レビューメディア「ジグソー」

XEONってワクワクするよね!

当レビューは、インテル(R) Xeon(R) プロセッサー E3-1285L v4(以下、当製品)

を使用してゲーミングPCを組むという前提でのレビューです。
今回のレビューの内容にはサーバーに関することは一切記載しません。(最初さわりだけ)
若干ネタばれですが、XEONの内蔵グラフィックの動作をさせるのに非常に時間がかかって

しまったため、ファーストインプレッション編とベンチ&ゲーム編に分けてのレビューとなります。

 

□■ファーストインプレッション編内訳■□
 ・XEONってなんですの?
 ・XEONを起動してみよう

□■ベンチ&ゲーム編内訳(12月20日掲載しました!)■□
 ・XEON vs XEON
 ・XEONでゲームをしてみよう

更新: 2015/12/12
仕様と特徴

発売したタイミングと性能がすべて微妙。しかし・・・?

【XEONを使用するに当たっての注意事項】
○そもそもXEON(じーおん)ってなーに?
 IntelのCPUといえばCeleronやPentium、Core iシリーズといったものを思い浮かべるでしょう。
 しかしそれとは別にXEONというシリーズがあるのです。
 主にサーバー向けのCPUであるために一般の消費者の方が買う、メーカーPCにはまず搭載されま

 せん。

 しかしXEON最上位はコア数でCore iシリーズを上回っていますので、
 超お高いメーカーのフラグシップPCにXEONが載っていることは多いです。

 ※LGA2011 i7が載ることも多いですが
 コア数があればあるだけうれしい人にとっては需要があります、ということですね。

○XEONってどんな種類があるの?
 Core iシリーズにはi3やi5やi7と種類がたくさんあります。
 XEONシリーズも同様で大きく分けて3つ種類があります。
  E3:エントリーサーバー向け
  E5:ミドルレンジサーバー向け
  E7:ハイエンドサーバー向け
 と、Coreシリーズと同じようなネーミングになっています。

・型番の見方を教えて!
 当製品名を例に見方を画像でまとめてみました。

モデル    :上記で説明した番号。なおE3がLGA1150、E5とE7がLGA2011(v3含む)となる。
        ※厳密には世代によってLGA1356等々があったりする。
モデルナンバー:基本的に数字が大きければ大きいほど性能が高い
省電の有無  :Lがついているものは省電力。Coreシリーズで言う「S」と同じ意味です。
        周波数が若干低い代わりにTDPが小さいという特徴があります。
世代     :「Vx」となっているものは世代です。何もなしで「Sandy Bridge世代」、

        V2が「Ivy Bridge世代」V3が「Haswell世代」、V4が「Broadwell世代」と

        なります。

○XEONの対応チップセットについて
 さて対応チップセットはXEONを使用する上で一番の障害になる可能性があります。
 というのも当製品の対応チップセットはC22x、Z97とH97となります。
 このC22xというチップセットはサーバー向けですので、コレを使うことはXEONを

 稼動させるために一番確実な選択なのです。
 またC22xを使用することでECCメモリを使用できるということもポイントです
 というかXEON使うならコレ結構重要なポイントです。XEON導入する人の半数ってココ重要に

 しているんじゃないかという個人的な見解。

 さて問題となるのはZ97H97です。
 何が問題かというと、マザーボードによってはサポートされていないことが多いのです。
 つまり載せても動かないかもしれない、ということになります。
 そんなわけで確実に動くであろうC22x搭載マザーを買うことが一番よいのですが、
 いかんせんC22xなんてラインナップ全然ないし高けえよ!ってことで・・・
 当製品を使ってゲーミングPCを組むにはZ97もしくはH97チップセット搭載マザーが

 一番早そうです。H97はBroadwell搭載という意味ではZ97と一緒なので割愛。

 頂いて申し訳ありませんが、この段階の感覚としては刺さる人には刺さるけど、

 普通にゲーミングPC組む場合は4790Kとか6700を行っておけばいいよねというのが

 素直イメージです。ただし内蔵グラフィックであるIris Pro P6300は超魅力的です。

○当製品を実際に稼動させるには?
 BIOSを最新のものに更新済みのマザーを買ってくるのが一番早いです。
 が、そんなところにお金をつぎ込むのはもったいないので、手持ちのマザーをBIOS

 更新してみるというのが一番現実的な手段ではないでしょうか。
 ということで大まかにまとめるとこのような手順を踏むことになります。

 ・いつも使っているLGA1150のマザーボード搭載のPCがちゃんと動作していることを確認する。
 ・BIOS更新を行う。
 ・BroadwellのCPUを組み込む
 ・起動を確認する
 ・完了

 手順にしてみると簡単です。そんな時期が私にもありました。

更新: 2015/12/12
ファーストインプレッション

Haswell→Haswell Refreshと同じ感覚でいたら痛い目を見た

ということで使用するマザーボードは


これに搭載されているASUS B85M-Eです。

・・・え?B85は非対応じゃないかって?

