coneco.netの液晶モニター・スピーカー付属モデルでフルHDという条件で検索した場合に一番おすすめモデルとして提示される三菱電機のRDT232WX。23インチのIPS液晶で,超解像技術を含む“ギガクリア・エンジン”搭載など画質的には比べるべくもありませんが,スピーカー出力は3W+3Wとなっています。
その他,BenQ GL2430HM(1W+1W),LG IPS231P-BN(1W+1W)など,マルチメディアモデルを謳う三菱電機のモニターはじめスピーカー付属の液晶ディスプレイのスピーカーは音が鳴るだけ,内蔵しているだけといったモデルがほとんどです。
その点,本製品はONKYO製スピーカーを内蔵し,先に書いたように出力も7W+7Wと高出力です。これは,一般的な液晶テレビにも匹敵する出力です。
たとえば,PanasonicのフラッグシップモデルVT3シリーズ(仕様)では10W(ウーファー)+6W+6W,SONYの次期フラッグシップモデルHX920シリーズ(KDL-46HX920の仕様)でも10W+10W+10W(ウーファー)と,最上位機種でさえ実際には単体のスピーカーとしては10W前後の出力しかもっていません。
※ただし,これらにはフロントサラウンド機能などより充実した機能がありますが,価格も目的も違うので同列に比較する意味はありません。
というように,高出力と搭載するONKYO製スピーカーの相乗効果で,内蔵スピーカーとしては十二分な音質だと思います。
使用開始時からしばらくは,なにやら音が籠ったような印象だったのですが,使用(=エージング?)とともに解消されました。
ちなみに,そうは言ってもさすがに音楽鑑賞などには低音不足な感は否めません。というわけで,たまたま手持ちのONKYO製スーパーウーファー・SW-7A(W)をPCとの接続の間に挟むことで,量感のある低音を得られました。
地デジ視聴時は本製品に音声出力端子がないため内蔵のスピーカーしか利用できませんが,PCでの動画視聴やBGM再生などには十二分な再生環境となりました。
(もちろんスピーカーは内蔵スピーカーのままなので,別段高音質化などはされていませんが・・・。)
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購入金額
30,000円
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購入日
不明
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購入場所
GOODWILエンターテイメントデジタルモール
プレカリアート真面目明さん
2016/05/07
アイ・オー・データ機器の液晶製品はとてもよいですね。
液晶はアイ・オー・データ機器で決定w
アイヴァーンさん
2016/05/08
この製品は,なかなかスピーカーががんばっていて TV 用途をメインではなく,PC 用ディスプレイとして考えるとかなり良い製品だったと思うのです。
もちろん当時でも EIZO や三菱などのマルチメディア製品を比較対象に含めると,ちょっと様相が変わってくるかもしれないのですが,お値段と TV チューナー搭載以外のディスプレイ機能を考えると,いろんな意味でバランスが良かったのではないかと…。
惜しむらくは,この製品単発でその後同様のモデルがないことでしょうか…(>_<)