レビューメディア「ジグソー」

[α版] 消費電力について重点レビュー

*まえがき
レビューインフィニティ第1弾 ローボルテージ星 省電力PCを作ろう!のプレミアムレビューです。
Intel Core-i5 2500Tと Intel SSD 320シリーズ120GBモデルを使って省電力PCを作りました。

まず始めにお断りしておきますが、自作PCはあまり省エネとはいえません。
省エネを目指すならば、ノートパソコンを使うべきです。
たとえそれが1年半前の機種だとしても、圧倒的なレベルで省エネとなります。

では自作PCで省エネ指向のPCをあえて組んだらどうなるか?
消費電力と処理性能に着目したレビューをお届けします。


*比較対象について
今回は4台のパソコンで比較を行いました。
デスクトップ2台は現行型のCPU、ノート2台は1台が現行型、1台が1世代前のものです。
それぞれメモリは4GB以上、ストレージはSSDを使っています。
デスクトップ2台のみ、21.5インチ液晶モニターを使っています。
単体では約30Wの消費電力があるものです。
機種ごとのCPU
機種ごとのCPU



*消費電力について
OS稼働中で余計な操作のないアイドリング状態と、
CPU使用率がほぼ100%になるよう徹底的に負荷をかけた状態の二種類について消費電力を調べました。
消費電力:表
消費電力:表

消費電力:グラフ
消費電力:グラフ


消費電力の計測については全てACタップ型のメーターでおおよその値を出していますので、
厳密にこの値ではない可能性があります。

いくつかの発見がありました。
 ・デスクトップ2台において、負荷が低いときの消費電力に大きな差はない。
 ・デスクトップ2台において、ピーク時の消費電力に大きな差がある。
 ・ノートパソコンの消費電力が非常に低い。台数を動かすならばノートパソコンを選択する意義は大きい。


*処理性能について
VLCというソフトで動画ファイルを縮小する処理を行い、処理時間を計測しました。
実際に処理を行う場合にCPUをフル稼働しているか?などということは気にしませんので、
今回のテストでも、そこは無視しています。
処理性能:表
処理性能:表

処理性能:グラフ
処理性能:グラフ


想像以上に性能に差がみられました。

最速の自作PCはCore-i7 2600Kはクロック3.4GHz、逆に遅かったMacBookAirはクロック1.6GHz。
ほぼ2倍の差があります。所要時間もそれに準じています。
アーキテクチャの古いCPUをのせたThinkpad T510はクロック2.67GHzですが、順位は3位でした。
世代の違いが出た、と見ていいと思います。


「ただし」があります。
この処理性能を調べたテストの内容は、「常にやるものではない」のです。
普通、四六時中エンコードします?しないでしょう。

つまり、今回のテストでわかった性能差が、実際の使い勝手にそこまで影響しないのです。

例えるなら、小型のハッチバックと大型のセダンです。
この2台、絶対的なパワーは、比較にならないほど違います。

サーキットを走れば、パワーの差が加速や最高速に影響するでしょう。
けれど、市街地ではどうでしょうか?……おそらく、大きな差は出ないでしょう。
50キロまで加速するだけなら、そこまでパワーが要らないのです。


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(2011/08/05)取り急ぎ、α版としてまとめました。集めたデータで出せる範囲の情報です。

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