数日前にこちらの本を読ませていただき、面白かったので流れで購入。
相変わらず電子書籍です。
内容としては、フェルマーの最終定理(X^n+Y^n=Z^n , n >=3を満たす自然数nは存在しない)に関する歴史書と言うか、係わってしまった人達の悲惨な人生(汗)を題材にしながら、哲学とはどういう物かを分かりやすく?説明している物です。
学生時代に好きだった教科が数学と物理という私にはとても興味深く読む事が出来ました。
と言ってもまだ、1/3程度しか読んでいませんが(^^;
学問って学校で教わる事に対して面白いと感じた事はほとんどありませんが、自分で興味を持ってやっている分には時間を忘れてしまうくらい面白い物ですね。
こういう感覚を中学生くらいで感じる事が出来ていたら、人生が変わっていたかもしれませんw
2011.09.08追記
一気に全部読みきってしまいました。
内容については、最初に書いたようにフェルマーの最終定理についての証明に関わった人たちの人生についての内容です。
それぞれの時代背景もあり、不遇な人生を送った方々の功績(認められたのはその死後である事が多数)によって証明されていったという事実を、実際の難しい数学的な話は抜きにしてわかりやすく書かれています。
数学という学問に対して興味を持っているか、その人たちの生き様に共感できるか等によって、「すげぇぇぇ!!」と感じるか「バカじゃね?」と感じるかはあると思います。
ただ、私の感想としては素直にすごいと思えたし、ラストの部分ではワクワクしながら一気に読み進めることが出来ました。
たしかに題材としては数学の定理の証明という物を扱ってはいますが、内容はそれに関わった人に関する記述のみで、詳しい話は一切出てきません。ですので、数学というタイトルはついていますが、内容については数学自体に関する物ではなく、数学という学問に全てをささげた人たちの物語です。
もともと、理数系にしか興味がなく、小説に関しては星新一氏のショートショートと、実家にあった青春の門程度しか読んだ事が無かった私が、ここまで読みたいと思った本は初めてでした。
そればかりか、理解が出来るはずは無いのですが、そのフェルマーの最終定理がいったいどうやって導き出されたのかを読んでみたいとさえ思ったくらいです。
もし、学生で理数系を専攻している方や、高校生くらいの数学が嫌いなお子さんがいたら、機会があったら呼んでみると色々な意味で考え方が変わってくるかもしれません。
最後に、数学という無機質な学問にこのような血の通った歴史や背景があったことを教えてくれた飲茶さんに感謝を申し上げます。
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購入金額
945円
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購入日
2011年09月07日
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購入場所
ドコモマーケット
リーダーさん
2011/09/08
中学校ぐらいから国語・社会・英語が壊滅的になりましたwww
ガトーさん
2011/09/08
リーダーさんとは話が合いそうだw
今度、一杯やりながら光の波動と粒子の二重性について朝まで語り明かしませんか(マテ