転居時にメインPCを引っ越し業者が移送したら、起動できなくなってしまった。BIOSに入る前、POSTのドライヴの認識のあたりでフリーズする状態。ときどき思いだしたように立ち上がることもあるのだが、一旦電源切ると再現性はなく、設定と言うより物理的な問題の可能性が大きい。
引っ越し荷物に楽器やPCなど壊れやすいものも多いので、スマホを用いた遠隔下見の時も、当日も重ねて「これがPCだ」と明確に伝えてあって、「PCの梱包はウチ(引っ越し業者)がやります」と豪語したにもかかわらず、大型の段ボールに「ポン」と入れただけで運ばれたせいなのか、どうやら接触不良かドライヴの物理障害かが起きているみたい。
そのトラブル時に、色々と検証して可能性を潰していく過程で使用したSATAケーブル。
Ainexのラッチ付 シリアルATAラウンドケーブルの70cmモノ、SATR-3107BK。
特徴としては、
・ラウンドタイプのソフトケーブルで、取り回しやすい
・ラッチ付でケーブルをしっかり固定できる(なお、Ainexの同シリーズにはラッチなしもある)
・ストレートタイプ(同社の同シリーズには片下L型もある)
・識別用タグシール付属
という感じ。
ラッチ付きの両端ストレート。ケーブルが細くて柔らかく、取り回ししやすい。
検証過程で、ケーブルの断線やコネクタ部分の接触不良の確認をするために購入(ケース底面に設置される3.5インチドライヴ用トレーに繋がる、ケース作り付けのSATAケーブルが不良だったことも考慮して、ケース底から中央あたりのM/BのSATA端子まで届くような長さで、こちらが思うルートでケーブルの取り回しが出来るようにしたかったため、長めの70cmを手配)。
Amazonなど通販で購入すればもっと安く買えたが、週末中に原因究明したかったので、手近な店で即日購入。
で、たしかに売り文句通り、取り回ししやすい。元々のM/B付属のきしめん状ケーブルに比べて、ヘンなクセがなく、少しひねるような配線をしても、きちんと「ついて」来る。
M/Bの仕様上ラッチ付き対応なので、「抜けたら困る」ドライヴの接続はラッチ付きが望ましいし、ケースの内部構造上、ストレートタイプの方が良かったのでその仕様を選択したのだが、思いのほか良かったのが、ラウンドタイプソフトケーブルの取り回しのしやすさ。
クセが強くないので、どんなスキマやケースの端にも沿わせられるし、細いのでまとめるのも楽。
メインPCに使っているケース、CORSAIR Carbide Air 540
なので、向かって右側チャンバーが巨大な裏配線スペースになっていて、そこに押し込んでしまえば表からは見えない。そのため、いままでは電源ユニットに接続する電源ラインを少なくしようと、このケースの一般的な位置に「ない」クローズドベイの電源線を結構ヘンな位置から取ったり(上部にある光学ドライヴ電源と、ケース内側後方にくくりつけた電飾用追加基板へ行く電源からそれぞれ枝分かれ)、ケース底面にある3.5インチドライブトレーからの作り付け信号・電源線も無造作に直線的に接続してしまったりしていて、見えない右側チャンバー内の配線はぐちゃぐちゃだった。
それが今回徒になって、原因究明の「ノイズ」となるので、余分な電飾コントロール部分や増設カードを外したり、どの配線が怪しいのか総当たりで各ドライヴの接続を外したりして検証したりする際に、接続状況がわかりづらくて大変だった。
特にAir 540のケース底面の3.5インチトレイの配線は作り付けなので、その部分の断線・接触不良確認をするには、HDDを「トレーに半挿し」して作り付けケーブルをバイパスさせる必要があり、硬いケーブルだとHDDが定位置に収まらない(ケースからはみ出る)。それがこのケーブル、「直角曲げ」なども軽々なので、どのような配線も出来る。
検証を進めた結果、どうやらSATAケーブルが問題である確率はほぼ消滅したが、このケーブル、M/B付属の硬いきしめんケーブルに比べて、細くて柔らかくて「美しく配線する」ためには非常に使いやすいので、原因究明後もそのまま使おうと思っている。
細くて取り回ししやすいので整理もしやすいが、識別タグもあるので整頓もしやすい。
【仕様】
・SATA Revision 3.0規格対応
・SATA 1.5Gb/s、3Gb/s、6Gb/s対応
・ストレートコネクタ
・コネクタ形状:ラッチ付7ピンメス - ラッチ付7ピンメス
・カラー:ブラック
・ケーブル長:70cm
ケーブルの細さと、クセのなさで取り回し抜群
細く、クセのないケーブルで、取り回しが良く、配線を隠すのもやりやすい。
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購入金額
1,320円
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購入日
2025年02月08日
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購入場所
PC DEPOT
れいんさん
02/11
信用ならぬ!
cybercatさん
02/11