外付けHDD設定にクセあり
ゲームには全く使っていない我が家のPS3。その代わり、このトルネを接続し地デジ番組の録画、視聴にフル活用しています。
トルネ自体の設定は簡単で、アンテナからのケーブルをトルネの入力端子に接続し、付属のアンテナケーブルでトルネの出力端子からテレビに接続。トルネ自身の電源ボタンはなく、付属のUSBケーブルでPS3本体に接続すると、PS3の電源と連動してトルネの電源も入ります。別途電源アダプターなどがいらないのはとてもうれしいです。電源が入った状態だと上の画像のようにグリーンのライトが点きます。トルネの初期設定には、付属のディスクをPS3に挿入しアプリをインストールします。以降はディスクは必要なくなります。
さて、このトルネで実際地デジ番組を録画する場合、初期設定の保存先はPS3内蔵のHDDとなりますが、PS3のHDD容量は、最大でも500GB。一方で、録画した番組の容量は、45分番組の標準画質で1.6GB。特番では4GBオーバーなんてこともあります。ただ、PS3はHDDの換装ができるので実際は大容量2.5インチ2TBのHDDに乗せ換えると1.5TBほどの容量を確保できますが、もっと簡単に安価に保存容量をアップさせる方法として、市販のUSB外付けHDDを購入する方法があります。この方法であれば、換装用2.5インチHDDより外付けHDDのほうが容量当たりの価格が安いですし、内蔵HDDを換装する手間が省けます。
しかし、このHDDの設定がややクセあり!
まず、市販の外付けHDDをそのまま接続しただけではPS3は認識してくれません…。なぜか?一般的なHDDのフォーマットであるNTFS形式をPS3がサポートしていないからです…。そのため、PS3がサポートするFAT32形式にフォーマットしなおす必要がります。が、Windows10では大容量HDDをFAT32でフォーマットできません。4GBなどのUSBメモリーはできるのですがね。
そこで、各種フリーソフトを活用して強制的に外付けHDDをFAT32形式にフォーマットする必要があります。フリーソフトのほか、各メーカーが独自でフォーマットアプリを公開しているので参考までに。
さらに、FAT32フォーマットは最大で2TBの容量しか認識できません。そのため、3TBのHDDをフォーマットしようとしても、2TBしかフォーマットできないため、残りの1GBが無駄になります。素直に2TBのHDDを準備しましょう。
FAT32形式でHDDをフォーマットすると、トルネの設定画面で外付けHDDが認識されるので、録画先に設定すればOKです。
番組表から予約録画したい番組をサクサク選んでしまえば、PS3の電源を切ってしまっても、番組の時間になるとPS3が自動で起動し予約を開始します。ただし、初期型の主電源が裏側にある対応のPS3の場合は、主電源は切ってはいけません。
ちなみに、録画中はトルネ本体のライトがオレンジに光ります。そして、録画が終われば自動でPS3の電源も切れます。
ほか、録画した地デジ番組を、PSPに書き出す機能も便利です。容量もPSP用に圧縮されます。たとえば、1.6GBほどの録画番組をPSPに書き出す場合は、およそ370MBほどに小さくなります。PSPの液晶画面でも十分きれいに視聴できます。PSPは、記録媒体がメモリースティックProDuoなので、あまり大容量化できないため、ほどほどのサイズにデータが小さくできるのはありがたいです。
PSPへの書き出し方法は、PS3とUSBケーブルでPSPを接続し、USBモードにするだけ。そのうえで、トルネ上で書き出したい番組を選択し△ボタンでメニューを開き、書き出しを選択します。ただし、PSPへの書き出し速度は遅く、録画時間の1/3ほどかかります。地道に待ちましょう…。ただ、書き出し高速化の設定もありますが、それを選ぶとPSPに書き出されるデータの容量が大きくなります。エンコードが簡略化されるのでしょうか。自分はPSPのメモリースティックが4GBなので、時間がかかっても通常の書き出しをしています。
新品でも1万円ほどで買えるこのトルネ。こいつがあればゲーム機が地デジレコーダーになり、PSPへの書き出しも行える。番組表も見やすく、ジャンル別やキーワードで番組を検索することもできます。一般的な地デジレコーダーと遜色ない、いやむしろ使いやすいので、PS3ユーザーには断然おすすめです。
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購入金額
6,800円
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購入日
2014年06月25日
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購入場所
Amazon



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