もし、太平洋戦争で日本がアメリカに先制攻撃されたら?という小説です。アメリカは、史実で日本が行った真珠湾攻撃の真逆を日本に対して行い、なんと一巻の前半で日本の戦艦の半分近くが撃滅されます。
すり減らされた戦力で米英を跳ね除け、南方資源地帯を確保できるか、というのが「遠き曙光」の内容。米英との決着は続編「海の牙城」へと持ち越されます。
開戦と同時に多くの戦力を失う、というのは、同じ作者の「修羅の波濤」でもある設定ですが、「遠き曙光」では、航空機の優勢を開戦と同時に示したアメリカが、大艦巨砲主義を捨てられず、対して日本は戦艦群が壊滅したために必然的に航空主兵主義と移っていきます。史実でのアメリカと日本が入れ替わった形とっているので、読んでいて面白いです。
普通の仮想戦記に飽きた方にもお勧めできると思います。
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購入金額
500円
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購入日
2012年01月19日
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購入場所
ヤフーオークション
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