以前は同じMITSUBISHIの24型マルチメディアワイド液晶ディスプレイ「MDT243WGII」を使用していましたが、薄型のが欲しくなったので買い換えました。
―外観―ディスプレイ本体の厚さは39㎜と薄いです。
「MDT243WGII」が115.2㎜と分厚かったこともあり、かなり薄くなった印象です。重量も3.9kgと「MDT243WGII」の7.9kgの1/2程度と、かなり軽くなっています。
また、本体重量が軽くなったためか、ディスプレイスタンドは簡単な作りになっていています。
ちなみに私はスタンドを使わずに、「サンコ- ガスショック式スウィベルモニターアーム2 THARM13」に固定して使用しています。
固定用の穴はVESA規格の100㎜ピッチで設けられているので、普通のアームで問題なく取付可能です。
入力系統は全部で5系統あります。
デジタル入力:DVI-D(HDCP対応)・HDMI(2系統)
アナログ入力:ミニD-SUB15ピン・D5端子
DVI-DとミニD-SUBが本体背面、残りが本体左側面という配置になっています。
―画質―
IPSパネルになったためか、それともハーフグレアになったためか分かりませんが、「MDT243WGII」よりもクッキリ・鮮やかな印象で見やすいですね。
画面のアスペクト比は16:9なので、16:10の「MDT243WGII」と比べると横長な印象が強いです。
このディスプレイには、PSPをD5端子に接続した時にフルスクリーンでPSPゲームを表示できる「ポータブル」があります。携帯ゲーム機の画面を大画面で映した上に引き伸ばすわけですから、正直画質は荒いですね。
こういう時こそ超解像の出番か?と思ったんですが、超解像を100%にしても違いが良く分かりませんでした(笑)
ちなみに画面比率を「アスペクト」に設定してからでないと、「ポータブル」に移行できないので、注意が必要です。
―2011.7.11追記―
先日、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア (初回限定版) [Blu-ray]」を観賞していたら、画面が↓のように上下左右に余白が表れた状態で、表示されました。古い映画をBD化しているからだと思うんですが、映像自体がこの仕様になっているようです。
せっかくのBD画質なのにディスプレイ一杯に表示出来ないのはイヤだと思い、設定画面を出して調べてみると【オーバースキャン】設定というものがあったので、試してみました。これで、映像が欠けることなく全域に表示できるようになり大変満足です♪
ちなみに【オーバースキャン】は【スルーモード】をオンにしていると選択できないので、注意が必要です。【オーバースキャン】が必要なのは古い作品だけだと思いますが、このような細かい調整まで可能とはマルチメディア・ディスプレイというのは伊達じゃないですね。
私的には、ますます評価が上がりました♪
―PinP(Picture in Picture )―
PinPはDVI-DとHDMIのようにデジタル入力同士も可能になり、選択肢が増えました。
ただし、ミニD-SUBとD5端子のアナログ同士の組み合わせのみ不可となっているので、注意が必要です。
子画面サイズを大中小の3段階に切替可能。大ならPCを子画面にしても、簡単な操作なら問題なさそうですね。
残念なのは子画面の場所が左上・左下・右上・右下の4種類しか選べないことですね。
微調整も出来ないので、親画面でPCを使いながら子画面でTVを見たい場合に子画面が邪魔にに感じることがありました。―3D―3D再生ということでHDMI1.4規格のケーブルを用意したんですが、取扱説明書にはHDMI1.4規格の機器が必要とは書いてあるんですが、ケーブルについての記述は特になし。
HDMI1.3規格のケーブルでも一応3D再生出来たので、ケーブルについては神経質になる必要はなさそうですね。
このディスプレイの初回特典には「ももいろクローバーZ」の3D特典映像ディスクが付いていたので、これをPS3で再生してみました。感想は「う~ん、正直微妙・・・」という感じですね。
手前にいる娘と奥にいる娘の距離差は強調されているし、持っている小道具はちゃんと飛び出しているんですが、期待ほどではなかったですね。
20年くらい前に赤青の簡単な3Dメガネで見た映画はスゴイ飛び出して見えた記憶がある(おそらく美化されてると思うけど(笑))ので、技術は相当進化しているだろうと期待しすぎたかもしれませんね。
ただ、映像の出来によって見え方が違うということもあり得るので、一概に3Dは大したことないとは言えないと思います。
他のBDなどで試してみたいんですけど、あまり興味を惹かれるタイトルがないんですよね(笑)
唯一気になるのは「攻殻機動隊S.A.C. SOLID STATE SOCIETY -ANOTHER DIMENSION- 電脳化BOX in 3D&2D(初回限定生産) 」なんですが、値段も結構するしなあ・・・。
ちなみに、2D→3D変換や3D→2D変換も可能。
2D→3D変換はタイトルや「NOW LOADING」といった文字は浮き出て見えましたが、人物などの映像には特に効果が感じられず。
3D→2D変換は多人数で見る場合には有効な手段だと思います。
―スピーカー―
スピーカーは、ハッキリ言ってオマケ程度です。
私が普段使っている「ホームシアターシステム DHT-M380(M)」は言うに及ばず、「PSP-2000」にすら劣ります。
―総括―
元々は私が使っているデスク「fantoni ファントーニ デスク GF-126H」の奥行きが短く、ディスプレイとの距離をとりたくて薄型のこれを購入したんですが、薄さや使い勝手など非常に満足のいくディスプレイでした。
3Dに関しては未知数ですが、今後も3Dタイトルを試してみたいと思います♪
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購入金額
52,800円
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購入日
2011年05月29日
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購入場所
ヨドバシ・ドットコム
ネイエフさん
2011/07/11
三菱製で3D対応、IPS、薄いといろいろすばらしいですが
やはり5万はおいそれと手の出るものではないですね~
3Dは正直自分もあまり実感できるとは感じなかったので
(特にトロン・レガシーのせいw)
あまり重要視はしていませんが、実際モニタやテレビだとどうなのかなあとは思うところがあります
それにしてもPSPをフルサイズで表示できるのはいいですね
この機能を持っているのは知っている限りではナナオの7~8万ぐらいする液晶しかなかったので
うらやましいです
画質に関してはどうしても強引に引き延ばしてしまうので致し方ないというところでしょうか…
ryo157さん
2011/07/11
コメントありがとうございます!
3Dに関しては個人差があるとは思うんですが、友人に試してもらっても同じような感想なんですよね(笑)
大画面でないと効果が出にくい技術なのかも知れませんね。
PSPのフルサイズは画像は荒いですけど、利用価値は十分あると思います。
音声プラグは「ホームシアターシステム DHT-M380(M)」に繋げば音質も良くなりますしね。
でも、この場合ケーブルが二又に分かれてプレイしづらいかも知れませんが(笑)
退会したユーザーさん
2011/07/12
三菱モニタいいですね。PinPが何よりうらやましい限りです。。。
設定画面の気が利いてる感じが三菱ですね。
次は三菱にしようかな。
ryo157さん
2011/07/12
コメントありがとうございます。
3D機能の付いていないタイプなど、三菱ディスプレイは結構種類が豊富なので、ニーズに合いやすいと思いますよ♪
daiyanさん
2011/07/13
でも置場無いんだよな。 orz
ryo157さん
2011/07/13
コメントありがとうございます。
多入力で画質や使い勝手も良いので、コレはホントにオススメです♪
でも、いくら本体が薄型になっても台座でスペースがとられるんですよね。
変な所に置いて倒れでもしたら悲惨だし、置場はきちんと確保する必要がありますね。
アームで固定すれば、あまりスペースをとられることもないので良いと思います。