基盤はこんな感じです。
T10とT5のドライバを使いバラしていきます。
手前の基盤が通信と電源ボタン
右のヒートシンクがCPU
左のヒートシンクはGPUです←RRoDはGPUの故障です

ヒートシンクは裏側からXの字の板で固定されていますが、コレではGPUとヒートシンクの密着が悪いためネジ止め方式に代えます。
シンクの固定板自体はネジなどで固定されておらず、ピンに引っ掛けた状態となっているため、
ペンチなどで慎重にグリグリすれば取れます。

とれたらナットを入れるためヒートシンクを加工します。
ヒートシンク自体はやわらかくペンチで簡単（？）に切り取れます。
切り取ったらヒートシンクとチップにし、グリスを塗って固定します。
固定の方法は
ナット｜ヒートシンク｜ワッシャー2枚｜基盤｜ワッシャー｜ボルト
の構成ではさんできます。
なぜヒートシンクと基盤の間にワッシャーを入れるかというと、ワッシャーがスペーサーの代わりになりネジを締めたときにチップへの圧を減らしてくれるためです。
コレを怠ると、チップが壊れて本当にジャンクになることもあります。

いよいよメインのRRoDの修理です。
RRoDはGPUのハンダがクラックしているために起こるらしく、GPUを一度加熱しクラックしたハンダを付け直すというかなりガチンコ的な修理法です。
ただし無闇に加熱するとチップが焼き切れるので注意しましょう。
GPUの部分にセンサーをつけ80度まで加熱するらしいですが、温度計なんて無いので。
ファンを切って、王道の2～3分加熱でいきました。
加熱後は電源を切り、何かでゆっくり冷やすといいらしいです。
(ある程度冷えたら、めんどくさくなったのでエアダストの逆さま噴射で急冷しちゃいましたが)

というわけで
いざ、電源ON
ｷﾀ――――(ﾟ∀ﾟ)――――ｯ!!!!

とりあえずドライブをヒートシンクの板で固定、
クリアファイルを加工して蓋を作りました。

内部に仕切りを立てて、空気の流れを一元化しました。
コレでGPUにも風が流れてくることを祈る・・・