レビューメディア「ジグソー」

一度もOCに使わなかったOC向けマザー

まだ登録してなかったのかよな一品。我が家としては唯一のハイエンドマザーになるMAXIMUS II GENE。MicroATXマザーながら、オンボードグラフィックを廃したP45チップを搭載、その他オンボードスイッチやたっぷりの電源フェーズ、ごっついヒートシンクなどMAXIMUSの名に恥じない詰め込みっぷりのゲーミング/オーバクロックマザー。

この後MicroATXのハイエンドマザーとして「GENE」シリーズが続行されていくところを見ると。「M-ATXでハイエンドを!」という需要は割とあったのかもしれない。

片側だけロックのメモリスロットや、取り外しのしやすいPCIexスロットなど、小物類も意欲的な設計。それまでコスト重視でベーシックなマザーしか使っていなかった私には衝撃的の一言だった。後で紹介するLCDポスターなる小型液晶も付属していて楽しいが…
なにこれでかい
なにこれでかい

この特大ロゴステッカーは何に使えというのだろう。
ちなみにIIGENEの外箱、カッコイイのでグラボ入れに使ってます。

入手経緯
入手経緯

さて、当時私自身わりとマザーに関してはあまり拘りがなく(一部の変態構成を除いて)壊れたら交換すればいいやレベルだった。

なので当時(08年4月~10年4月)メインゲーム用PCとして使っていたのは廉価なGIGABYTE GA-G31M-S2Lに不釣合いなE8400を組み合わせたもの。


このE8400+GA-G31M-S2L自体に特に不満はなかったのだがメモリスロットが2本しかなかった(購入時これは迷ったのだが予算の関係で他に金をかけてしまった)。
この頃Windows7 64bit化をしたのにメモリが2GBというのは何か切ない。DDR2の2GBモジュールは地味に高い。

そこでM-ATXでメモリスロットが4本あり、どうせなら何か買い換えたぞーという気分になるものとしてこのMAXIMUS II GENEを中古(オイ)で購入した。だって中古でも新品廉価マザーくらいしたもんで…。
オーバクロック向けというくらいだから、定格なら余裕の安定動作で長期間使える(ココ重要)だろうという目論見だったのだが…その後僅か1年3ヶ月でDDR3メモリの安さとXeonE3 1260Lのチート級ワットパフォーマンスにつられてメインPCを交換するとは夢にも思っていなかった。
本体&バンドルソフト
本体&バンドルソフト

話がそれまくっているが、大前提たる「安定動作」に関してはまったく問題なし。他のマザーで4枚挿ししたら相性が出てしまったメモリ一式をコイツに移植したらそのまま動いてくれたり、ファンコンが不要になるレベルの多彩なファンコントロール機能はさすが。
ただそのファンコントロール機能は少々クセがあり、4つ中ケースファン扱いの2個と、システム・CPUファン扱いの2個で制御項目の形態が異なる。高回転のファンを無理やり低回転動作させるならむしろケースファン扱いにしたほうがよかったりと結構悩んだ。

また、ご自慢のガッチリとしたヒートシンクのチップセットはその割に温度が高くなりやすい(付属のソフトで各所の温度をリアルタイムチェックできる故に気づいたのだが)。どうやらデフォルト設定だと安定動作の為か電圧を若干高めにするらしく結果的に温度が高くなっているようだった。
なのでマニュアル指定で電圧を定格固定にしてやれば温度も下がる。

先ほど軽く触れた「LCD POSTER」のギミック感もたのしい。独自のコネクタでケース背面からビローンとでてきます。
起動時各種チェックの時にステータスが出たりOS起動時にWELLCOMEって出たり、それ以外の時はBIOSで指定した項目(電圧や温度)が出るアイテム。実用性はさほどないとおもいきや、静音PCでしかも棚の下に設置していたので電源消し忘れ防止に一役買っていた(オイ
何か余計なものが写っているのは気のせいです。
何か余計なものが写っているのは気のせいです。


その多彩な電圧指定機能で、途中からワットモニターとにらめっこしつつE8400の低電圧動作チャレンジもしていたが、完璧にオーバークロック向けとは逆の方向に使われている。

もちろん付属ソフトも充実。各種モニタリングソフトは当然のこと、3DMark06が付属しているあたりもさすがゲーミングマザー。
またSoundBlaster X-Fi MBというオンボードサウンド強化用のソフトもついている。ソフトに関してはVossさんのレビューを見ていただけると判りやすいかと(勝手におしつけ)。


ソフト無し、素の状態でも、手持ちマザーのオンボードサウンドとしてはなかなかいい音をだしてくれるので、上記ソフトを使った場合、廉価クラスのサウンドカードは不要と言っても過言ではない…かもしれない。あくまで音は主観ですから。

現況
現況

2011年6月にE3-1260L&Z68 Pro3-Mを購入したせいで予想外に早くその役目を終了させてしまった。



暫くはオンボードスイッチを生かした動作確認用として適当なケースにつっこんでサイドパネル開放状態で使用しており、2500Tレビューの消費電力確認方法の検討用としてアレコレテストしたのもコレ。



それも落ち着いた後、親用E3400搭載PCに使っていたGA-G31M-S2Lを知人に売却したせいで、そこにつっこまれることに。


しかしそのケースは小型のSFX電源搭載。ついでにE8400にしようかとも思ったが、電源容量と使用者本人が別に今のままで良いというのでE3400をつっこまれてしまった。
ゴメンネII GENE、廉価CPUで定格運用で…。でもその安定性には感謝しているよ!


今となってはあまり関係ない事
今となってはあまり関係ない事

とにかくコイツ、発売時期が微妙すぎる。2009年の6月頃に発売しているのだ。
ハイエンドに関してはその半年以上前にLGA1366プラットフォームが出ているし、同年9月には実質的な後継となるLGA1156マザーが発売するので今更感が拭えない。

更に余談ですけどASUSのR.O.Gシリーズって微妙なタイミングに発売するイメージがあるのは私だけでしょうか。
最近だとせっかく67系として真っ先に発売したMaximus IV Extremeはチップセット不都合に巻き込まれ、Maximus IV Extreme-Zは他のZ68マザーより発売が遅れたし、辛うじて先行発売したMaximus IV GENE-ZでさえZ68としては他社より1ヶ月遅れ。
AMDプラットフォームの「Crosshair V Formula」は発売した時すでにFXシリーズに対する失望感が漂っていた上に肝心の8コアが発売延期。いっそFXの情報が出揃う前だったらと邪推してしまった。
  • 購入金額

    10,000円

  • 購入日

    2010年04月頃

  • 購入場所

    じゃんぱら

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