レビューメディア「ジグソー」

チェンバロ、オルガン独奏部は正にリヒターのフーガの技法

2人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • shirapochaさん

    2011/11/13

    また、持ち物の登録増えましたね。久しぶりの書き込みです。デュクレテのフーガの技法、聞かせてもらいましたが、演奏そのものでリヒターとわかるので、いまさら言うこともありません。が、チェンバロがリヒターであることを裏付ける情報があるのでお伝えしておきます。
     数年前に発売されたエラートのアニヴァーサリーシリーズ(エラートの名盤を、オリジナルジャケットデザインで復刻したCDのシリーズです)に入っている、レーデルのブランデンブルクがあるのですが、その分厚い解説の終わりに、レーデルの当時を回顧したインタヴューが載せられていて、そこに次のような記載がありました。
    「・・・パリ音楽院で演奏したときに、レコード会社を運営するデュレット・トンプソン(通訳の翻訳ミス:「デュクレテ・トムソン」のこと)という人が聴きに来ていました・・・<フーガの技法>ノレアリゼーションを依頼してきたのです・・・3年間・毎年3枚の録音という破格の条件を申し出たので、挑戦してみることにしたのです。1953年に、新たに発足したユンヘン・プロ・アルテを指揮して、私がレアリゼーションした<フーガの技法>の録音を行いました。プロデュースしたのは、戦時中の兵役で失明し、録音プロデューサーになっていたゼルジュ・モルーという人です。また、カノンのチェンバロを弾いたのは、あのカール・リヒターです。これは55年にパリでグランプリ・ドゥ・ディスクに選ばれて、私たちが評価を確立するのに役立ちました。・・・その後、トンプソンとはバッハのカンタータも録音しましたが、そのチェンバロもリヒターが弾きました。」
     オルガンについては、残念ながら言及がありませんでした。気になるのは、デュクレテにはカンタータがあり、そのチェンバロがリヒターだと、当のレーデルが語っていることです。エラートには2枚くらい、モノのレーデルのカンタータがありますが、当然、それとは別録音なのでしょう。探してみると面白いと思います。
  • yookano794さん

    2011/11/13

    入手おめでとうございます。
    録音情報がほぼ全くなさそうというのは、私も同感です。なんか、すごい割り切りですよね。

    独Telefunken 盤↓


    では、チェンバロとオルガンがカール・リヒターと冊子表紙とラベルに明記されています。そして、このラベルに「Lic. Ducretet-Thomson」とありますので、この点からもチェンバロとオルガンがカール・リヒターがなのは、間違いないと私は考えています。
    2台のチェンバロの、もうお一人の方が不明のままなんですが…。

    ちなみに、録音/演奏情報に関しては、Telefunken 盤も11行ほどしかありません。(w
  • sasabooさん

    2011/11/13

    shirapochaさん、コメントありがとうございます。

    レーデルのインタビュー記事からすると、このフーガの技法の録音は1953年ということになりますね。情報ありがとうございます。
    カンタータの方ですが、これはBWV202、209でDUCRETETとTELEFUNKENから出ているようです。http://www.bach-cantatas.com/Performers/Redel.htm例の野中本にも記載されていました。でもDUCRETET版は見たことがありません。
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