だからといって昔の強力なエアーガン並かといわれるとそうでもなく、結局のところゴムの力で飛ばすので人の腕力の範疇です。
ちなみにゴムはどれくらいの強さかというと、具体的な数値は分かりませんので感覚的にいうと、中学生くらいの子供や女性では目一杯引くのはつらいくらいだと思います。
私の力で思い切りゴムを引いて飛ばすと、鉛の9mm玉は水平射撃で40mほど、弾道がまっすぐに飛ぶ距離は15~20m?かな・・・。
案外飛ぶね、という意見もあれば、意外と飛ばないね、という意見もある飛距離ですね。
イチローのレーザービームのほうがはるかに強力です。
実際に当てることができる距離となると、技術しだいですがかなり短くなります。
最初にも書いてますが、人の腕力で飛ばすために、ゴムを引くので精一杯の場合はプルプルと腕が震えるためにまともに狙うことは不可能です。
一度、強いゴムに取り替えたことがありますが、引くことに精一杯になるので、的にしっかり当てることができませんでした
ですので、すぐに元のゴムに戻してしまいました。
また、銃のように照準器がついているわけでもないために、10m以上の距離で当てるのには練習が必要です。
ぶっちゃけほとんど当たりません・・・。
実はそこに競技性があって楽しいのですが。
威力については自分で試したことがないために、海外のスリングショット愛好者のハンティング関連の書き込みから判断すると、大型の金属製玉(9mm?)を使用することで、10m以内でヘッドショット(頭部に一撃)であれば、小動物をしとめられる可能性があるそうです。
普通に当てるのであれば8mが最大距離だとのこと。
本気で狩をするとなると、かなりの熟練した技術が必要でしょう・・・、というか、まず気づかれずに10m以内に近づく技術から習得しないと・・・。
正直なところ、国内で売ってるスリングショットで狩れるとしたら、5mの距離から撃ってもスズメくらいでは・・・、あんな小さい的にほとんど狙わず瞬時に当てられる技術があったらの話ですが。
所詮、矢ではなく玉。
そもそもスリングショットは狩猟用ではなく、羊飼いや農家が動物を追い払うために使っていたものなので、狩ができるような殺傷能力は無いですね。
まあやっぱり、おもちゃの域はでないということで。
スリングショットはゴムで飛ばすために、使っているうちにどんどんとゴムが弱っていきます。
ゴムの寿命なんてものはたかがしれているので、取替え用のゴムが必要になります。
替えゴムはだいたい1000円前後です。
実際に遊ぶときは、人気の無い野原や河川敷などで、木の枝や物干し台にブルーシートを引っ掛け、そこに的を作って当てると、玉が回収できるし比較的安全です。
レジャーで海や山に遊びに行ったときに持っていってビール缶を撃って遊んでます。
そこそこ盛り上がって楽しいです。
不満があるとすると、ゴムの交換が面倒くさい、飽きやすい、というところかと。
---使用上の注意を良く守って遊びましょう---
ちなみに、当たり前ですが、日本国内で人や動物に向けて撃つと違法になりますのでやらないようにしてくださいね。
至近距離で直撃すると、やっぱり痛いし確実に怪我しますし、他人に撃つと傷害罪で捕まっちゃいます。
それに怪我人が出ると、変な規制がかかって安全を守って遊んでいる人に迷惑に。
鳥も同様で、例え有害鳥であっても国内のすべての鳥は法律で保護されており、許可無く害を与えてはならないと定められています。
カラス等の有害鳥駆除が必要な場合ですら、各都道府県知事が、申請内容が鳥獣の適切な保護管理に基づいて、申請目的に合致したものであるかどうか審査した上で許可するそうです。
つまり、そんなもの個人で許可取ることは無理(農家の皆様は大変ですよこれ、本当に)。
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購入金額
2,990円
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購入日
不明
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購入場所
shinさん
2010/09/09
的に当てることがまず難しいってところが、妙に納得というかスリングショットというものがどういうものなのか分かって非常に参考になりました。
nnsuteさん
2010/09/09
護身用とか武器には向いてません、かなり無理がありますね。
相当腕力と握力がないと、ゴムを引いて狙いをつけるためにピタっと止めるのはちょっと難しいというのもあります。
必ず狙いがぶれるので、レジャーとかホビーとしてなら面白いですよ。