だって実際にE3 1225 V3が動いているんだもん。ピン数も一緒だもん。

これも動くかも?って思うじゃないですか!
※というか動くこと前提でレビュー応募してます(笑)

【一回戦 ASUS B85M-E】

 1.ASUSより最新のBIOSをダウンロードしてくる(自動更新できなかったので)
 2.EZ Updateにて1でダウンロードしたファイルを選択し、BIOSアップデートを行う
 3.再起動
 4.PCをシャットダウンし、当製品をインストールする
 5.起動
 6.一瞬動いた後強制的に電源オフ
 7.(;ω;)

えーと、症状からして逆立ちしても動きそうにないのでヤメヤメ

ビープスピーカーもつけていないのでなんのこっちゃわかりません。
とりあえずこっちで原因解決するかどうかに時間をつぎ込むより、
ほかのマザーで試したほうが早いと思うのでそっちにレッツゴー

【2回戦 ASUS Maximus VII HERO】
お次に私が使用している

で試してみよう。

 1.ASUSより最新のBIOSをダウンロードしてくる(自動更新できなかったので)
 2.EZ Updateにて1でダウンロードしたファイルを選択し、BIOSアップデートを行う
 3.再起動
 4.PCをシャットダウンし、当製品をインストールする
 5.起動
 6.マザーボード「ピー ピッピッピッ」
 7.(^ω^;)

おいーーーーーーー。こいつも引っかかっているじゃねえか!

ヒントは「ピー ピッピッピッ」のビープ音。
これは映像の出力がマザーボードからきてないよ?の意味です。
しばらく待ってみても、ファンの動きを見る限りは正常に起動できている様子。
ということで急遽登場させるつもりのなかったコレ

を搭載してそもそもちゃんとCPUがPOSTしているかを確認。

大丈夫だった。ということは何らかの原因で内臓グラフィックが仕事していないものと思われます。

【3回戦:かたっぱしから原因つぶし】
 ○バトル1
  ・ASUSのMaximus VII HERO製品ページより、片っ端からドライバを最新のものに更新。

 

   結果→効果なし
   あいかわらずうんともすんともいってくれません・・・。


 ○バトル2
  ・Intel Driver Update Utilityで不足しているドライバを検索してみる

 

   結果→お使いの製品の利用可能なドライバーが検出されませんでした
   役に立ちませんでした!ひゃっふぉい!

 ○バトル3
  ・もうまどろっこしいの抜きにして、IntelホームページからME落としたらええやん
  結果【このシステムはこのソウトウェアをインストールするための最低条件を満たしていません。】

  全然意味がわかりません。
  この時点で頭に「?」が10個ほど浮かびました。

  まさか?と思ってデバイスドライバを見てみましたが、

  なんと内臓グラフィックがまったく認識されていません。ohショック!
  ということで何らかの原因で、内蔵グラフィックレスのCPUとしかみなされていないようです。

 ○バトル4
  ・BIOSを最新にしたのがまずいんだ。一個前のバージョンにしてしまおう。

   結果→効果なし

 ○バトル5
  ・Intel HDグラフィックスドライバーを削除するの忘れてた!削除しよう!
   これは完全に私の落ち度。BIOS更新するのにCeleron G1840を使用して、
   ASUS製品ページよりドライバーをダウンロードしていたので、Intel HD グラフィックス

   ドライバーが入っていました。
   ということでアンインストールして、Iris Pro 6200用ドライバーをインストールだ♪

 

  結果【このシステムはこのソウトウェアをインストールするための最低条件を満たしていません。】

   いやあああああああ

 ○バトル6
  ・IntelMEを最新のものにしてみる
   ここに行き着くのに時間がかかりました。
   とはいうものの最初にBIOSアップデートしたんだからMEって更新されているよね?

