レビューメディア「ジグソー」

普通です

 PC周りのトラブルや家庭サービスなど、なかなかレポートをする時間がなく、遅ればせながらのレポートです。
 しかし、一番の問題は、このマザーボードに目立った新しさや、自作PCを楽しむという意味での楽しさがあまり見いだせなかった事も事実。
 ただし、これはあくまでもおいらが用意できた限られた環境内での事で、必ずしもすべてのユーザーに共通することではないので、その点お間違いなく。

メインストリームと呼ばれる、一般向けのPC用に、開発コード名「Sandy Bridge」として満を持して登場した67チップセットとLG1155だが、LGA775、LGA1366、LGA1156とソケット形状を変遷してきたインテルCPUは、ユーザーに混乱と更なる投資を強いる結果となり、またAMDがSocketAM2、AM2+、AM3と下位互換を維持していることなども考えると、おいらなら本気で選択するには値しないプラットフォームとなってしまう。

さて、個人的な主観はさておいて、客観的なレポートをしていきます。

■まずは、パッケージング。
 従来のインテルマザーボードといえば、コーポレートカラーでもある青色一色の箱に、製品名が書かれただけの味気ないものだった。しかし、この製品は黒色の箱にスカルマークが浮き上がる特徴的な意匠になっている。サードパーティー製品のパッケージが、各社独自の機能を謳った特徴的なデザインであることを考えるとこれとも一線を画するデザインだ。どちらかというと各社独自の3Dキャラクターで展開しているグラフィックボードのパッケージに近いような感じもする。
 内容物は、意外にあっさり。ドライバやユーティリティのインストールDVD。ドライバ関連が一気にインストールできるExpress Installer対応らしい。ユーティリティの類もOCチューンツールやBIOS設定ツール、期限限定のマルウェアなどそこそこのものが揃っている。サードパーティ製品なら、bru-ray/DVD再生ソフトあたりまでついてくるので、やや残念感。更には、おいらの環境ではExpress Installerが完全に動作せず、再起動時にマニュアル操作が必要だった。本来なら、インストールスタート時にOSのログインユーザー名とパスワードを登録しておくので、すべのドライバがインストールするまで、放置可能のはずなのだが・・・ あとは、S-ATAケーブルにばIOパネル、USB内部接続の無線ユニットが付属。この無線ユニットは絵本によると、5インチベイの空きに入れて、ベイカバーに両面テープで固定しろとのこと。なんじゃ?と思ったが、後程こいつの性能に仰天させられた。

 内容物ではないのだが、インストールマニュアルがペライチの簡単な絵本なので、初心者向けに販社が解説本を添付していた。う~んインテルさんは、まだ本気じゃないのかな?

■ボードのデザイン。
 可もなく不可もなく。今どきの本体電源スイッチ、リセットスイッチ、BIOS復旧ボタンが背面に出るように設置されている。ボード上にはスカルマークのロゴがあり、HDDなどのアクセスにリンクして光らせる事が可能。ボードの動作状況を監視できる9セグ2ケタのデジタル表示と、起動状況のステップ確認ができる8つのグリーンLED。更にはチップセットクーラー上に、Intel Desktop Boardと光るLED。ヤンキーなゲーマーさんには癒しの光物がいっぱいです^^ ケースファン用のコネクタもボードの各所に散らばって配置されており、クーラーの位置やケース形状によって使いにくくなることはないだろう。P-ATAやフロッピーインターフェース、PS2などレガシーインターフェースが廃止されているのでボード上の配置も余裕がある。細かいことを言うと、IOパネルはベースとなるメタルプレートにプラスティックプレートが張り合わせてあり、強度も十分で表示が読みやすい。逆にフロントパネル用のCIRには色分けもなく、接続補助になる下駄もない。

■BIOS
 BIOSの設定画面にもギミックが施されていた。通常VGA(640*480)画面となるBIOS設定画面も、少々解像度が高く設定されているようで、表示情報が多く見やすい。また、キャラクター表示ながら、ボード上の形などが随所に表示されておりなかなか面白い構造になっている。インテル独自の機能というものは存在しないので、それ以上が無いというのも一因かもしれない。起動プロセスのコントロールができ、USBチャックなどを外し、高速起動ができるようになっていることには好感を覚えた。

■インストール
 機器の接続を終え、インストールを行う時、意外に時間と手間を取るのがドライバ関係のインストールだ。最初から最新のものをインストールしたいおいらの場合は、ネットワークドライバのみインストールし、他はサイトから最新のものをダウンロードするところがだが、せっかくのExpress Installerを試してみた。インストール時に必要なドライバを選択し起動すると、インストール時に使用するアカウントとパスワードの入力が求められ、再起動自体も自動で行われるようになるようだ。しかし、おいらの環境では再起動後の自動ログインがうまく行われず、ログインは手動で行うこととなってしまった。HDD構成がRAID-0だったため、ログインの為の情報の読み込みが行えなかったのかもしれない。Windowsのインストーラーの様にRAM-DISKを利用するように設計してあれば大丈夫なのに、ちょいと残念だ。
 ドライバのインストール終了後「IIA(Intel Integrator Assistant)」を起動してBIOSをチェック。4月25日に新しいBIOSが公開されていたので、さっそく更新。Windows上から簡単に更新ができ設定の初期化も行える。更にはおおまかなBIOS設定の変更もできるようになっているのは便利だが、サードパーティでは結構当たり前だ。変なアジア系のおねぇ~ちゃんの写真が、台湾系の企業にOEMしたのでは?と変な想像を煽る。

