レビューメディア「ジグソー」

デュアルコアatomのベアボーンをいじりたおす

FoxconnのATOMベアボーン当選しました。

ワクワクしながら待っていたところ、今日無事に届いたので
さっそく開梱してみました
まずは届いた物のチェックを・・・。

同梱物は本体、スタンド2個、ドライバーCD、ネジセット、
簡単な説明書1枚、SATAケーブル2本です。
本体の電源ケーブルは中に入っていました。
(写真2)


さて、組み込む部品です。
メモリーはデスクトップ組み換え用に買っておいたDDR2-800
(1GB2枚のデュアルチャンネルセット)を1枚流用することにします。
手持ちのHDDは組み外し品は全てIDEのため、変換アダプタを
調達しないとダメみたいです。
そのため、寄せ集め素材で・・・と思っていましたが、
やはりWindows7を少し試してみたいのでHDDと光学ドライブは
調達することにしました。新品買い増しはこれだけです。
HDDは500ギガのHGSTのSATAドライブ(HDP7250GLA360)を、
光学ドライブはLGのスーパーマルチ(GH22NS40)を購入しました。
(写真3)

早速組み立てです

まずサイドパネルを外し、フロントパネルを外し
(勿論、スイッチ系ケーブル抜いてます)
ドライブベイを外し(カードリーダーのUSBケーブル抜きます。)
ここまでやって、ようやくシャドウベイが見えます。

筐体分解のために外すねじも、サイドパネル1箇所、ベイユニット2箇所と
少ないので、組み立てやすいかなと思いました。


最初の組み立ては、メモリーを慎重に組み込むことです。
少し左右のレバーの戻りが悪い気がしますが、バキっといかないように
慎重にぐいぐい押し込みます。狭いので、うまくはまったかが解りにくい
のも難点に思えました。

次はハードディスクの装着。
電源ユニットが干渉をして、簡単には入れられませんが、
片側づつ押し込んで、スライドさせます。
ここも少しケースサイズに余裕を持たせれば、組み込みも
楽になるかなと思いました。ちなみに、ドライブは上下逆
にして組み込みます。

光学ドライブは比較的すんなりとベイに固定できました。
シャドウベイの組み込みが手間取りましたが
(フロントパネルのケーブルを繋いでから取り付けたので
フロントカバーが少し邪魔になり、ベイ固定ネジを回しづらい
状況でした)

マシンはあっけなく完成。Windows7とUbuntu、
そしてWindowsXPを導入し、ホビーユースでどこまで使えるかを
試してみようと考えています。(写真1)

気になった点ですが、スペック上の点として、グラフィック性能が
低い割に拡張スロットがPCI-E16xでないことと、拡張インターフェイスが
IDE無しということが個人的に残念に思えました。

余剰パーツで組んでいくというコンセプトとして、S-ATAの光学ドライブが
ようやく普及しはじめた現在では、まだIDEインターフェイス廃止は
時期尚早だったと思います。
余っている光学ドライブはIDEがまだ多いと思われますので、
そういったドライブを有効利用できるようにしてもらいたかったと思います。


拡張スロットですが、945Gのグラフィック性能は、後継となるG3xやG4x
チップセットのグラフィック性能と比べるとかなり劣る部分があるので、
外部ロープロファイルGPUカードでそこを補強できればよかったと思います。
Windows7βでの使用時、診断スコアが3.0以上で基本推奨ラインのところを2点台でした。
正直、Windows7が快適に使えるか不安です。

現状でもPCIスロット対応カードにより、ある程度の拡張は可能ですが、
PCIスロットでの拡張では、利用できるカードも制限されますし、
CoreシリーズのCPUを搭載できるベアボーンに比べ、グラフィックチップ
も限定されたものとなり、カスタマイズの幅も制限されてしまうと思います。

後続製品では、マザーボードのチップセットとして
DirectX9.0C対応の3Dグラフィック性能やマルチメディア・動画処理
支援性能で945Gチップセットより優れる、nVidia社製のatom向け
プラットフォーム「ION」対応チップセット「GeForce9400M」の採用、
拡張スロットにPCIExpressx16あるいは、ユニバーサルスロット仕様の8x
スロットを搭載し、PCIExpress対応ロープロファイルグラフィックカードを
拡張できるようにする等の、基本的なオンボード3D性能向上、
グラフィックカード拡張性の向上をお願いしたいと思います。

動作中の状況としてはケース吸気ファンも電源ファンもかなりの風量
があり、問題ないという感じです。音もいたって静かで気になりません。
PCIバスにグラフィックカードを搭載すると少しうるさいように思える程度です。

ファン周りで気になった点として、サイドパネルの吸気ファン付近のスリットが
大きく、ホコリも筐体内部に取り込んでしまうように感じました。
ここは市販のフィルタが取り付けられるような工夫があればいいと思いました。

ケースサイズは、作業のしやすさから、もうすこし余裕があったほうがいいのかなと
思いました。
特に、PCIバスと電源周りは非常にギリギリのスペースのため、
PCIバス用グラフィックカードを搭載した場合、電源ファンとグラフィックカードの
ヒートシンク・ファンが干渉してしまう可能性があります。
実際、後から搭載したグラフィックカードのファン部分の張り出し数ミリが
電源のファンの張り出し部と干渉し、微妙ですが斜めに刺さる状態です。
グラフィックカードにねじれのストレスがかかるので、ここの部分は最低でも
改善してもらいたいと思います。

あるいは、電源自体を筐体外に出してしまえる、純正のACアダプタ化改造キットを
オプション品として用意してもらえればPCIスロットの干渉の解消とさらなる静音化も
進めていけるかと思います。

ここさえ改良してもらえれば、低価格自作デスクトップ機
(ちょっとしたゲームや動画再生機)としても充分に通用
するのではと思います。

コメント (20)

  • squareさん

    2009/02/28

    月夜叉一穂さん、当選おめでとうございます。

    Ubuntu楽しみにしてます。
  • 月夜叉一穂さん

    2009/03/01

    とりあえず半日経過です。
    Windows7のインストールはあっけなく完了。
    Wubiによるubuntuインストールは、MBRがVistaとは別物なのか、
    7以外は認識せず。

    週刊アスキーさんの増刊(カンタンubuntu)を見ながら、
    7上からEasyBCDによるブートメニュー編集を行いましたが、
    GRUBがありませんと表示され失敗。

    無料のパーティション変更ツールを使用して、250GB×2に変更、
    Wubiによるインストールを試みましたが、これまた7のブートローダーが
    認識せず。

    これを試行錯誤で十数回繰り返した結果、ついにはHDDのパーティション
    がおかしくなってしまいました。
    (Cドライブのほかに200MBのNTFS隠しパーティションが出来ていて、
    本来sdr1にならなければならない7のシステム領域がsdr2として認識
    されていました。隠しパーティションはパーティション変更ツールでも削除できません。
    フォーマットツール持っていないので、きちっとしたパーティションが区切れません。)

    7のインストールもフォーマットしていないHDDに直接インストールしています。
    結局、β版の7とubuntuのデュアルブートは不可能かもしれません。
    また改めて挑戦してみたいと思います。

    写真1枚目は導入直後、
    2枚目はブートCDからのWubiインストールで頻発するエラーダイアログです。
  • 月夜叉一穂さん

    2009/03/01

    やはりというか、7でのシステムパフォーマンススコアの
    最低点はグラフィック性能でした。
    デュアルコアatomは3.2と、2.4ギガ程度の
    シングルコアセレロンと同じくらいの性能はあるので、
    ストレスは感じないと思います。
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