MBP用のマウスを選択する上で、

ポートを塞がないためにもbluetoothマウスに絞って探し始めたは良いのですが、

世の中、意外とbluetoothマウスの選択肢が少なく、

折角だから俺はこのzigsowで評価の高い青い(歯)マウスを買うぜ！

と、意気揚々とこのマウスを購入したまでは良いのですが、

ロジクールのサイトに行っても、

新しいOS X Mountain Lion(10.8x)に対応したドライバが無いというサプライズ。

あたしって、ほんと馬鹿。

そういうの調べてから買うのって当たり前じゃん？

なんて今更言っても遅く、

steermouseを試用し、

その操作感の悪さに嘔吐し、

(一応ドライバ無しでもマウスとして認識され、

使えることには使えます。)

三日三晩泣き続け、

ふと、海外のLogitechサイトを訪れてみたところ…。

10.8x対応版あるじゃないですかー！いやだー！(歓喜)

ドライバは英語ですが、

マウスを触ったことがあれば英語という概念をそもそも知らなくっても基本的な設定はこなせます。

一応、少し英語が分からないとできなさそうな設定もありますが、

これもパソコン用語さえ知っていれば普通に設定できそうです。

steermouseとは比べ物にならないカーソルの素直さ…！

さて、と、そこまでは三日三晩(5分程)で済んだので良いのですが、

更に苦労させられたのが、OSの仕様です。

macのOS設定は致命的に頭が悪いので、

マウスのスクロールと、トラックパッドのスクロール方向を

個別に設定することができません。

これに関しては、どちらに妥協しても操作感が気持ち悪いので、

時を忘れて奔走し(5分程)、

あるフリーソフトを発見しました。

これを入れて"Reverse Trackpad"のチェックを外せば完璧。

アイコンがダサイので、迷わずメニューバーから追放すれば完璧です。

とは言え、常駐ソフトを増やすのは(宗教上の理由で)あまり好きでは無いので、

早いところOSレベルでそこらへんの融通は利かせていただきたいところです。

(AutoCAD for mac のスクロールが更に逆になりましたが、

AutoCADの設定内でスクロール方向を反転させて事なきを得ました。) 

と、長くなりましたが、ここまでが導入です。

マウス自体についてですが、

全体的に価格相応のチープさは有りますが、

纏まりのある落ちついたデザインだと思います。

logicoolロゴの主張が謎に激しいですが、許容範囲でしょう。

重いと仰る方も多いですが、

確かにこのサイズにしては驚異的な重さです。

ただ、マウスの重さとしてはそこまで驚異的では無い筈です。

なのに、操作感が非常に重い。

理由としては単純に、電池が後ろ寄りに配置されており、

かなりtail-heavyなのが1つの原因でしょう。

マウスを持つと、クリックする人差し指付近に神経が行きがちですが、

m555bのセンサーはマウスの中間辺りにあり、

そして、マウスの重心はそれより更に後ろよりです。

なので、指で操作するつもりでマウスを動かすと、

強烈な重さを指が錯覚してしまうようです。

(その点G700は本当に優れていて、

クリックする指の位置にセンサーがあり、

カーソル操作も直感的です。)

このマウスの理想的な持ち方としては、

マウスを横から見たときの凸の頂点辺りの、

Bluetoothマーク周辺をつまむようにして持つと、

カーソルの移動がかなり軽く、楽になります。

ただし、その持ち方をすると今度はボタン操作が難しくなります。

と、色々と重心の位置のせいで持ち方が難しいですが、

近距離パワー型の私は完全に爪立て持ちでガシガシと動かしています。

普段G700を使用している所為で、

このマウスを使っていても作業をボタンですまそうと、

何も無いところを押してしまいそうになります。

やはりもう少し、G700までとは言いませんが、

多ボタンのマウスでも良かったかな、とは思います。

が、このマウス自体の完成度は価格を考えると極めて優秀でしょう。

煙草一箱 +α のコンパクトさ。

Logicoolさんには早急に日本サイトでの10.8x対応ドライバを公開、

或いは海外Logitechサイトのドライバページへのリンクでも良いので

置いておいていただきたい所です。

【追記 2012/08/30】 まだ日本語サイトでは公開されていません。