そのような儀式は、古くから万国にあり、
一般的には通過儀礼と呼ばれる。
元服あり、バンジージャンプあり、秘跡あり、
形は変われど脈々と受け継がれている。
現在は日本では、地方自治体が地域の20歳を迎える人々を
公民館などに集めて演説をしたり、若者が暴れる行事として有名である。
そんな中、弓道人にとっての成人式が存在する。
それは新成人記念大会である。
これは、年に一度京都の三十三間堂で行われる遠的競射の大会である。
三十三間堂といえば、通し矢が有名だ。
それは、121mある廊下の端から端に存在する的を目掛けて矢を放つのだ。
当然結構低い天井があるので、梁にも矢がいっぱい刺さったとか刺さってないとか。
最高記録は、
貞享3年4月27日の13,053射8,133中の和佐大八郎の記録とのこと。
残念ながら現在、行われているのは60mの距離にある的を狙う遠的ですが。
さて、前置きが長くなったが今回の品は、その会場で購入したものである。
ずばり、矢である。羽は鷲の羽でできている。
多少加工がしてあり、羽がうねっている。
なお、箆(棒の部分)はアルミ製である。
竹もかっこいいが、いろいろ模様が書けるのはアルミだからこそ。
また、やじりはこんな感じになっている。
こんな丸くては地面に刺さらなくない?そう思っている方もいるでしょう。
その勘は正しいです!
これは練習用の矢で巻藁矢といいます。
このように藁を束ねた的があるんです。これならこういう矢でも刺さります。
ちなみに、おまけのような感じでシールが張ってありました。
結構かっこいいので気に入っています。
しかし、その内、祝 成人 とか言えない歳になったら、
剥がさないとな・・・・・・。
-
購入金額
7,000円
-
購入日
2009年01月09日
-
購入場所
三十三間堂
CLWさん
2012/03/11
素人的には、重さがどれくらいあるのか、少し気になります。
弓道の記事を読みながら思い出したのは36年~40年前に田舎でサトウキビの花の芯を矢にして青竹や古い竹刀をばらした竹で作った弓を使って遊んでいた事でした。(^^ゞ
TakOnuさん
2012/03/11
最近は、加工技術が進歩して実は、重さは竹とそんなに変わらんのです。
この矢は30gほどでした。竹でもそのくらいの重さになっちゃいます。
ただ、これは"準備体操用"で
2m程しか離れていないところを射るものなので、重さはあんまり関係ないんです。
本当は竹のほうがいいのかもしれないですが、高いですし手入れも大変で……。
なので、普通の矢も私は黒鷲の羽+アルミです(笑)
ようはまだ、竹矢のよさがわからないんです。
弓は、竹弓のほうが、グラスファイバーなどに比べて圧倒的に良いのですが。
>思い出したのは
良いですね。そういうの。私の生まれたころは、
そういうのが許される環境じゃなかったですね。
精々、枯れ枝を集めて秘密基地を作ったぐらいの思い出しかありません。
それも、掃除のおばさんかなんかにすぐに壊されてしまいましたよ。