例年、ほんの一歩合格に手が届かない伊角に何らかの切っ掛けを与えたいがためである。
そして伊角自身も、中国棋院に行けば何かつかめるかもしれないという期待感を持って臨む。
ところが、自分よりずっと若いプロ棋士や自分と同年代の強者に敗れ、自信を喪失することに。
手ぶらでここを立ちたくない…その思いから、伊角は日本でプロ試験が開催される二ケ月の間中国棋院にとどまることを決意する。
中国での猛特訓が始まった。
そして二ヶ月後、帰国した伊角は和谷に会い、ヒカルが長期に渡り手合い(対局)に出てないことを聞かされる。
佐為が消えてから碁を二度と打たないと決めていたヒカルであったが、伊角の希望により再び対局に臨むことに。
この巻は伊角がヒカルに一年前の反則負けに関する心中を吐露するところがとても印象深いです。
伊角の囲碁に対する真摯さと心の弱さを見せてくれた瞬間で、それに応える形でヒカルも対局を受諾することになります。
間違いなくこの巻の主役は伊角(表紙を見るからにそうだが)。
人気投票断トツトップだったのも頷けるキャラクターです。
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購入金額
410円
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購入日
2002年03月頃
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購入場所
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