 とにかくあっけないの一言。ボードの性質上、上級者向けのボードであると思われるが、ほっとけばそのまま完璧な設定になるのは、初心者向けともいえるのかもしれない。

■チューニング
 では、オーバークロックしてみるかい? と思ったのだが、まずはIntel Extreme Tuning Utilityを試してみた。AMD OverDriveのインテル版といったところだ。AUTO設定で放置してみたのだが、いずれも1時間程度で落ちる>< よくよく考えてみると、CPU+GPU統合型なので、供給クロックがCPUに統合され、各部のチューニングはできないのだろう。全体的にクロックアップするとなると、どっかのパーツが耐性がなければ、そこでおしまい。200MHzを202MHzまではあげられるようだが、たった1%ではOCの意味は無い。そのまま使う事にした。それも、CPUに安価なi3-2100を選んだので仕方がないのかもしれない。


 しかし、疑問が残る。Sandy BridgeのCPUはすべてGPU統合型。CPUにGPGPUの機能が付加されているのでGPUをGPUとして使わなくても良いのはわかるが、高価なi5やi7にはHD3000が利用されi3はHD2000だ。インテルはnVIDIAと技術提携し、GPUコア技術を利用できことになっているのに、本格的なCUDAエンジンやnVIDIAのGPUコアの搭載はなされていない。nVIDIA自体は、チップセット分野からの撤退が発表され、今後グラフィックエンジンのみに特化するというのだから、AMDの様にATiエンジンの積極的な統合にもっと力を入れるべきではないか? ま、Sandy BridgeのHD3000、HD2000の性能がどれくらいのものかわからない現在、一概にグラフィック機能も使えるH67の方がお得とは言えないが、SandyBrige自体の熟成が進まないと、、、 いやインテル自体もこの新テクノロジーは市場の反響を様子見しているのかもしれない。

★今回のシステム
Mother:BOXDP67BG
CPU:i3-2100
MEM:DDR3-1333 2G*2
HDD:ちょいと古い80G S-ATA2台でRAIDO-0+DATA用にWDC WD20EARS(2T)
GPU:玄人志向RH5670-E1GH/AC
BD:LG BH08NS20
地デジ:I-Oデータ GV-MC7/VS ひとまず寝室でTVパソとなりました。

ちなみに、次に、CPU+GPUの真価の問われる、動画エンコードのテストをしてみたいとは思う。


P.S
気になった点を数点あげる。

1)省電力に効果があると思われるアイドル時のクロックダウンだが、AMDのCool'n Quietに慣れているせいか、アイドル時にもクロックは50%の1.6GHzまでしか下がらないのはOKなの?と思ってしまう。AMDならアイドル時は0.8GHzまで落ち、環境温度にもよるがCPUクーラーが低速になる。

2)1万円のCPU同士ならAMDが有利?
 今回購入したi3-2100だが、2コア+ハイパースレッドで疑似4コア。Phenom II x2 550, 555, 560, 565など2コア製品もまず間違いなく4コア動作可能なので、こちらの方が性能的には有利かも。しかし、TDPが80Wと高めなのが気になるが、先のCool'n Quietの機能でアイドル時は低消費電力であることが期待できる。

どちらも微々たる違いなのだが、いかんせんマザーボードの値段が違いすぎる。オンボードグラフィックの880Gチップセットのマザーなら1万でおつりがくる。その上CPUは安価なAthlone系からPhenom IIまで、2コアから6コアまで選択が自由。ほとんどのオンボードグラフィックマザーボードでもPCI-Express x16レーンが利用可能なので、グラボの追加での段階的なPC強化も期待できる。ただし、本当の意味でのExtream環境を構築するなら、初めからマザーボード環境に余裕のあるインテルチップセットも良いのだろうか? 個人による好みに差が出るところなのかもしれない。

ちなみに、現在はこのマザーボード、ほとんどのショップで在庫切れになっているようだ。ゴールデンウィーク中に部品調達のため日本橋に出かけたが、ショップ店頭ではほとんど見かけることがなかった。そんな事も、ユーザーとしては不安になる材料かもしれない。


★無線LANユニットについて★
 内蔵USBインターフェースに無線LANユニットを繋ぐとOSからは自動認識されない。インテルのサイトから最新のドライバをダウンロードしインストールした。
 するとこいつが、単なる無線LANユニットではなく、802.11b/g/nにbluetooth対応のユニットである事が判明した。手持ちのBruetoothマウスなどが利用可能になる。更には、こんなちっこい内蔵アンテナなのに、感度が非常に良い。2部屋分はなれた無線アクセスポイントにも、100Mbpsオーバーで安定して通信している。(電波の状況は環境依存なので、一概には言えないが、所有しているノートより受信状況は良い)
 こいつがあれば、無線LANのアクセスポイント構築やスマートフォンとの連携、周辺機器のコードレス化も一気にできてしまう。マザーボードの値段分にも値する。こいつの存在で一気に、このマザボが好きになってしまった^^

■5/13追記■
5/11からSandy Bridge対応の新チップセット“Intel Z68 Express”を採用したマザーボードが各社から発売されている。
やはり、LGA1155“SandyBrige”の本命はこちらのようだ。
クロック供給がCPU、PCIxなど別々になり、今までの環境と同じようにオーバークロックしやすい設計になっているようだ。
残念ながら、Z68採用のインテル製マザーは、ビジネス向け?としか言えないぐらい貧弱な仕様で、このDP67BGのようなハイエンド志向の製品では無い。
インテルの製品紹介
ちょいと残念なインテルさん orz...

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