所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。子供番組にはときどきとんでもないのが現れることがあります。そんなシュールな番組を彩ったオシャレサイケな?歌をご紹介します。
“ウゴウゴ・ルーガ”、いまも一部で熱狂的なファンをもつ?サイケパンクな子供番組。中で流されていた童謡??はここ
でも触れたが、コイツはテーマソング。正確に言うと姉妹番組?“ウゴウゴ・ルーガ2号”のオープニングテーマ。
どういう意図でピチカート・ファイヴというファンキィポップなグループに白羽の矢が立ったのかは判らん。朝7時台の子供番組らしい?時間帯だった元祖“ウゴウゴ・ルーガ”に対して、“ウゴウゴ・ルーガ2号”が夜7時からの放送だったからかもしれないw(採用されたオープニングテーマは「東京は夜の七時」)。
で、ピチカート・ファイヴ。メンバー変遷しながら15年ほど活動したファンキーポップグループ。でもファンキー<ポップの立ち位置(少なくとcybercatが聴いてた中期は)。この時のメンツはリーダーでベース担当の小西康陽、この作品の数年前から最終期までピチカート・ファイヴの「顔」であったボーカリストの野宮真貴、オリジナルメンバーだがこの作品あたりで脱退することになるギターの高浪敬太郎。そんなクロスポイントに立つ本作は、オシャレで都会的な歌と、言葉遊びのような歌、番組声優も参加するコント?もあったりして結構カオス。
「東京は夜の七時」。くだんのオープニング曲だが非常に粋でポップ。このアルバムヴァージョンは♪トーキョーは夜の七時♪というフレーズを“ウゴウゴ・ルーガ”に出演していたウゴウゴくんとルーガちゃんに歌唱指導ヨロシクレクチャーするような寸劇がついていて、なんの前触れもなくいきなり始まる。リズムのハネとキレより優しさを感じるギターのカッティングの対比がいい。一回だけ♪トーキョーの夜はフシギ♪というフレーズが挟まれるのが♪トーキョーは夜の七時♪と韻を踏んでいてオシャレだ。
「ド・レ・ミ」はジャズピアニストBobby Troupの曲だが、スピードがうんと速められてポップに仕上がってる。もともとジャズだからかコード進行とメロディラインのテンション関係もすてきで、こども番組向け音楽としてはどうかと思うww
他にコント系?として「しりとりしましょう」は野宮とウゴウゴくん、ルーガちゃんのほのぼのバージョンからはじまり、テレビくん、シュールくんとトマトちゃん(の声優)による「セカンドレッスン」ことオトナのしりとりwもあり楽しい。
「ボンジュール」はフランス語が堪能な?シュールくんと野宮のフランス語講座...いや対談?....コント?が聞こえるが、最後にシュールくんから「野宮さんオトナですか?」「オトナです」「わたしも。ではこのあとゆっくり..」というオトナのやりとりで終わるw。でも後にこの二人(シュールくんの声優岩井俊雄と野宮)が結婚することになろうとわ...おまいらいったいどこに行ったンぢゃww
子供番組ってばかにしちゃいけません。立派な作品ですww。アートです。
【収録曲】
1. はじまり
2. ボンジュール
3. 東京は夜の七時
4. ラヴラヴショー
5. しりとりしましょう
6. ド・レ・ミ
7. ミー・ジャパニーズ・ボーイ
8. 大人になりましょう
「東京は夜の七時」旧フジテレビ屋上でのライヴ調ヴァージョン(おっさん二人が戦い、カンチ○ーで終わるシュールな画はようつべででも探してw..とてもココには載せれないwwww)
こんな番組が生まれるのなら、バブルも悪くはなかった
現実にはバブルがはじけた後の番組だけれど。
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購入金額
2,000円
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購入日
1994年頃
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購入場所
北のラブリエさん
2011/11/30
cybercatさん
2011/11/30
>小西さん関係のは結構聞いてますけど、これは未チェックだったなぁw
レア、だと思いますw