   と思ってました。
   しかしどうやら症状的にはME更新されていない雰囲気がプンプンしています
   そして同じXEONレビューの方々からも「MEが原因じゃない?」とのお言葉。
   おっかしいなぁ~と思って調査をしていると

  ASUS EZ UpdateではMEのバージョンが

  更新されないという事実が発覚しました

   な、なにーーーー!?
   んじゃEZ Updateは抜きにして違う方法で試してみればよいのですな。
   下小川さんからASUSのBIOS Updater(5th_Gen対応版)からMEのアップをやってみては?

   とアドバイスを受けましたので、
   あえて素直にやらずにIntelホームページから更新かけてみました♪

 

  結果【このシステムはこのソウトウェアをインストールするための最低条件を満たしていません。】

   はい。私が馬鹿でした。

 ○バトル7
  ・IntelMEを最新のものにしてみる(その2)
   んじゃ下小川さんのいわれるようにやってみますか。
   お、ちょうど下小川さんがレビューをあげていますね。ちょっと参考にさせていただきます!

   えーと・・・

   つ【OS上でコマンドプロンプト操作してアップデートするという荒業】

   あ、私コマンドプロンプトさっぱりわかりません・・・。積んだ・・・。

 ○やけくそでラストバトル
  ・BIOS Updaterで最新のBIOSに戻してみる
  ・最新のWindows更新プログラムをあててみる
  ・現実逃避してCINEBENCHをまわしてみる
  ・傷心の状態でIntel Processor Identification Utilityを眺めてみる
  ・そっと電源を落としてみる

  そうとうヤケクソです。コマンドプロンプト勉強しておけばよかったね!ハハッ

 ○そして・・・?
  ということでその「そっと電源を落としてみる」の翌日のことです。
  そういや下小川さんのレビューでバージョン明記してたな~と思って、

  私のマザーのBIOS情報と比較してみました。

   下小川さん側のMEバージョン:9.1.25.1005
   アラクレサン側のMEバージョン:9.1.25.1005

  ???

  一緒ですけどこれで動かないの?

  まさかと思ってグラボは抜いて、オンボードグラフィックを試してみました。

  普通に動きやがりました

  ということで無事?内蔵グラフィックがちゃんと動いてくれました。
  しっかりした原因はわからんのですが、仮説を立て見ました。
  1.実はEZ UpdateではMEのバージョンがあがらないけど、BIOS Updaterでは

    MEのバージョンがあがる
  2.1の直後にWindows更新プログラムをあてたことで、最新のIris用ドライバーがあたる

  あたりが原因ではないかと思います。
  にしてもこのあたりの説明が一切ありませんので、XEONに限らずBroadwellのCPUを

  搭載する場合苦労することがある、ということでXEON起動編を締めたいと思います。
  あー久しぶりに起動でこれだけ苦労した・・・。大体ここまで1週間ぐらいかかってます(笑)

更新: 2015/12/12
スペック

肝はIris Pro P6300

んでは無事に起動したところで実際にどの程度なのか、性能を見てみようと思います。
比較対象については同じXEONであるE3-1220v3の初期ロット(SR14U)です。
まずはスペックについて比較してみましょう。

ということでクロックといいCPUの性能自体はかなり近いということがお分かりいただける

と思います。しかし決定的に違うのは内蔵グラフィックです。

EU数が倍以上に増えておりeDRAMまで積んでいますので、おそらくスペック的にも

倍以上であると思われます。そのため、グラボレスな状況でこそ真価を発揮してくれるはず。


以下ベンチマークソフトのスコアを比較していきますが、今回は当製品がの特徴である

Iris Pro P6300の性能を見て生きたいため、内臓グラフィック同士の比較をしたいと思います。

 

~ファーストインプレッションココまで~

更新: 2015/12/20
使用感

ハッキリ言って化け物

ということで次にベンチマークソフトの結果や、実際にプレイした内容をまとめたいと思います。

比較対象1
○CPU:XEON E3 1225 V3
○M/B:ASUS B85M-E
○メモリ:UMAX DCDDR3-8GB-1333/T(合計8GB)
○CPUクーラー:CRYORIG C1
○SSD:Intel SSDSC2BW240A401

