この時、Gmail側で POP サーバーを有効にして、Google Apps 側で POP 受信の設定を行うと、Gmail のメールが全て Google Apps に統合されます。しかし、過去のメールをこの方法で統合すると、これまでフォルダー(ラベル)に分類していたメールがごちゃごちゃになってしまいます。 Google のメールの良い所のひとつに、空き容量を気にしたり、後で見つけ難くなるなどの理由でメールを削除する事が必要なく、全部残してさくさく検索するコンセプトがあります。これまで残していたメールがごちゃごちゃになってしまうとパニックになります。
これまでのフォルダーを残したままで、Gmail を Google Apps に統合するためには、Thunderbird を使用すると便利です。Thunderbird というメールソフトは Firefox と同じ Mozzila が無料で提供しているメールソフトです。素晴らしい所は、Beckey などとは違って Thunderbird は、
* Gmail のラベルをフォルダーとして認識します。
* メールソフト上での移動や削除がGmail サーバーに反映されてサーバーと同期を取るため、Thunderbird とブラウザ上のWebメールが共存出来ます。複数のPCで Thunderbird を使っても同期してくれます。
Thunderbird は、複数の Gmail/Google Apps メールアカウント間でメールやフォルダーを自在に移動でき、移動・削除・追加などの全ての作業は Gmail/Google Apps のサーバーにも反映されます。日本のメールソフトで主流の POP では、PCにメールをダウンロードしたら、サーバー側のメールは削除するようになっています。サーバーにはデータを残さない設計になっているのです。 Gmail/Google Apps はクラウドコンピューティングと呼ばれている、データなどはネットの向こう側で提供される前提なので、サーバーのデータは削除しないで最新に保たれます。 Thunderbird、Gmail/Google Apps で使用している IMAP というプロトコルは、メールソフトとサーバーが双方向に同期を取るという仕組みなのです。
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購入金額
0円
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購入日
2010年01月頃
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購入場所
http://www.mozillamessaging.com/en-US/thunderbird/
papavolvolさん
2011/01/08
operaさん
2011/01/08
> Gmail のラベルをフォルダーとして認識します。
特にこれが便利そう♪