このCore 2 Quad Q8400はかなり前に安く出ていた中古品を見つけ、自宅内のファイルサーバーで使うつもりで買っておいたものの、マザーボードのTDP制限により使うことが出来ず、そのまま長期間にわたって放置されていたものです。オーディオPCは長らくCore 2 Duo E7300を使い続けていて、Core 2 Duo E8400をはじめとするより高性能なCPUも余っている状態ではあったのですが、特に性能に不満を感じなかったため、アップグレードされることがないままとなっていました。
しかし、今回はこのPCにBDドライブを組み込むことにしたため、BD再生時の余力を考えてCPUの入れ替えも同時に行うことにしたのです。ちなみにBDドライブはこちらを使います。
特に狙ったわけではないのですが、同じ定格クロック周波数で、物理CPUコア数が2つ増えるという形のアップグレードとなりました。もっとも、FSBはCore 2 Duo E7300が1,066MHzでCore 2 Quad Q8400が1,333MHzとなっている一方で、L2キャッシュ容量は物理2コアに対して3MB確保されているCore 2 Duo E7300に対して物理4コアに対して4MBのCore 2 Quad Q8400という関係であり、必ずしも1コア当たりの性能が同等というわけではありません。
組み込みが終わり、当初の目的となるBD再生のテストを行いました。ビデオカードは玄人志向 RH7750 E1GHD/D3、再生ソフトはCyberlink PowerDVD 10 Ultraです。
再生中のCPU使用率をモニターしていると、概ね5~11%程度の間で推移しているようで、RADEON HD 7750の強力な動画支援性能による部分も大きいとは思いますが、この用途であれば十分に余力を持っていることがわかります。このPCはそれ以外の用途で使われることがあまりないため、他のテストは特に実施していませんが。
CPUの高い能力が要求される用途であれば、LGA775のCPUではもはや力不足を感じることもありますが、このように用途を絞ってやればまだまだ十分に高い満足度を持ったCPUということが出来るのではないでしょうか。
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購入金額
5,500円
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購入日
2012年04月28日
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購入場所
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