Zigsow様、Intel様に感謝申し上げます。
M/Bは4/22(金)に届き、その夜は開封だけで終わり、次の土曜は私用で
時間が取れず、仮組みまでしか進みませんでした。
本日(4/24)朝より起動確認とOSインストールまで無事完了しましたので、
ようやくレビュー記事が書くことができます。
’08年以来3年ぶりの自作となります。パーツは従来機よりの使い回しで
極力少予算を目指しましたが・・・結果はご覧のようです。
まず、構成ですが、新規購入品から
・CPU:Intel Corei7-2600K
・SSD:Intel 510(120GB)
・Memory:DDR3 PC3-10600(4GB*2)
・OS:Win7-Home 64Bit(DSP版)
・HDD:HGST 0S03191(2GB)
これで、77,160円ナリ
使い回し品として
・ケース:無印(詳細不明です)
・電源:HEC-550TE-2WX(550W)
・光学ドライブ:BRD-SH12B
・カードリーダー:SCKMRD-2000-WI
・モニタ:MF231XBR
これで組み込みしました。
4/24:追記1
組み立て編
さて組み立てですが、比較的にスムーズにケースに仮組みできました。
少し気になる点として、バックパネルとの位置が合わない点です。
画像のように、下側に偏り「B2B」ボタンが引っ掛かるようなっていました。
このままだとON/OFFの動きが出来ず、不具合になります。
バックパネル付近のケースとM/Bのビス締め2か所に、ワッシャを噛ませて
数ミリ浮かせることで解決しました。
これはケース側の問題だと思います。
起動編
さて、緊張の電源入れです。ポチッ
無事起動、感動の起動画面です。
BiosのVerはBGP6710J.86A.1900となっておりました。IntelのHPでは4/19付けで1979が
上がっていますので、あとでVer.Upしてみます。
内部パーツの認識も正常でした。
他の方が書かれていましたが、内部時計の時間が1時間遅れていました。
CPUの認識、メモリーは認識されていましたが、挿す位置がずれているようです。
SATA設定画面でSSD/BR-Driveが正しく認識していることを確認
各種Fanの回転数やCPU温度・電圧関係もOK
電源が入ったM/Bは賑やかです。
Windowsのインストール編
BD-Driveよりブート
順調に進みます
起動はSSD
何回か再起動し、無事に完了しました。
デジカメで撮影しながらの作業でしたので、画像のExifデータからインストールに
かかった時間を調べると
Win7のインストール開始が11時07分、完了が11時24分と、約17分で終わったことに
驚いております。
4/25:追記2
Bios/ドライバーVer.Up編
まず、BiosですがIntelのHPより「BGP6710J.86A.1979.EB.EXE」をDLします、その他に
BIO形式やZip形式のフィルもありますが、Windows上で更新できる、EXE形式としました。
ファイルを展開すると、更新画面が出ます。
次からは指示に従い進めます。
最後に再起動が促され、再起動後に更新が始まります。
※ここの挙動がおかしかった、再起動後に自動的にBiosが更新されるはずですが、
起動画面でF7キーを押さないとUpdateが始まらなかった。次のBiosがUpされた時に
再検証します。
※また、起動時に使用している、USB接続のキーボードが認識されないことがあり、
Bios画面へ入る「F2」キーを受け付けないことがありました。こちらも気になりますので
再検証の予定です。
次に、各種Driverのインストールです。付属のCD-ROMより一通りのドライバーを
導入します。
関係する部分にチェックを入れ、インストールします。
状況に「成功」と表示されますので、安心です。
再度、IntelのHPより、最新のドライバーがないか確認したところ、デスクトップ・ユーティリティLAN/Audio/RAIDのドライバーが更新されていましたので、これを導入しました。
最後にWindowsのUpdateです。
あらかじめWindows7のsp1はDLしておきましたので、手動で導入した後に、自動更新して
最新状態としました。
これで、初期設定は終了です。ケース内部の配線を整え、カバーを閉じて完了です。
