レビューメディア「ジグソー」

皿です

懐かしいSocket A用CPU”AMD AthlonXP 2200+”です。数年前に友人が古いPCを処分するときにCPUを譲りうけました。

先日AthlonXP 2500+と共に譲りうけたマザーボードを使用して動作テストを行ってみましたので簡単に紹介したいと思います。


●AMD AthlonXP 2200+
製造プロセスを180nm(Palomino)から130nmにシュリンクしたThoroughbred(サラブレッド)コアを採用した第5世代のAthlonです。

AthlonXPシリーズはロットによりパッケージの表面処理が異なるのですが、手元にある物は緑色で表面に配線が透けて見えるバージョンでした。

<AthlonXP 2200+ スペック>
・実クロック:1.80GHz
・FSB:266MHz
・L2 Cache:256KB
・パッケージ:Socket A
・製造プロセス:130nm
・電圧:1.60V


●倍率変更について
以前、nForce2マザーボードで試したときは倍率変更できた記憶があるのですがMSI KM4M-LではAthlonXP 2500+と同様にソフトウェアでの倍率はできませんでした。マザーボード自体がOC向けではないので倍率変更機能が無いのでマザーボードのBIOSの問題かもしれません。


●オーバークロックについて
2600+(FSB333MHz)の検証後にジャンパースイッチをFSB266MHzに戻すのを忘れて起動してしまっていたようで気づいたら2800+化して安定していました(^-^;

コア電圧は1.65Vに設定できると良いのですが1.6Vのままで2.25GHzで安定しているようです。AtlhonXP 2800+は実在するCPUですのでコア的には許容範囲内と思います。(写真3)


●ベンチマーク
環境的に3Dベンチを回す性能は有していないのでSuperPI 100万桁のスコアを計測してみました。
定格動作に加えてFSB変更によるOCも可能でしたので合わせて計測しています。

<AthlonXP 2200+>
・SuperPI 104万桁 定格:71.668秒
・SuperPI 104万桁 2.25GHz:61.344秒

スコアは1分台前半です。シングルスレッドなら十分な性能と言えると思います。


●消費電力
ワットチェッカーを使用してアイドル時とSuperPIの2パターンで消費電力を計測してみました。定格動作に加えてFSB変更によるOCも可能でしたので合わせて計測しています。


<消費電力(定格)>
・アイドル:76W
・SuperPI:90w

<消費電力(2.25GHz)>
・アイドル:84W
・SuperPI:100w

2500+同様、クロックが高い分消費電力も多い印象です。OC状態ではコア電圧1.60Vのままでも100Wに到達してしまいました。


●感想
BartonコアほどのインパクトはありませんでしたがPalominoコアから順当にクロックを伸ばしたThoroughbredコアも非常に優秀でした。2200+は実クロックは1.8GHzと中途半端ですがコストパフォーマンスの高いモデルであったと記憶しています。

AthlonXP 2500+とあわせて記念に保管しておく予定です。
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    不明

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