通称、ポケ戦。
最高に格好良い、MS-06FZが登場するOVAですね。
ネタバレで申し訳ないですが、量産型機であるザクIIが専用機であるガンダム(しかもNT用)を(相討ちですが)戦闘不能にした、初の物語です。
フリッツヘルム型ザクIIは最高です。
が、それ以上に、ゴッグの進化形であるハイゴッグの驚異的なプロポーションに魅せられました。
流線形を意識したボディに、フレキシブルアームのライン。
爪のシルエットに、ハンドミサイルランチャーをセットした腕の、蛇というか、竜の首のような挙動は、ジオンMSの曲線デザインの究極じゃないかな、とL2さんは今でも信じております。
08MS小隊のMSを通常兵器として、ロボット扱いしない感じも、この作品からの流れだったのかもしれないのかな。
再び盛大なネタバレで申し訳ありませんが。
Vol.2まで含めた、作品の結末については、様々な意見があるのかもしれません。
ノベライズ作品では、相討ちとなったガンダムNTとザクIIFZの内、アニメでは「ミンチよりひでぇや」という表現がなされたザクIIFZパイロットは、瀕死の重症を負うものの、救出&身柄拘束されています。
ノベライズの著者によると、「せめて、ハッピーエンドにしたかった」との事なんですが。
中立コロニーに民間人に偽装して潜入し、破壊活動をした人物が軍事機密である最新鋭MSを破壊した挙句に身柄を確保されて、怪我が治った後に、正体を知らずにお互い惹かれあっていた二人が、ガンダムNTとザクIIFZのパイロット同士として戦っていた事を知り、幸福な再会をする。
無理じゃね?
・本気で殺そうとした相手が、恋に近い感情を持っていた相手とか、トラウマだと思います。
・二人がお互いの正体を知らないとはいえ、事前に接触していた事が判明したら、専用機として設計製作されたガンダムNTがザクIIFZのような量産型改修型に破壊されるような泥仕合をしたことに対して、何らかの関連があるとの追求が無いとは思えない。
・中立コロニーに、身分を偽って潜入して破壊工作。その上、無勧告(強襲作戦は事前にあったものの)で戦闘を仕掛ける、という行為は、戦争犯罪者として裁かれる、或いは、非正規戦闘員と看做されたならば法を適用することなく処断される行為と思われます。<簡単に言うと、処刑を兼ねた拷問を行える相手、と認識されている感じ。
まあ、宇宙世紀なので、違う法解釈があるのかもしれませんが。
ノベライズ版の展開では、少なくとも、戦闘後に生き残ったバーニィは、連邦軍の拷問により殺害され。
クリスは自分がバーニィを死に追いやった事を思い知らされながら、監視付きの上で、閑職か、危険な前線任務を殉職するまで与えられるか、の未来になる気がします。
何が言いたいのか、良く分からなくなってきたので、まとめ!
・ジオン軍最高!
・ジオンMS最高!
・ジオン軍人(キリング中佐も含め)最高!
ガンダム作品として、初のOVAだったので、ガンダムが動くシーンが全6話の内、最後の方でしか無い。という野心的な描き方をしております。
しかも、ジオン軍視点。
素晴らしい。
あ、この巻に収録されているお話には、ガンダム出ません。
パーツだけとか、コンテナのラベルには名前が出たりしていますけれどもw
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購入金額
1,980円
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購入日
2005年頃
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購入場所
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