OPA2134と並び中堅クラスのオーディオオペアンプとして知られています。FET入力で、姉妹品に1回路入りのOPA604があります。
なお、オールFETではありません。等価回路図の下側にはBJTも使われています。
(2020.3.14追記) いつの間にか生産終了していたようです。但し、1回路版のOPA604は生産が継続しています。
過渡波形に似合わずまったり
OPA2134と同じFET入力の石ですが、より暖色系の色が付いているように感じます。透明感はOPA2134よりも劣るように感じました。ただ、オーディオは好みが9割なのでこういった音が好きな人には良いかもしれません。
逆に、このオペアンプを聴いてからOPA2134に戻すと解像度が上がったように感じました。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
(12/30追記)15Ω負荷(セメント抵抗)時の過渡波形を以下に掲載します。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
そこそこ電流が出る
±4.5~±24Vまでで使えます。cMoyでは電圧の関係で難しいでしょう(私のは24V駆動で使っていますが)。
ユニティゲイン安定で、出力電流も32Ωイヤホンを駆動するくらいなら充分でしょう。
DIPの2回路品なので電子工作でも使いやすいです。
こういう音が好みなら
まったりした音が好みなら、この石を選ぶのも良いかもしれません。
それほどない
24V駆動のcMoy回路について言えば、外気温30.7℃に対し38.7度まで上昇しました。
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購入金額
648円
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購入日
2015年頃
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購入場所
デジット
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