mode
Virtu d Mode

Virtu i Mode
Virtu i Mode



どうもRadeonと3770Kだと、思った様に動いてくれない。
現在、データ取り中のGTX560Tiだと、d Modeはかなり効果が現れていますがi Modeでは、相変らずIGPと大差ないスコアとなりました。

色々と試してみましたが、Radeonの場合、VGAカードをプライマリにしないと、Virtuを有効にしてもIGPでしか動かず、思うように動いてくれませんでした。

設定の問題か?と思い、GTX560Tiに換えてみたのですが、こちらでは、オンボード端子でも、VGAカード側でも、似たようなスコアとなり、設定は問題ないように思えます。

ドライバの変更は試しておりませんので、その他を含め、後日調査しようと思います。

Ultra Durable4 Classicについてですが、実際に使ってみて、違いといった部分は感じられませんが、Dual UEFIによる安心感はありますね。

P67マザーでは、OC時の安定性が今一つで、BIOSが壊れる事がしばしばありましたが、セカンダリBIOSで修復されていましたから、ハードウェア的に破損しなければなんとかなるという安心感を提供してくれます。

防湿効果については、これから梅雨に入ってくると、少しは実感できるかもしれませんが、どうなんでしょうね?

水冷で運用してて、水をぶっかけてしまったとか、大量の水に効果があるのかは疑問ですが、湿気に強いという安心感は提供してくれていると思います。

エントリークラスのマザーボードにも日本製個体コンデンサを使っているのは、Ultra Durable3の頃から変わらずの長寿命を提供してくれると思います。

OC時の安定性については、それなりといったところでしょうか。

今のところ、このマザーでは、3770Kを4.5GHzで常用しておりますが、とりあえずは問題なく動いているようです。

欲を出して、VCoreの電圧を下げていくと、高負荷時にハングアップしてしまうことがありますね。

このマザーの場合、簡易OCなら、Auto設定が丁度良いといったところでしょう。

設定項目自体少ないですし、本格的に詰めていくには、少々物足りなさを感じます。

時間があれば、ドライアイスででも冷やしてみてのOC検証もしてみようと思います。

そうそう、HD7770がもう一枚入手出来たので、CFXでの検証も併せて追記していこうと思います。

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