「若草色のポシェット」
赤川次郎さん著作の長編青春ミステリー シリーズ物の第1巻です。
レビュー登録は第1巻なのですが、
シリーズ全体としてもレビューとして書かせて頂いてます。
2011年7月現在、第23作までリリースされています。
各タイトルは以下の通りです。
1.若草色のポシェット 〈爽香 15 歳の秋〉
2.群青色のカンバス 〈爽香 16 歳の夏〉
3.亜麻色のジャケット 〈爽香 17 歳の冬〉
4.薄紫のウィークエンド 〈爽香 18 歳の秋〉
5.琥珀色のダイアリー 〈爽香 19 歳の春〉
6.緋色のペンダント 〈爽香 20 歳の秋〉
7.象牙色のクローゼット 〈爽香 21 歳の冬〉
8.瑠璃色のステンドグラス 〈爽香 22 歳の夏〉
9.暗黒のスタートライン 〈爽香 23 歳の秋〉
10.小豆色のテーブル 〈爽香 24 歳の春〉
11.銀色のキーホルダー 〈爽香 25 歳の秋〉
12.藤色のカクテルドレス 〈爽香 26 歳の春〉
13.うぐいす色の旅行鞄 〈爽香 27 歳の秋〉
14.利休鼠のララバイ 〈爽香 28 歳の冬〉
15.濡羽色のマスク 〈爽香 29 歳の秋〉
16.茜色のプロムナード 〈爽香 30 歳の春〉
17.虹色のヴァイオリン 〈爽香 31 歳の冬〉
18.枯葉色のノートブック 〈爽香 32 歳の秋〉
19.真珠色のコーヒーカップ 〈爽香 33 歳の春〉
20.桜色のハーフコート 〈爽香 34 歳の秋〉
21.萌黄色のハンカチーフ 〈爽香 35 歳の春〉
22.柿色のベビーベッド 〈爽香 36 歳の秋〉
23.コバルトブルーのパンフレット〈爽香 37 歳の夏〉
ストーリは、杉原爽香という女性が主人公のミステリーです。
毎年、なにかしらの事件に巻き込まれるという波乱万丈の人生を送っています。
タイトルからも分かる通り、1冊ごとに主人公が歳をとります。
このシリーズは毎年9月頃に1冊リリースされます。
そう、リアルタイムで歳をとっていくわけです。
歳だけでなく、時代背景も当然時間進行しています。
その時々の時代を反映した物語になっています。
過去の作品を読み返すのも面白い作品です。
例えば、開始当初は携帯電話など存在しなかったものが、
最近では当たり前のように登場人物が使用しています。
「長編青春ミステリー」というジャンルになっています。
各巻で事件は解決するのですが、物語は進行しているという点で、
私はこのシリーズ全体=「長編」と解釈しています。
赤川次郎さんの作品なので、非常に読み易いです。
肩肘張らずに、サラッと読めます。
(爽香 25 歳の秋)あたりで存在を知ってかれこれ十数年。
私と2歳しか歳が違わない主人公ということもあり、
毎年秋に楽しみに読んでいる次第です。
爽香が何歳まで事件に巻き込まれるのかは分かりませんが、
可能な限り読み続けていきたい作品です。
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購入金額
0円
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購入日
1999年頃
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購入場所
signさん
2011/07/15
仰るように読みやすいですよネ。
この本は読んだことないですケド、
読んでみたくなりました。
kenkenkenさん
2011/07/16
ホント読み易いです。通勤の往復で1冊は読めてしまいますw
このシリーズは古本でも売ってるので機会があれば読んでみて下さい!