CPUはデュアルコア前夜、AMDから64bitCPUが出つつも64bitWindowsがない。そんな頃。
私はその頃初自作真っ最中。組立の参考用に自作入門書を購入するついでに、このキャッチにつられて購入したのだ。
「欠点すら愛せる萌えるPCパーツ」
イラストにそっち系のイラストレーターを起用するマジっぷりな特集である。良く言えば特徴的、悪く言えば変。とどのつまり変態チックなパーツを5つの属性にわけての構成。
自作前にこの雑誌を見てしまったのがすべての元凶な気がしてならない。
あんまり雑誌の内容写真を載せるのもどうかと思ったが、6年前の雑誌だし、私のアレな自作PCの原点ともいえる思い出の雑誌なのでいくつか写真撮って載せちゃいます。「引用」の範囲内ということでお許しいただきたい。
マザーのページにはASRockのマザーが2個ある辺りからもう本領発揮。その一つ、754マザーに拡張ボードと言うにはあまりにもでかすぎる物体を挿す事で939ボードとして使える「K8 Upgrade 760GX」は不思議ちゃんと銘打つのに相応しい変態ですね。
私の変態マザーはまだまだまともな方だったようです。
また隣のページにはDFIのドハデ&付属品てんこもりマザー「LANPARTY 925X-T2」が紹介されているが、後にHYBRID P45 ION-T2A2とかいう超ド級変態マザーを出していたっけ。
他にもトンデモデザインのケースや、7色のLEDを備えた電源ユニット、D端子搭載のグラフィックボード等、特徴的というかチャレンジングというかアレなパーツがたんまり紹介されている。ちなみにParheliaも萌え扱い。いや確かにそうだけど。
しかしこの記事で紹介されているパーツ、時代を先取りしているパーツも少なくない…というかその方が多い。
まだプレスコットしか無いこの頃では無謀すぎたLGA775スロットのMini-ITXマザー「COMMEL LV672」(上記アスロックのページにアリ)は現在のMiniITXマザー&ケースの充実を見越していたのかもしれないし、1スロットですむRadeonX800に2スロットの大型クーラーを搭載したHIS EXCALIBUR X800XT IceQII 256MBは今となっては定番シリーズの一つ(冒頭写真2枚目)。
ウチもIceQには1個お世話になってます。
機能てんこもりのマルチパネル、ENERMAX UC-9FATR2MWは今でも類似製品がガンガン出ているし、電力計を搭載した電源「TotalWatt Viewr 480W」はワットパフォーマンスが注目されだした今でもコンセプトは通用するんじゃないか。
…というか今年(2011年)出てたよね電力系付きの電源ユニット→THUNDERBOLT PLUS 800W
ついでに七色じゃないけどカラフルに光る電源@2011年→ROSEWILL Lightning-800
また、2ch出力特化と基盤を埋め尽くすコンデンサで不思議ちゃんとして紹介されているONKYO SE150-PCIは現在のオンキョーサウンドカードシリーズの展開を見れば言わずもがな。
更にコンセプトを特化したSE90-PCIは持ってる人多いですよね。
またその特集ではなく広告にあるパーツだが、3.5インチベイカードリーダー&小物入れ「MITSUMI FA405T」は5インチベイ小物入れの便利さを覚えてしまった今地味に欲しい。
一見奇妙なパーツも次の世代への挑戦となるんです…まあ消えてったコンセプトのものも色々載ってますけどね。むしろこの特集とは別に新世代として紹介されてるBTXマザーとか!!
結構古い雑誌は処分してしまっているのですが、これは同時購入した入門書共々ずっと残ってます。「雑誌」としてのアスキープラスはもう消えてしまっているけど、内容的には今の「秋葉原限定版アスキー」に通じる面もあるかもしれません。
まあ、最強の先駆者は…冒頭写真3枚目のメーカーキャラクター特集に居るギガバイ子ちゃんか。今メーカーキャラ特集やったらとんでもないことになりそうだ。そういえば蒼ちゃんはいずこ?
ちなみに初自作マザーにギガバイトを使用したのはギガバイ子につられて…なのかどうかは当時の自分に聞かないと判らない。右も左も判らずにパーツ選んでいたので。
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購入金額
780円
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購入日
2004年12月頃
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購入場所
わんこさん
2011/11/13
玄人のおっさんは萌えじゃないだろと
イラストはなんか見たことあるがメイドの漫画描いてる人かねぇ?
あと電力メーター付の電源普通に欲しい
下小川さん
2011/11/13
お察しの通りイラストはメイドの漫画の人ですね。
電力メーター付きの電源私も欲しいデス。ただ上でもリンクしたTHUNDERBOLT PLUS 800Wは800Wのハイエンドモデルだけに高いんですよね…。
似たような事となるとZALMAN ZM-MFC3このワットモニター付き5インチベイファンコンを使えば実現できますが、コレもさすがに7000円します。まあワットモニター単体でも結構するんで仕方ないんでしょうがハードル高いですよね。
ZM-MFC3ほしいなあ…
けんこうさんさん
2011/11/13
昔、1台のPCを2人で同時に利用できる技術
「MagicTwin」に対応したマザーボードがたったが・・・
今のPCなら十分に機能できる気がするのだが・・・
下小川さん
2011/11/13
今のPCなら仮想OSもブイブイだし、クアッドコア半分にわけてもデュアルですから性能的には余裕でしょうね。早すぎた技術なんでしょうか…