ようやく、正規のモニターに接続して性能評価です。
続きは明日以降になりますが、素の状態でのパフォーマンス評価だけ載せます。
4/27:追記3
ベンチマーク編
さて、レビューも佳境に差し掛かり、お約束のベンチマークです。
(使用環境は下の画像にあります)
まず、SATA6.0Gb/sとSSDの実力が試されるCrystalDiskMarkです。
SSDの効果は絶大ですね~
他のマシンとの比較一覧です。
SATA6.0Gb/sのHDD(Hitachi0S03191:2TB)はSATA RAID0を上回っております。
次に、総合的なベンチマーク「CrystalMark2004R3」の結果です。
この数値だけ見てもピンときません。
他のマシンとの比較一覧です。
どのマシンもグラボが貧弱なので、総合的には今一歩ですが、それでもかなりの
差が出ています。2007年に組み上げたPCとは4倍以上の差がついています。
4/27:追記4
実用ソフト編
最後に画像変換ソフトを使った、実使用上での処理速度を比較してレビューを
終えたいと思います。
M/Bの性能評価としては適切では無いかもしれませんが、私が一番パソコンの
パワーを必要とする作業は、地デジ番組をiPhoneで見る為に、動画形式を変換
する作業になります。
現在、気に入って使っているのは「iSkysoft iPhone Video Converter」という
ソフトです。
このソフトは海外製ですが、'10年7月に数日間だけ無償でレジストコードが配布
されていた際にライセンスを入手しました。
(定価は$29.95なので2,500円ぐらいのソフトです)
変換速度は速く、どんな番組を変換しても安定してiPhone4で視聴できています。
変換に使うソースは「BOSS 2ndシーズン CASE2(第二話)」データ量は6.4GB
55分の.tsデータです。
変換の条件は、動画フォーマットH.264、解像度960*640 29.97fps 1500kbs、
サウンドは44100Hz、128kbsとしております。
まず、今までのマシン(CPU:Q9550)で変換です。
変換時間は30分37秒で完了。元データが55分なので55.7%の時間で完了です。
次に、今回のM/Bマシン(CPU:i2600k)で変換すると、
変換時間は14分58秒で完了。元データの27.27% 従来PCの48.9%の時間で完了
しました。
さすがに早い、でも変換中のタスクマネージャーを見ると、下のように見た目上
8コアの中で4コアが働いておりません。HTが働けばもっと早い処理が可能なことが
伺えます。
でも、同じ画像処理でも、苦手な部分派ありました。
今回のレビューの比較としてAnyDVD HDというソフトを用いての「BDリッピング」を試して
みましたが、約40GBのデータを処理するのに、
今までのマシン(CPU:Q9550)で、45分15秒
今回のM/Bマシン(CPU:i2600k)、45分12秒
ほぼ同じ変換時間となり、やはり使用するソフトによって、パワーの使い方が決まると
実感できました。
総括編
今回、初めてIntel製のM/B(それもOC向けハイエンド)を組む機会を頂いたので、CPUや
SSDに上物のパーツを揃えて立ち向かいましたが、このM/Bの本来の姿を拝むことが
出来ませんでした。
こいつはBiosから設定を調整し、CPUの持っている潜んだ性能を引き出すことが前提の
M/Bです。
私みたいに電源ONしたら、何かトラブルが出ない限りBios画面など開かない者には
宝の持ち腐れになります。
その気になったらF1並みの性能が出せるファミリーカーにも興味はありますが、価格が
ファミリーカー並みでならのお話しです。優先順位は乗心地や燃費が上位で、スピードや
性能はその僅か下になります。
決して、そんな仕様が悪いわけではありません。私のニーズと合わないだけで、他の方に
とっては大変魅力的で奥深く、調律しがいのあるフラッグシップM/Bだと思います。
今回のレビューの間、深夜に及ぶ作業も数日ありましたが苦にならず、ワクワク感を
楽しみながら、貴重な体験をさせて頂きました。
機会を与えて下さった全ての方の御礼を申し上げ、レビューを終えたいと思います。
ありがとうございました。