まずはこの度のレビューに選出頂き誠にありがとうございました。
本日無事カイミラが我が家にやって参りましたので、早速レビューをしてみたいと思います。
魔法の杖 カイミラという製品名の怪しげな製品ですが、要は学習リモコンです。13種類のコマンドを覚えられる製品なのですが、おもしろいのが形状です。「魔法の杖」とあるように、魔法使いが持っている杖のような形状をしています。とかく、リモコンというのはものが増えれば一緒に増えていくものですのですが、よくよく考えるとどのリモコンでも使うボタンはほぼ決まっているのではないかと。ということは、カイミラがあればある程度リモコンを一本化できるのではないかという期待も出来ます。
まずは我が家にやってきたカイミラをご紹介。
非常にスリムで、かつシンプルです。店頭にあっても、初めて見たら何が出来るものなのかはよく分からないと思います。でもこれが現代の魔法の杖なのです。
外箱の裏を見ると、ようやく何が出来るのかが分かります。
・離れた場所から
【iPoddockを操作できます】
【テレビを操作できます】
【DVDプレイヤーを操作できます】
というデモのようです。なるほど、まさに学習リモコンですな。
この外箱の大きさがいかほどなのか、まずは実際にデモに使用するテレビ用のリモコンと比較してみました。
リモコンは一般的なテレビのリモコンですので、大きさのイメージがだいたいつかめると思います。杖なので、ちょっと長いですね。
いよいよ外箱を開封してみます。
なんと内箱が出てきました。まるでどこぞの高級ブランドのような・・・。こういうところに拘るのいいですね。何度も言いますが、これは学習リモコンです。
さて、内箱の中にさらに内箱があるのでは?というマトリョーシカ的な期待はさておき、この内箱を開けてみます。
ようやく本体が出てきましたが、本体と共に、呪術書のような怪しいものが・・・。いえいえ、これは取説です。演出拘ってますね~。見てるだけでワクワクする取説です。
実は裏は全部英語なのですが、日本向けに日本語で英語と同じ内容で書かれていました。各国向けにこの説明書が用意されているのでしょうね。割と文字が多いです。
扱いとしては、
という書類のようです。
世界初だそうです。そらそうでしょう。他にこんな事考える会社はあまりないと思います。
製品の性質上、ボタンなどはないので、全てジェスチャーで操作するせいか、こんなことも書いてあります。
「習うより慣れろ」だそうです。昔、パソコンサンデーという番組で、Dr.宮永も同じ事をおっしゃってました。まずは使ってみなければどうにもならないという事のようです。
さて、カイミラ本体に話をうつします。
箱から取り出した本体はこちらです。
釣り竿みたいなフォルムですが、持ち手があって、先端が細くなっており、どう持てばいいかは誰が見ても分かります。
大きさの比較です。
先ほどの外箱の比較と比べると、箱より少し小さいのが分かります。(当たり前ですが)そんなに大きなものではないという事がおわかりいただけると思いますので、テーブルなどに置いておいても邪魔にならないのではないでしょうか。ただ、細すぎて隙間に落ちる、あるいは間違って踏んづけてしまうなどが考えられますので、その辺は日常生活で気をつけたいところです。
本体は電池駆動で、単四電池が二本(なぜかアルカリ指定)です。本体の底部に電池ふたがあります。
これを回して開けてみます。
簡単にあきました。中には電池が入っていますが、出荷時は電池が入った状態で出荷されるので、電池を消耗しないように絶縁材が入っています。
薄い紙のようなものなので、これをはがします。
電池の頭が見えました。一端電池を取り出してみます。
単四二本です。電池のプラス側が底部に向くように装填する必要があるようです。再びこれを装填して、ようやく使用準備が出来ました。
電池を入れてふたをしめ、手に持って適当にふってみると、おお、かすかな振動が。アクションによって振動する回数が違うようです。取説を見てみると、このように書いてあります。
反時計回り=1回
時計回り=2回
上に振る=3回
下に振る=4回
左に振る=5回
右に振る=6回
上を軽くたたく=7回
横を軽くたたく=8回
大きな素振り=9回
前に押し出す=10回
上を2回軽くたたく=11回
横を2回軽くたたく=12回
手前に引く=13回
正直覚えられません。使っていくうちに覚えていくのでしょうか。
まずは何も考えずに、とりあえず適当に振り回してみます。
おお、確かに反応している。動画を見ておわかりいただけるかもしれませんが、初めての場合は誤認識されることも多々あるようで、慣れが必要です。なるほど、取説にある「習うより慣れろ」はまさにこのことを意味しているのかなと思いました。
カイミラは13種類の動作をさせる以外には使い道がないので、まずは早速リモコンの学習をさせてみたいと思います。今回は、我が家のテレビで実験してみます。
このVIERAのリモコンの、電源ボタン、ボリュームボタンを登録します。
電源ボタンは押し出し動作に、ボリュームボタンは上下をそれぞれ右回し、左回しに登録させてみます。
結構大変でした。取説の内容だけだと、どのタイミングで登録させたいリモコンのボタンを押すべきなのかがよく分からなかったので、実はこの動画も数回試行錯誤した上での撮影でした。
学習させるには、カイミラを垂直に持って、棒の横を二回ツンツンします。学習モードを解除させるには、棒を逆さまに持って横を二回ツンツンします。
今回は3つの動作のみに登録させましたが、カイミラは13種類の動作があるので、あと10動作分にはまた別のリモコン、あるいは同じリモコンのボタンを割り当てることが可能です。
(2011/8/30追記)
某支配人さんより、学習モードの解除はツンツン1回で良いとご指摘をいただきました。確かにその通りです。某支配人さんどうもありがとうございました。
では、登録したモードで実際にテレビをつけてみます。テレビが若干古いものなので、多少レスポンスが悪いところがありますがそこはご容赦下さい。
ずるはしていないことがおわかりいただけると思います。このように、カイミラがちゃんと学習リモコンになることが分かりました。
いろいろ使ってみた感想ですが、やはり動作に対する感度が慣れるまではかなり大変だと言うことがあります。自分ではこうだ、と思っていても、全く別の動作で認識される事が結構あるのと、どの動作を認識しているかは振動数をカウントしながら確認しなければならないので、次の動作に移るまで時間がかかってしまうと言うことが一つ。あとは、赤外線の到達距離が意外と短いということです。テレビリモコンでは到達する距離でも、カイミラは動画にある距離までこないと届かない、という事もありました。
逆に、はじめにも書きましたが、リモコンがたくさんあっても使う機能は非常に限られているので、これをうまく集約出来れば非常に便利な魔法の杖であることは確かです。価格的にも高価なわけではないと思いますので、一度手にとって、皆さんなりの使い方を模索してみてはいかがでしょうか。お子さんがいるご家庭などでは特に喜ばれると思います。
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