U320には、これの VER 1.2で対応しているようですが、手元にU160のカードしかないので確認できません。
構造は非常に単純で U160/68pinLVDのコネクタと 4ピンペリフェラル電源コネクタを SCAコネクタに接続していることと、アクセスランプやID(4bit), SYN,DLY,MTRの設定を行うジャンパがついています。
MTR: 電源投入時に モーターオンにしない。突入電流を嫌う場合は カードから Start Unitコマンドによりオンにする
DLY: SCSI_ID * ある時間だけ スピンアップを遅らせる。
おまけ。
LVD (signalingを付けてLVDSと呼ぶことが他の分野では多い) はLow-Voltage Differential の頭文字をとった略語で、低電圧による差動伝送方式です。
差動伝送とは、2本の信号線に逆位相の信号で送り出し、受信側で電圧差により0/1に復元する方式で、伝送路中に等しくノイズが加わるコモン・モードノイズに対して強くなります。
SCSI-2で策定されたのは、HVD(High-Voltage)仕様で駆動電圧5V、
SCSI-3で策定されたのは、LVD(Low-Voltage)仕様で駆動電圧3.3Vです。
ちなみに SATAの駆動電圧はより高速化するために0.5Vになってます。
SCAとは、Single Connector Attachment の頭文字をとった略語でSCSI信号と電源を同時に接続できる SCSI コネクタになります。ホットスワップを容易することができます。
今ならば SAS のような使い方ですね。
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購入金額
0円
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購入日
1999年頃
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購入場所
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