私がTRPGに初めて触れたのは、D&Dが良く分かる本でした。
その後、通称赤箱を友人と共同で購入して、一気にハマっていった事を思い出します。
ただ、エキスパンション、サプリメントともに高いので、簡単には買えないよねー。
と思っている所に、文庫版なルールブックが登場する訳です。
それが、ソードワールドRPG。
当時としては、能力値の決定方法やダメージの算出方法がちょっとユニークでしたね。
レーティング表は、すごくワクワクしました。
はい、その辺りの話は、一旦置いておいて。
この本に出会った経緯に移ります。
ドラゴンマガジン掲載のリプレイは第一回から読んでいました。
キャラクターシートの能力値のあの記入欄は、「新しい!」ってワクワクドキドキしました。
草彅琢仁さんのイラストのポップな柔らかさが、また、魅力的なんですよね。
ルールブックの天野喜孝さんの異世界感とは、また違った、異郷異界という幻想世界を感じさせる雰囲気を持ち合わせていたと記憶しています。
ソードワールドRPGの世界観を決定づけた名リプレイ
三部作のリプレイ「盗賊たちの狂詩曲」「モンスターたちの交響曲」「終わりなき即興曲」を通して、ソードワールドRPGの世界観って、大それた世界の危機を扱うものではないんだよ。
と、印象付けるに至ったように考えています。
三部作のパーティ名の冠が「スチャラカ」っていう時点で、お判り頂けるかと。
この辺りは、殺伐とした中世風で宣伝されていたD&Dやその派生だったロードス島戦記との差別化を図ったのかもしれません。(個人的な推察で根拠はないです)
シティアドベンチャーが多く、探索というよりは、個々のキャラクターがその性格などを活かしたり逆に突かれたりして、ドタバタしつつ、事件を解決している。
という流れがメインな印象。
モンスター=見敵必殺!
と言わない、プレイヤーの思考の柔軟さとGMの上手い対応で、同じ世界に存在している、とされたロードス島などよりも、牧歌的な色が濃いですね。
その後のリプレイシリーズも、結構その路線であったり。
ソードワールドアドヴェンチャーシリーズ(読者投稿のアイデアを元に紡がれる短編物語)も、やはり、この作品の影響が色濃いです。
ソードワールドRPGの最初のリプレイとして、この作品が有ったからこそ、大ヒットした。
と言っても過言では無いですね。
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購入金額
609円
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購入日
不明
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購入場所
とっぷりんさん
2016/10/12
ユズさんは色々アレです。
L2さん
2016/10/12
お嬢は、控えめなわがままっぷりが良いですよね。
ザボさんの戦闘をあんまり好まない感じのロールプレイは、柔らかくて好きでしたね。
ユズさんは、後のシリーズの女性ファイターの礎を作ったり作らなかったり…。