有川浩さん著作の図書館戦争シリーズの第1巻。
現社会では、憲法第21条で「検閲」は禁止されているが、
当作品では、検閲は罷り通るという世の中という設定。
検閲に対応すべく、図書館には図書隊という武装したセクションを設置。
図書隊内でのエリート集団「タスクフォース」の面々を中心に物語が展開する。
検閲を行う良化隊と図書隊との攻防が主題となっている。
有川浩さんの作品は、自衛隊三部作に続いての購入。
基本的に現代社会なのに、「突拍子もない要素(設定)」を行うという作風が大好き。
逆に、「突拍子もない要素」以外は実にリアルに表現されていて、ギャップが楽しい。
去年文庫版が発売されたので購入して読了。
シリーズ化されており、全6巻のラインナップ。
1~4巻が本編。5・6巻は番外編。
本・言葉をテーマにしたエピソードになっています。
戦闘シーンの迫力も中々です。
その中にベタベタのラブコメが織り込まれているので女性の方も楽しく読めると思います。
検閲のない社会が当然ですが、罷り間違っても当作品を地でいくような社会にならないことを望む!
もし、そんな時代になった場合は、この作品およびこのレビューは狩られるはずwww
図書館戦争シリーズラインナップ
- 図書館戦争
本を守りたい、あの人みたいに。 - 図書館内乱
あの子が自由に本をたのしむために。 - 図書館危機
それでも、これだけは譲れない。 - 図書館革命
帰ってきたら、好きって言いますから! - 別冊図書館戦争Ⅰ
もどかしいにも程がある! - 別冊図書館戦争Ⅱ
せつないにも程がある!
ちなみに、文庫の表紙は徒花スクモ。
タイトルの下段に書いているフレーズは、文庫版の帯に書かれていた言葉です。
登場人物
アニメ版
シリーズラインナップの1~3巻のエピソードがアニメ化されています。(全12話)
2012/07/06現在、フジテレビのyoutubeサイトで無料視聴可能となっています。
私自身、アニメの存在は小説(文庫)を読んでから知りました。
で、丁度よくフジテレビのyoutubeで視聴できたので、一気に観てしまいました(^_^;)
小説のエピソードを全て映像化というのは無理なので、
一部エピソードのみの映像化となっています。
この小説の世界観は十二分に表現されていました。
若干、男性陣がスマートに、女性陣がお茶目な感じにはなっているようにも思いますが。。。
映画版
最近、「図書館戦争 革命のつばさ」というタイトルで、4巻のストーリーで映画化されました。
映画の宣伝のために、アニメが無料視聴できたわけです。
まんまとマーケディングにハマって、先日映画を観てきました(^_^;)
4巻のストーリーに手を加えてありますが、楽しめる作品でした。
ただ残念な点は、仕込みの車椅子が映像化されなかったところww
映画を鑑賞した際、おまけで作中にも登場するカミツレのティーバッグを貰いました。
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購入金額
700円
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購入日
2011年08月頃
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購入場所
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