食べた食品をノートに書き連ねるだけのダイエットがあるそうですが、家電製品の消費電力を測定するだけの省エネ手法に応用してみました。
使い方は至って簡単、測定したい家電製品とコンセントの間に、本製品を介在させるだけです。
本体の背面に給電用のプラグが埋め込まれていますが、たいていの場合、小型のテーブルタップなどの延長コードを使って接続します。
電圧(V)、電流(A)、電力(W)、皮相電力(VA)、電源周波数(Hz)、力率(PF)、積算電力量(kWH)、積算時間(H)が測定できます。
あと、測定後の話しですが、プラグが本体から突出しているため、机の引き出しなどへの収納の際には非常に邪魔です。ぜひとも、本体内に格納できる構造にして欲しかったです。
と言うことですが、さっそく測定にかります。
【測定結果】
1. まず、DH67CF↓をマザーボードに、
Corei3 2100T↓をCPUに
組んだPCです。
Corei3 2100Tのレビューにも記載しましたが、アイドル時30W、高負荷時40Wでした。
両者の差が10W程度であるのは、さすがCorei3 2100Tと言えそうですが、もう少し、アイドル時の電力を下げたいところです。
2. そして、上記PC用の19インチ液晶モニター↓です。
画面の明るさを50%に設定したとき34W、100%に設定したとき39Wでした。明るさを控えることにより、5W程省エネできますね。
3. お次は、24インチの液晶モニター↓です。
61~62Wでした。画面の明るさ設定を変えても、ほとんど測定結果に反映されませんでした。目一杯明るくしても問題ないです。
絶対的な数値は少し大きめな気がしますが、19インチ液晶モニターとの相対比較では、表示面積を考慮すると妥当なところかも知れません。
4. バッテリー充電中のMBA↓です。
37Wでした。ディスプレイ付で7時間程度バッテリー駆動できることを考慮すると、なかなか優秀かと。
5. 37インチの液晶TVレグザ↓です。
スタンバイ時30W、視聴(電源オン)時140Wでした。スタンバイ時(リモコンによる電源オンを待機している状態)で30Wも消費しているのは驚きです。バックグランドで何かの処理をやってそうです。
一日のうち仮に3時間TVを視聴or録画するとして、残りの21時間はスタンバイしながら30W消費しているので、かなり無駄な電力を喰っていることになります。主電源を落とすなどの対策が必要ですね。
6. レグザと接続している録画用のHDD↓です。
こちらは、スタンバイ時3W、稼働時10Wでした。妥当なところでしょうか。
【訂正】
5. のレグザですが、さすがにスタンバイで30Wはおかしいかなと思い、スタンバイ状態のまま放置しましたところ、0Wに下がっていました。定期的にバックグランドで何かの処理をする可能性はありますが、常時30Wを消費しているワケではなさそうです。
【測定結果のまとめ】
どれかひとつでも、省エネの標的にできそうなものを特定したかったのですが、今回の測定では見つけることができませんでした。なかなか優秀な家電達ですね。
今後とも、マメにワットチェックしていきたいところです。
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購入金額
5,000円
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購入日
2011年05月25日
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購入場所
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