今回はH8-Tinyでも一つグレードが上の3694F搭載マイコンを搭載したボードです。
3694Fは、トランジスタ技術誌2004年04月号でマイコンボード付録で採用されたこともあり、有名になりました。
本ボードは秋月で販売されるH8-Tiny搭載の小型ボードに3694Fを搭載した物で、トラ技のボードとはピンヘッダ配置等に互換はありません。
トラ技の付録で遊びつくし、実際に何かに採用しようというときは、本ボードを選択すると良いかもしれません。
3664が16MHzで動作するのに対し、3694は20MHzで動作するため、少しでも高速動作を要するのであれば、3694Fを採用することになると思います。
ただし、本ボードにはサブクリスタルが搭載されているため問題ない(なかった)はずですが、メインクロック20MHzだけでは1msのタイマが作れなかったと記憶しています。
記憶が正しければ、トラ技付録のボードにはサブクリスタルが搭載されていなかったため、1msのタイマが生成できず、おおよそ1msで動作させたような記憶があります。
書き換え電圧も単一で、20MHzの高速動作ですので、H8-Tinyでも使い勝手がよく性能も十分だと思います。
3664Nのように記憶領域は持ちませんが、設定等を必要としないのであれば問題ないでしょう。
マイコンの選択は、周辺に何をつなぐかで変わってきますので、一概に20MHzの高速動作が良いとはかぎりませんが、特に縛りがないのであれば、私としては高速動作のこちらを選択するでしょう。
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購入金額
1,700円
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購入日
不明
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購入場所
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