P55構成のパソコンのパーツを流用しつつ、HDDも流用しても良かったのですがせっかくのSATA3対応マザーなので他のパソコンで使用している64GBのC300を取り外してシステムドライブとして使用したいと思います。
初期構成は
【ケース】:3R SYSTEM R120-V3BK
【マザーボード】:GIGABYTE GA-P55M-UD2
【CPU】:Intel Core i5-750
【CPUクーラー】:Zalman CNPS9900NT
【メモリ】:Corsair CMD4GX3M2A1600C8
【グラフィックボード】:PowerColor AX5750 1GBD5-S3DH
【電源】:SilverStone SST-ST40F-ES
【HDD:システム】:WestermDigital WD6400AAKS-00B3A0
【HDD】:WestermDigital WD20EARS-00MVWB0
【OS】:Windows 7 Professional 32bit
変更箇所は
【マザーボード】:Intel BOXDP67BGB3
【CPU】:Intel Core i7 2600K
【HDD:システム】:Crucial RealSSD C300 64GB
マザーボード合わせて3箇所です。
※付属品※
箱の裏面には「インテル製マザーボードで作る自作パソコン組立てマニュアル」という冊子が付属しています。
内容は組立て時の注意点から始まり、基本構成での組み立て方に加えてコネクタやケーブルの説明、豆知識として最近流行のSSDの説明もあります。
そしてWindows7のインストール手順が簡単に載っています。
最後にはインテル製の6チップマザーボード16種類のレイアウトの説明があります。
10年ほど前に初めて自作するときに買った初心者用組立てマニュアルと同じ・・・いや、こっちのほうが分かり易いかも(・∀・;)
初心者が選択する様なマザーボードではないと思いますが・・・最後のレイアウト説明から察するに6チップマザーボードには全て付属しているのかもしれませんね。
ドライバCD
付属品はクイックリファレンス
マザーボードレイアウトシール
ステータス表
SATAケーブルx6
WiFi/Bluetooth Moduleと接続用内臓USBケーブル
SLI用コネクタ
バックパネル
クイックリファレンスは重要そうなところを抜粋したような感じのカラーマニュアル的なものです。ピンの詳細が大きく見やすいのが良い印象です。
詳しい事は付属CDの中の製品ガイドを見てくださいとの記載がありますが・・・通常マザーボードに付属しているような細かな説明が載ったものはみあたりませんでした。
WiFi/Bluetooth Module
フロントパネルの裏に両面テープで貼り付けて使用する説明がクイックリファレンスにはあります。裏面には両面テープが備わってます。
※外観※
パックパネルはなんだかすっきりした感じです。
PS2は廃止されています(・∀・;)
LANはGig LAN対応で音声出力にはS/PDIFがありデジタル出力ができるようです。
左側の方にある白い四角いボタンはリファレンスにはBack to BIOSとの記載があり、赤く点灯していない状態にしないようにという感じに表記されています。
赤く点灯した状態だと即座にBIOS画面へと移行するようで、オーバークロックで設定をちょこちょこ変更する場合には役に立ちそうですね。ってDOS/V POWERに書いてました(笑)
次にマザーボード上にあるドクロマークは目が赤く光ります。ケースのHDD LEDと同じタイミングで点滅しています。
そしてメモリーソケットの付近にはリセットボタンと電源ボタンがあります。バラック環境でオーバークロックすることが考えられているのでしょうか、さすがハイエンドマザーボードです。
メモリーソケット横にある数字が表示される部分には現在の状態を英数字で表示してくれます。トラブル時にもその英数字からある程度推測可能になりますね。コードの内容は付属品のステータス表に記載されています。
※組込み※
組込みはP55マザーと特に変わりなく、CPUクーラーもそのまま使用できました。
少し心配だったメモリーですが・・・起動するとステータスコード27のメモリーエラーが出て、ピーピーとビープ音がなり挿しなおしなど試してみましたが改善されす、どうなることかと思いましたがDIMM2のメモリーを外して、DIMM1のみの一枚差しにすると無事起動しました。
実はWindows7インストール後にダメもとでもう一度2枚差ししてみたところ問題なく起動しました・・・なんだか不安な感じです(・∀・;)
※ドライバインストール※
このマザーボードのドライバやアプリケーションのインストーラーは選択したドライバを自動でインストールしてくれるので非常に楽です。また、Windowsの起動の際にIDとPasswordを設定している人にはインストールしている間だけ自動ログインできるように設定できます。
