レビューメディア「ジグソー」

キワモノに見えて、実は完成度の高い端末

Yahoo!オークションにて落札しました。
下見のつもりでしたが、面白そうで相場もお手頃でしたので
衝動買いしてしまいました。

購入にあたり、本来重視していた点は
快適にメールが打てる事、
ハイスピードFOMAに対応している事、
この2点です。

スマートフォンの購入も検討しましたが、
ソフトウェアキーボードの窮屈さ、手応えのなさ、
私にとってはタイプミスを起こしやすいと感じられたりと、
今回は見送る事にしました。

上記以外の機能については、ここ5~6年で発売されている
一般的な携帯電話に搭載されている主な機能を網羅していれば充分という考えでした。


現在では使用一日目という事もあり、
メールの使い勝手に絞ってレビューしたいと思います。


テンキー、QWERTYキーボード、
フリック(のような)入力、手書きと4通りの入力方法がありますが、
余程の事がない限り、
基本的にテンキー、QWERTYキーボードの2つのみを活用する事になりそうです。


テンキー操作においては、
テンキー部は構成上非常に薄く、ディスプレイ部分に重心が寄っており
最初は不安を感じましたが、
この携帯を手にして数分で慣れる事ができました。

DVC00108.JPG
DVC00108.JPG

※本稿の画像は全てF904iで撮影しております。

バランスの関係上、自然と画像のように人差し指を添えるようになり、
このように構えると問題なく入力できるようになります。

難点は親指の曲がり角度が深く、窮屈である事です。
一般的なスライド携帯と比較して、キーのピッチは決して狭くはありませんが
この構えで持つと、人差し指でバランスを取るため
親指のリーチに制限がかかるためです。

一般的には以下のようにし得るシチュエーションは少ないかと思いますが、
セパレートした状態でテンキーで入力すると、
非常に軽く、前述のようにバランスに気を遣わずに
リモコンのような感覚でタイピング出来、非常に快適です。


QWERTYキーボード使用時においては
普段からフルサイズキーボードを使用しており、
サイズがかなり小さく、窮屈さや
キーがオフセットされていない事からタイプミスが目立つのではと
不安を感じておりましたが、杞憂でした。

デスクに置いて入力して良し、
両手持ちで親指で入力しても意外にも気になる程の不満は感じられませんでした。
Ctrl+CやVなど、一般的なショートカットキーも使用可能、
テンキーでは届きにくい痒い所に手が届く感覚であり、
個人的には満足のゆく使い勝手でした。

キーボードを使用する際、
ディスプレイとキーを分離する必要があり
ディスプレイはスマートフォン向けスタンドMPA-P10DS001BKに立てて使用しております。

DVC00106.JPG
DVC00106.JPG


横のタバコの箱と比較すると、
まるで非常に小さなPCのようです。


ソフトウェア面では、
日本語入力に定評あるATOKを採用しており、
予測変換も賢く、一文書くにも最後まで手入力する必要も殆どなく快適です。
レスポンスは以前使用していたF904iとは比較にならない程速く、
テンキーでもキーボードでも追従できない場面はほとんどありませんでした。

フリックのような入力については、
カスタマイズの余地もなく、
認知されているフリック入力ではない独特の入力方法である為
残念ながら使う事は今後もなさそうです。


検索するとよくあるように、
バッテリーの持ち具合など多岐にわたり気にかかる点も多いようですが
使用条件に合えば、
唯一無二のセパレート携帯である事のメリットは意外にも多いのではと感じます。

以後継続してこの携帯を使用し、
思いつき次第レビューしてみようと思います。


追記

10/11、HTC EVOへと携帯を変えました。
半年間使用していて、致命的な欠点は感じられませんでしたが
敢えて不満点なども挙げてみます。


バッテリーの持ちについては、やはり多少の心配はあるものの
しっかりと充電さえしておけば一日もたないという事はありません。
但し、充電をしそこねた日は1日持たず、噂通りに途中で電池がなくなってしまいます。



メール作成中に電源ボタンを押して、トップ画面に戻ろうとすると
メールを保存するかどうかを問われますが、
デフォルトで「はい」にカーソルが入るため、
手癖によっては未送信メールが溜まりやすいです。

画像をメールに添付する際、
本文に画像を挿入する「デコメール扱い」にするかどうかを問われますが、
やはりこちらもデフォルトで「はい」にカーソルが入るため、
送信先がPCアドレスの場合、送信先の使用しているメールクライアントによっては
画像が正常に添付できない事があります。
こちらは、デフォルトで「画像を添付する」側にカーソルを合わせて欲しかったところです。


また、縦長の画面である事から、
撮影した画像のアス比は16:9よりも更に細長く仕上がってしまっているような気がします。


改めての良い点を挙げてみます。

本体とQWERTYキーボードを分離した状態でタイピング出来、
さらにATOKのお陰で
改行にまみれて長文になりがちな業務メールのやり取りでは
PCライクに文章作成が出来るため
携帯電話機として考えられる中では、
これ以上ない程に作業性に優れていたのではと感じております。

短文や、簡単なプライベートでのメールは
一般的な馴染みのあるフィーチャーフォンそのままの操作性で
誰もがすぐに使いこなせる仕様です。
この点は使い分け次第です。

また、分離したキーユニットにシャッターボタンの役割を受け持たせる事で
撮影係を必要としない集合写真撮影など、
他では出来ない撮影の仕方も出来ました。
今から見ても画素数など、
カメラのスペック自体は現在のスマホに劣る事もないと思います。


また、待ち受けショートカットやマルチタスク時にショートカットメニューを使用する事で、
待受状態から2タッチでSNSを立ち上げて閲覧、
ミュージックプレイヤー、メール、架電などもさらに2タッチのみで簡単に併用できます。
複数のプロセスが起動している場合のスマホと違い、
こうした時にもスクロールがカクカクするなど、重くなるような症状もありません。

製作サイドは使い勝手の向上に注力したとニュースリリースで拝見しましたが、
その通りに随所随所に拘りを感じます。


この度の携帯変更は、このF04Bへの不満ではなく
HTC EVOのWIMAXテザリングによる自宅との回線一本化によるコスト削減の為です。
こうした理由がなければ、この先数年、F04Bを利用し続けていたと思います。


携帯電話のサイクルは非常に早く、既に廃盤品ではありますが
自分と同じようにこの端末を白ロムとして購入検討されている方には
コスト、性能、使い心地など全体的に見ても、お勧めできる逸品です。

大容量のマイクロSDも値下がりしており、中古市場でのタマ数などから見ても、
白ロム派であれば、今こそが買い時ではないでしょうか。

非常に使い勝手がよく、差し引くマイナスポイントを勘案しても
満足度は満点を付けたいと思います。
  • 購入金額

    8,000円

  • 購入日

    2011年05月10日

  • 購入場所

    Yahoo!オークション

7人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • infychanさん

    2011/05/11

    結構楽しそうでCOOL!なケータイね!
    そういえばこれってオプションでプロジェクタってなかたっけ?
  • tepiaiさん

    2011/05/11

    infyちゃん>
    あるでよ!でも、もう新品が出ないらしく
    オクでも玉数希少&相場も結構な事にorz

    でも、このプロジェクターはPCでも使えるってどこかのブログで見た覚えが…!
    正直、ちょっと欲しい(∵)

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