レビューメディア「ジグソー」

不思議な魅力を持つ救急車

現在使用される救急車といえば、ハイエースやエルグランド等ワンボックス・ミニバンをベースにした車両が基本だが、これは中型乗用車であるクラウンをベースにした救急車で、メトロポリタン型といわれる独特のシルエットを持つ。

幸いFS45Vは実車が現存しているので検索すれば写真が出てくる。
フロントグリル~キャビン周りくらいしかクラウンと共通点がないんじゃないかと思うほど、ストレッチ・ハイルーフ、警告灯類など車体は作り直され、エンジンも当時トラックやバス等に搭載されていたものに変更されている。もはやクラウンのボンネットを持った別車両といった扱いで事実「FS45V救急車」という車名になっている。(余談だけど現在の救急車もハイエースやエルグランドのガワを持った別物)


FS45Vの後継となるFS55Vのノーマルトミカが子供の頃すごくお気に入りだったらしく、お気に入りすぎてボロボロにしてしまった。
そしてリアルに再現されたトミカリミテッドヴィンテージシリーズとしてこのメトロポリタン型救急車が出るとなればもう買うしかありません。

TLVとしては2種類のバージョンが登場したのだが、こちらの高崎消防署版はホワイトリボンタイヤに、シルバーのサイドライン、イエローの警告灯と日本の救急車というより海外の救急車に見える配色だ。

ストレッチされた車体は実車同様に長く、独特な存在感を持つ。特にキャビン上部のラインは美しささえ感じてしまい惚れ惚れしてしまう。
スケールが統一されたTLVシリーズで並べると、小型乗用車の1.5倍はある全長に低いシルエットの組み合わせは、純粋な長さではT2000等より短いのに長さが際立つ。

細かいマーキング類もさすがTLVといった感があり、プラ等に比べると大味になりがちなディティールをうまくカバーしている。なんとスリガラスのパターンまでプリントで表現されているのだ。

当然ドア開閉等のギミックは持たないディスプレイモデルだが、地震で落下しても破損が無い辺りはさすがトミカだ。写真でホコリがついているのしばらくディスプレイケースに入れず机上で眺めていたせい。


T2000の時にも描いたが、比較的手軽に楽しめるというのがTLVシリーズの魅力のひとつかもしれない。

お気に入りすぎて昔作った同人誌でコッソリ出したりした
お気に入りすぎて昔作った同人誌でコッソリ出したりした
  • 購入金額

    1,600円

  • 購入日

    2006年10月頃

  • 購入場所

26人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (3)

  • TakOnuさん

    2012/03/15

    まるで海外の救急車ですね。
    カッコいい。
  • 下小川さん

    2012/03/15

    海外のピックアップトラックベースの救急車思わせますよね~
    業務用なのに飾りラインが入ってる辺りがそそります。

    絵はほら、ミニカーの写真なぞっただk(おい

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