インテルのマザーボードは皆こういった親切な感じなんでしょうかね。
デフォルトでいいやとそのままインストール開始したのですが、最後の方にAdobe Reader9とイーセットスマートセキュリティ4もあり気づいたときには時既に遅し・・・完了してしまってました。Adobe Readerは良いとして、イーセットスマートセキュリティは完全に削除するのが困難なので今後何かの障害になっては困ると思い・・・もう一度フォーマットしてOSを入れなおしたのは内緒です。
インストールが終わるとデスクトップに3つのショートカットができます。
アプリはインストールされていませんのでショートカットからインテルのサイトへ行きダウンロードします。
【Intel Desktop Utilities】
ハードウェアモニターやCPU-Z、CrystalDiskInfoなどのモニターツールが全て盛り込まれたアプリケーションです。便利そうだなと思いつつその後起動しようとすると起動しない・・・常駐にはアイコンは出てますがメイン画面を起動しようとするとちょっと反応するが音沙汰無し(・∀・;)
とりあえず、アンインストールしちゃいました。
【Intel Extreme Tuning Utility】
Windows上からオーバークロックの設定ができるツールです。
【Intel Integrator Assistant】
インストール不要?iassist.exeを起動するとIntegrator Assistantが起動します。BIOSのアップデートやBIOSのBoot設定やデバイスの管理、電源管理の設定ができます。
※パフォーマンスチェック※
エクスペリエンスインデックス
CrystalDiskMark
* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]
Sequential Read : 350.601 MB/s
Sequential Write : 75.699 MB/s
Random Read 512KB : 327.626 MB/s
Random Write 512KB : 75.909 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 30.596 MB/s [ 7469.7 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 58.162 MB/s [ 14199.8 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 230.095 MB/s [ 56175.5 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 78.589 MB/s [ 19186.7 IOPS]
Test : 500 MB [C: 32.3% (19.2/59.5 GB)] (x5)
OS : Windows 7 [6.1 Build 7600] (x86)
ここで疑問が発生。
付属のSATAケーブルはSATA3対応なんだろうか・・・?
ケーブルにも表記はないですし、マニュアル類にも記載はなし、インテルのサイトを見てもよくわからん。ということでSATA3ケーブルを購入して、ついでに手持ちのSATA2ケーブルと、SATA3ケーブルを使用してもう一度ベンチマークを流して比較してみました。
結果はどれも同じ速度という・・・C300程度の速度のストレージだとケーブルの種類は関係ないの!?ということで付属ケーブルの正体は不明に終わりました(・∀・;)
※オーバークロック
P35マザーで多少オーバークロックはした事があるもののCPUの性能も機能も違うのでP67でのオーバークロック設定を調べながらチャレンジしてみました。
とりあえずBIOSを眺めてみるとBIOSからはコア電圧とメモリ電圧が変更できないらしい。BIOSのアップデートをしてみましたが同じでした。
(BIOSアップデートはBGP6710J.86A.1979.EB.EXEをWindows上で実行すると自動でシャットダウンしてBIOSアップデートが始まります。)
Intel Extreme Tuning UtilityのManual Tuningでは変更可能だったのでIntel Extreme Tuning Utilityを使用してオーバークロックをしていきたいと思います。
【設定項目】
Refarence Clock:100MHz
※ベースクロックの変更は120MHzまで変更できますがPCI Express等のデリケートな部分に供給するクロックを分離できないのでベースクロックによるオーバークロックはできない。
Enhanced Intel Speedstep Technology:Enable
Intel Turbo Boost Technology:Enable
