ウチには、ハードオフで300円で購入したというサターンのアナログスティックがあります。購入時は、「これでアフターバーナーⅡが遊べるぜ！」とか叫んでいたものですが、一度も使われることなく棚の飾りになっていました。

　　長年放置しすぎて、埃で汚れているというよりは、埃で塗装されているといってもいい状態になってしまっています。

　そんなアナログスティックを眺めていたら、唐突に思いついたことがありました。

「そうだフライトスティックを買おう！」

　と、いうわけでいらっしゃいましたMadCazt　Cyborg F.L.Y. 5さんです。

　こんにちわ。

　思ったより小さいパッケージ。

　こんな感じで、分割されて収まっていました。

　スティック部分。なんかメカニカルな感じですが、基本プラスティックなので軽いです。ただ、多少手荒に扱っても壊れることはなさそうな雰囲気ではあります。

　トリガーにボタン4つ、そしてPOVスティックが配置されているヘッド部分。なんだか無駄に雰囲気のあるデザインに仕上がっています。ちなみに、USBを接続すると青いLEDが光ります。部屋が暗いと、かなり眩しいレベルで光ります。

　スティックの根元とヘッドの部分にあるナットは、緩めると角度や高さなどが調整できます。なかなか行き届いた作りですね。

　そしてこちらは台座。

　スロットルレバー2本に、レバー前方にボタンふたつ。スティック側面にボタンが4つ配置されています。

　使用時は開きます。

　これで安定性抜群！　といいたいのですが、本体が軽いので使用中は結構動いてしまいます。この辺はゲームへののめり込み具合とのトレードオフ。冷静にゲームをプレイしていれば、グラグラさせずに済むはずです。

　スティックの角度調整用のレンチは台座の右側にオフセット。

　では、スティックと台座を接続します。スティックの位置を合わせてリングナットを回すだけで、簡単に接続できます。

　使用時ポジション。

　スロットルレバーが近いように見えますが、スティック横のボタンにも指が届きますので、いい位置だと思います。あと、台座が動かないように、左手で支えることも多かったので、この位置がベストなのかもしれません。

　　接続準備ができましたら、付属CDからドライバをインストールします。

　デフォルトで日本語に対応しているので、とてもわかりやすいですね。ボタンのセッティングはキーボードのキーにも対応しています。フライトゲー以外にも流用ができそうです。

　Cyborg F.L.Y. 5をPCに接続し、ドライバをインストールし、認識されていることを確認したら、さっそくゲームで使ってみます。

　まずは、事の発端となったアフターバーナーⅡ。エミュでプレイ。

　うん。ダメだった……。エミュの問題なのか、まともに操作できませんでした。これは早々に諦めます。

　次にスカイデストロイヤー。ファミコンですねー。

　意外と、これが実に快適。十字キーをスティックで代用しているだけなので、細かい操作をしているわけではないのですが、その分直感的（？）に操作できます。

　お次はＦ15ストライクイーグル。

　シンプル！　というか、まぁ、SFCのゲームですからね……。

　あまり快適というわけではありませんが、ちゃんと操作できました。一応、気分ｊはエースコンバットｗ　この後の空爆シーンで地面に突き刺さりまくったので、続行は断念しましたが……。

　お次はこちら。フライトスティック使うならコレでしょう。エースコンバット2。

　か、完璧？　いや、残念ながらそこまでは言えませんね。

　まぁ、それなりに使えます。快適ってほどではありませんが。ただ、コントローラ設定を間違えてしまったこともあって苦戦しました。やはり何度か水面に急降下する場面も……。

　次に、名作シリーズ。

　スターフォックス アサルト！

　とりあえずイイです。

　ただボタン設定が難しいですね。GCのコントローラと同じように操作するには研究が必要と感じました。とはいえ、スターフォックスですからね。それだけで楽しいです。

　最後に、最新ゲームからＭｉｃｒｏｓｏｆｔ FLIGHT。

　本来なら完璧というべきなんでしょうが……。

　もはや水面ダイブ以外のことができないｗ　まぁ、これは自分の腕の問題でしょうね。Cyborg F.L.Y. 5とゲームとの相性は間違いなくいいです。

　ほかにもフライトシミュレート系のゲームをいくつか試してみましたが、かなりイイ感じでした（写真は撮り忘れましたが）。

　空戦系のゲームは、やはりツボにはまりますね。先にも書きましたが、はまりすぎて台座がよく動きます。力加減が少々難しいと言っておけばいいですか？

　さて、思いつきで購入した「MadCazt　Cyborg F.L.Y. 5 Flight Stick」ですが、概ね良好な感触です。比較的安価な値段で、この雰囲気と性能が手に入るのはお得といえるでしょう。

　そして、こうなってくるとThrustmaster HOTAS Warthogが気になってきますねぇ。10倍の値段は、さすがに思いつきで買うのは辛い値段ですが。