5インチベイ1個をぶっつぶして、3連アナログメーターを設置。ファンコンとしては奥行きが長く、光学ドライブに近い形状。
アナログメーターは音量・ファン電圧・温度を表示する。表示といってもアナログメーターのメモリは小さく「これくらい」ということしか判らない。LEDでがっつり照らされるので「光り物」の部類。
ファンコン機能もついているが、5インチベイ1個つぶして1個だけのコントロール。ほかのファンコンに比べたら圧倒的非効率。
音量表示は一度バックパネルに出したものをブランケット経由でPC内部を往復するタイプなのでノイズ増加のリスクがある。内部を往復するだけなのでフロントオーディオの代わりにもならない。
2つのツマミは一つがファン回転数、もう一つが音量「感度」の調整。要はこのアナログメーターがうまいこと動く範囲に調整するだけなので音量調整としての機能はない。
本体は金属製で高級感も感じられる…のだけど、ツマミの取っ手になるプラ部品はすぐ外れてしまう。写真3枚目が購入当時の写真で、2枚目が現状。ツマミがなんかショボくなってるのが判るかと。カードリーダーやフロントUSBなどの付加機能もないあたりまさに「見た目重視」。
実用性は低く、値段も決して安くはないのに不思議な魅力があり、後継機や類似品も発売された。
後継(?)のMusketeerIIは遂にファンコン機能さえ無くなったが、左右の音量レベル表示&HDDインジゲータという動きまくる表示の組み合わせ。1では青固定だったLEDカラーも切り替え可能になるなどより見た目重視のコンセプトを明確にしていたのだから、この1がどういう方向で人気でたのかが伺えますね。
私の現物は、ファンコネクタが長年の使用で接触不良になり、サウンドカードからの音声も繋いでいない。温度センサーしかまともに使えないのだが、こちらも稀に接触不良。だというのにメインPCから外せないでいる。
使用期間は6年を突破。装着している自作PCは、幾度も内部構成を変化したので、ケース自体に次ぐ古いパーツになってしまった。デジタルのカタマリたるパソコンに古いオーディオを思わせるアナログのミスマッチはなぜか外す気にならない。ふしぎ!
【追記】
2013年1月、8年目に突入するもののLEDがつかなくなり単なるアナログメーターに。いやくっついてるだけでもなんとなく味はあるんだが、何かこれに変わるインパクトのモノがそろそろ欲しいもの。
まあとりあえず外してみた。そもそもLEDが一気に消灯するとか、LED自体の故障というより電源の接触不良じゃないだろうか?
フタを開けると予想以上にスッカスカ。判りやすい作りだ。
メーター裏のカバーを外すとLEDが登場。しかも6個もついている。基盤に直付けされているし、しっかりカバーされていたのだからこちら側が接触不良等を起こすとは思えないし、6個一気にぶっ壊れるような異常電流がかかったら同じコネクタに繋いでいた他のパーツも死んでいるはず。
となるとやはり給電用の電源コネクタ側が怪しい。当初ファンコンの電圧ゲージが動いていたので油断したが、ファンコンとLEDって別系統使ってそうじゃん。という訳でコネクタをおさえてみると…
あっさりLED点灯。テスターとか出す以前に5分で終わっちゃったよ!この後念のため基盤を外して裏側からコネクタの半田付けをしなおして…
復活!温度センサー繋ぎ忘れて温度がマイナスになってるが気にするな!
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購入金額
4,000円
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購入日
2006年01月頃
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購入場所
ドスパラ
cybercatさん
2013/01/21
下小川さん
2013/01/22
なんかこういうアナログのメーターって雰囲気でてて大好きです。PCではまさに飾りなんですがw
とりあえずメインPCから取り外す段階にさえいってないので、直せるかどうかは未知数です。幸い機能上必須ではないので、取り外したらのんびりばらしてみようかと。