※Turbo Boostの倍率を上げてオーバークロックすることしかできないのでTurbo Boostは有効に、そしてTurbo BoostはEnhanced Intel Speedstep Technologyに連動して動作しているのでEnhanced Intel Speedstep Technologyも有効にします。
Internal PLL Voltage Overvoltage:Enable
※Internal PLL Overvoltageを有効にしておかないと48倍以上の動作ができないのでとりあえず有効にしておきます。
Turbo Boost Short Power Max Enable:Enable
※無効にするとTurbo Boost Short Power Maxの設定ができなくなるので有効のまま。
Core Current Limit:150A
Turbo Boost Power Max:140W
Turbo Boost Short Power Max:150W
※オーバークロックの上限設定みないなものでしょうか。この値が低いとオーバークロック設定をしてもリミッターが効いて高クロックで動作しません。デフォルト値では4.2Ghzほどまでは動作します。上記値にしておけば5.0GHzくらいまで動作が可能になるようです。
メモリのオーバークロックは実施せずデフォルトのままです。
倍率42倍(4.2GHz)までは順調にオーバークロックできました。
Core Voltege:1.28V
その他電圧はデフォルト値
CPU:OCCTを一時間実施しましたがエラー無し、Prime95とFurMarkのダブルストレステストも30分ほどですが問題なし。何故かOCCTではCPU温度は読み取り不可だったのでHWMonitor読みです。
CPUIN:Max62℃
Core:Max64℃
43倍(4.3GHz)ではCore Voltege:1.3Vで何とか負荷にも耐えれるくらいになりましたが何だか不安定・・・。
44倍以降はCore Voltege:1.4Vまで上げてみましたがWindowsの起動途中で落ちてブルーバック。
原因はなんだ!
CPUの冷却も4.2GHzの時点で負荷時62℃なので特に問題はないはず。
その他電圧設定も上げないといけないかと思いましたが4.3GHzほどでそこまで上げる必要もなさそうな感じ。
メモリーの相性?最初に取り付けたときに2枚差しでメモリーエラーが出たのでやっぱりメモリーなのかと思いましたが、倍率変更のオーバークロックではメモリーはオーバークロックされないのであまり関係ないかも・・・
電源ユニットは400Wですが負荷時でも210Wほどなので大丈夫・・・と思ったのですが、この電源ユニット購入時に前構成でOCCTをまわしたところ+12V系が非常に不安定だったのを思い出しました。
+12Vは1系統で25Aと非力な電源ユニットでさらに不安定(OCCT読みが正しいかどうかは分かりませんが)となるといくら電圧を上げてもダメですよね・・・オーバークロックと電源ユニットの関連で調べてみると、電源ユニット交換によってオーバークロックが安定したとの記事も見かけたのでやっぱり非力な電源ユニットが問題な気がします。
アスキーなどでオーバークロック構成を見るとグラボも高性能な物を使用しているのも見ますし、やっぱりオーバークロックには構成のバランスも大切なんでしょうね。
2011/7/26追記
電源ユニットSILVERSTONE SST-ST75F-Gで再度オーバークロックにチャレンジしました。
構成は以前の構成から電源ユニットのみの変更です。
前回失敗した44倍以降はCore Voltege:1.4Vを試みたところWindows7起動に成功し、CPU:OCCTも一時間絶えました。
しかし、45倍ではCore Voltege:1.5Vまで上げないとWindows7の起動すらままなりません。
少しは伸びましたが根本的にマザーボードかCPUのオーバークロック耐性が低いのが原因なような気がしてきました。
オーバークロックは初心者なのであれこれネットで調べながら試してきましたが、5.0GHzオーバーを出している人も結構いるようで・・・4.5GHzってのはあまりな結果のような。
とりあえず最後にAdditional Turbo Voltageをオンにして100mVに設定して46倍にチャレンジしてみると負荷時にCore Voltege:1.6Vを超え始めたので慌てて終了しました(・∀・;)
N-DRさん
2011/05/03
WiFi/Bluetooth Moduleとかも付いてて良いですね。
わーとんさん
2011/05/10
BIOSのアップデートもちょこちょこ確認しないといけなさそうですね。
SLIはできるしWiFi/Bluetooth Moduleは付いてるしでもウルトラハイエンドというわけではないので、盛り沢山すぎるのでしょうかね。