レビューメディア「ジグソー」

ノクチュア、なかなか優秀です!

オーストリアのNOCTUA(ノクチュア)というメーカーの90mmファンを2機搭載したサイドフローCPUクーラー。

数年前から気になっていた商品だったので、今回板祭PCのために購入してみました。


このケースはMicroATXの割りには大柄なのですが、
裏配線エリアを確保するためなのか、ケース内の横幅が狭いです。
最近のサイドフローCPUクーラーは高さが160mm程度のモノがほとんど。
このケースでは、サイドパネルに干渉する可能性が大。

NOCTUAには120mmファンを搭載したモデルもあるのですが、
ケース制限から90mmファンを搭載したこのモデルを選択。

【商品仕様】(【メーカーサイト:商品詳細(英文)】
 対応ソケット:LGA1366, LGA1156, LGA1155, LGA775, AM2, AM2+, AM3, AM3+, FM1
 サイズ:H125 x W95 x D70 mm(ヒートシンクのみ)
 重量:460g (ヒートシンクのみ)
 ファン:Noctua NF-B9(92x92x25mm)×2基
 ファン仕様
  (標準):1600rpm(ノイズ:17.6dB エアフロー64.3 m3/h)
  (LNA ローノイズアダプタ使用時):1300rpm(ノイズ:13.1dB エアフロー52.6 m3/h ) 
  (ULNA ウルトラローノイズアダプタ使用時):1000rpm(ノイズ:7.9dB エアフロー41.1 m3/h)

【パッケージ・付属品など】
パッケージ
パッケージ

付属品 盛りだくさんです
付属品 盛りだくさんです

ケーブル・サーマルグリスなど
ケーブル・サーマルグリスなど

 ・AMD用リテンション
 ・INTEL用リテンション
 ・専用L字ドライバ
 ・サーマルグリス(NOCTUA NT-H1)
 ・ケーブル各種
  青ケーブル:ULNAアダプタ
  黒ケーブル:LNAアダプタ
  ファン電源分岐ケーブル
 ・マニュアル(英語、日本語マニュアルはありません)
 ・NOCTUAエンブレム

【リテンションについて】
 ・INTEL用のリテンション
  LGA2011には対応していないです。
  別売りのリテンションキットを購入すれば取り付け可能。
 ・AMD用のリテンション
  マザーボードのリテンション位置にもよりますが、板祭PCのGA-A75M-UD2Hでは、
  ケース下→上方向へのエアフローでしか取り付けできません。
  今回は「Noctua NM-A90」という別売キット(680円)を同時に購入して、
  ケース前→後方向へのエアフローを作ってみます。
  INTELの場合は、標準キットで向きの変更が可能です。


【ファン】

単体でも販売されている「Noctua NF-B9」というファンです。
フレームがクリーム色、ブレードは茶色。
日本のトレンドとは程遠い配色です。
性能云々というよりもデザインで好みが分かれるかもです。


ファンブレードにV字の切り欠きが刻まれています。
これにより、静音性と安定性を確保しているということです。


【ヒートシンク】
上 4本のヒートパイプは銅製
上 4本のヒートパイプは銅製

フィンはアルミ 端の方にファン防振用の白いゴムが付いています
フィンはアルミ 端の方にファン防振用の白いゴムが付いています

CPU接地部分 銅製
CPU接地部分 銅製



【セッティング】

メモリーとはギリで接触していないです
メモリーとはギリで接触していないです



【性能比較】
 換装前の「サイズ SHURIKEN Rev B」との比較と
 「定格(2.9GHz)」と「オーバークロック(3.5GHz)」での温度比較をやってみました。
 また、NH-U9Bはローノイズアダプターは使用していない状態です。

 手順としては、OCCTを1時間実行後、「HWMonitor」でCPU温度を確認しました。
サイズ SHURIKEN Rev B(定格)
サイズ SHURIKEN Rev B(定格)

サイズ SHURIKEN Rev B(OC)
サイズ SHURIKEN Rev B(OC)

Noctua NH_U9B SE2(定格)
Noctua NH_U9B SE2(定格)

Noctua NH_U9B SE2(OC)
Noctua NH_U9B SE2(OC)


温度比較
温度比較

CPU温度は-15℃以上の低下が確認できました。
A8-3850(AMD)の温度センサーの問題なのか最低温度が0度とか表示されます。
なので、相対的な温度変化として見て頂ければと思います。

自室には冷暖房が完備されていないので、
夏場にどれほどの性能になるかは、真夏に再度検証してみたいと思います。


【総評】
 +性能は申し分なし。
 +付属品も充実している。
 +リテンションキットを購入する必要はありますが、新リテンションにもすばやく対応している。
 +小さいケースにサイドフローを付けたい場合は、オススメできる機種。

 −入手ルートが限定される。それゆえに値下げされることがない。
  私が確認した限りでは、オリオスペック、ワンズ、クレバリーで販売されていました。
 −AMDの場合、ヒートシンクの向きを別売キットがないとできない。
 −値段がちょっと高め。
  • 購入金額

    6,480円

  • 購入日

    2012年02月02日

  • 購入場所

    オリオスペック

コメント (8)

  • Manyaさん

    2012/02/13

    -15℃はすごいですね!
    これだけ効果があると、変更したかいがあるってもんですね^^
  • kazさん

    2012/02/13

    で、でかい!

    凄まじい威圧感ですね。(^^;
  • kenkenkenさん

    2012/02/14

    Manyaさん、コメントありがとうございます〜

    ハイスペックなPCじゃないのでオーバースペックなクーラーですが、
    これだけの効果が出たので大満足です!
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