<デザイン>
・ボディが薄いので圧迫感が少ない。
・ワイドディスプレイは全高が低いので前方視界が妨げられなくていいです。
・VICSアンテナにフィルムアンテナが不要なので、フロントガラスが汚くならない。
・メニューボタンが左側(助手席側)についているのがやや使いにくい。
<自車位置精度>
・「2軸ジャイロセンサー」+「3軸加速度センサー」があるため、自車位置精度はかなり高いと思います。CN-DS120Dだと高速道の下や、短いトンネルに入っただけですぐに固まってしまい、ずいぶん泣かされましたが、このAVIC-T99では高速道の下や短いトンネルで自車位置を見失ったことはありません。
・住宅街等の広くない道を勢いよく曲がると、自車位置を見失うことがちょくちょくあります。その結果、野球場のど真ん中や建物の中を走っちゃってるなんてことも(笑)。また、長いトンネルや地下駐車場の自車位置精度は高くありません。
・オプションのRD-032(定価2100円)に付属している車速パルス配線を用いると格段に精度が上昇しました。上記の状況でも正確に自車位置を測位します。正直、車速パルスをつけるのとつけないのでは雲泥の差があると思います。RD-032はネットなら1500円程度で購入できるので、自分で取り付けられる方には是非オススメします。
<処理速度>
・起動が恐ろしく早い(購入後の初回起動以後は、ホントに電源入れた瞬間に立ちあがります)。
・リルートが早い。ルートを外れた5秒以内に次のルートが始まっているという印象です。CN-DS120Dのときは1分かかるときがあったので、これは本当に助かります。
・地図を指でスクロールするときのレスポンスもよく、スムーズに地図が動きます。
<AV>
・microSDは32GBまで対応している。
・動画に関しては、他社のライバル機種はSD-Videoという規格でないと見れないものもあり、SHARPなどから出ている有料のコーデックソフトが必要ですが、AVIC-T99は、ごく一般的なMPEGの規格が扱えるので楽です。
・AUX端子も付いているので、オーディオにAUX端子が付いている方は高音質でナビや音楽や動画が楽しめます。
<ナビゲーション画面>
・個人的には、地図スケールを50mにして、「スカイビュー」という斜め上から地図見下ろすモードにしておくと、とても見やすいナビゲーション画面になると思います。
・ランドマークの数は217種のみなので、超名所以外では表示されません。
・コンビニ、薬局、ガソリンスタンド…等のロゴは、自分の好みで表示非表示の選択ができますので画面が煩雑になりません(例えば、セブンイレブンは表示して、ローソンは非表示にするといったことも可能です)。
<その他①>
走行中はワンセグ視聴と一部のナビ動作ができませんが、シール(1000円弱)を貼るだけでこれを解除できるものが売っているので、それを利用しました。とても簡単です。
<その他②>
目的地を検索してから案内開始までのステップが多すぎる。いちいち決定ボタンを押すのはどうなんでしょうか…。構造的にあと二回はステップを減らすことができると思います。
<その他③>
3年分、無料でマップ更新ができますが、そのためには自分でmicroSD16GB(Class4以上)を用意する必要があります。これは少し痛手ですね。
以上、この価格を考えれば考えられないくらい高性能なナビです。私的には自車位置を見失わず、リルート処理が早く、検索データの情報量がHDD並みというだけで十分すぎるほどです。エンターテイメント機能に必要以上のこだわりのない方は買って損をしないと思います。
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購入金額
47,000円
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購入日
2011年06月20日
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購入場所
winkdigital