比較対象2
○CPU:Core i7 5557U
○VGA:内臓グラフィック Iris 6100
○RAM:Kingston DDR3L 1600MHz KVR16LS11/8
○SSD1:SSDSCKJW240H601

当製品搭載機
○CPU:XEON E3 1285L V4
○M/B:ASUS Maximus VII HERO
○メモリ:CMY8GX3M2B2133C9(合計8GB)
○CPUクーラー:CRYORIG C1
○SSD:Intel SSD 730 480GB

本当は比較対象1で搭載含め全部済ませたかったのですが、さすがにB85ではXEONが

全く動きませんでしたので別途当製品用に環境を用意しております。
メモリの周波数は比較対象に合わせて1600MHzと、極力同じ環境としております。
なお、比較対象2としてNUCが入っているのは、単純に同じ「Iris」を冠した内蔵グラフィックを

持っているBroadwellCPUだからという単純にそれだけの理由です。
ぶっちゃけると個人的にノートPC用CPUとのスペック差がどれだけあるか見たかっただけです。
そのためほとんど参考になりません。

使用したベンチマークソフトは以下のとおりです。
 ・CINEBENCH R15
 ・FF14蒼天のイシュガルド
 ・ドラクエ10
 ※内臓グラフィックで重いゲームしねえだろ!て前提の3ベンチ選定です。

なお当製品サポート外のメモリ周波数2000MHzで動いちゃった(びっくり)という

バージョンのベンチマークスコアもあわせて記載いたします。

※なおスコアは小数点2位以下を切り捨てで計算

んではさっそく見ていきましょう。

○CINEBENCH R15
 ベンチといえばやっぱり個人的にはCINEBENCH R15をいつも回したくなります。

 

まず当製品の1600MHzと2000MHz動作のものを比較してみましょう。
CPU性能では約102%となぜかスコアがあがっていますが、メモリの動作周波数が変わっても
そこには影響ないのでは?と思っていますのでおそらく誤差のレベルでしょう。
また同様に効果があるはずのOPENGLでは逆に約99%とスコアが下がっておりますが、
こちらについてはそのほかのベンチ結果を見て誤差かどうかを判断したいと思います。

さて本当に比較したい対XEONということで、1225V3との比較をして見ましょう。
CPU性能は約116%ほどの性能です。世代もHaswellに対してBroadwellと、

2世代しか差がないのですが正直ここまで性能差が出るとは思っていませんでした。
さて反対にOPENGLはというと・・・約340%のスコア差が出ております。

 

(゜д゜)<フーン・・・

 

 

(゜д゜)<・・・

 

  。 。

 / /

( д )<ホンマカーイ


正直これ見たときに「マジで!?」とか思いましたが、さすがIris Proですね・・・。
なお、対Iris6100としてはお察しレベル。元々これは比べてはいけないと思っているのですが、
OpenGLですらここまで差があるとは思いませんでした。
一応対HD P4600としてはNUCもIrisの誇りにかけて負けはしませんでしたが、
Iris PROでないとパンチとしてはイマイチということが認識できました

○ドラクエ10ベンチ
 おそらくライトゲームとしては一番信頼できるだろうと思っているドラクエ10ベンチ。
 これさえできればマイクラも大体動くし(重いMODは入れない前提)期待をかけてぶん回そう~


(;'ω')ん?

何度も見直しました。数字の桁が全然違う!

ということでまずはメモリの動作周波数がスコアにどの程度の影響を与えるか見ていきましょう。
・【標準】1280x720 :約103%
・【最高】1280x720 :約105%
・【標準】1920x1080:約103%
・【最高】1920x1080:約106%
ということで平均して約104%の性能差が出ているようです。
おそらくはCINEBENCHでの性能差は、OPENGLだからのスコアなのかもしれませんね。

では2世代前のXEONがかわいそうになる、対XEONの結果を見てみましょう。
・【標準】1280x720 :約181%
・【最高】1280x720 :約208%
・【標準】1920x1080:約319%
・【最高】1920x1080:約346%
フルボッコすぎてマジでかわいそうになってきました。
仮にも2世代前のデスクトップ用上位の内臓グラフィックだぞ・・・。
ここまでくると4770R搭載の製品と比べてみたくなりますね(笑)
ということでライトゲームの代表(と勝手に思っている)ドラクエベンチの結果もかなり

すさまじい状況。
なお、NUCの方はCINEBENCH R15ではOPENGLで勝っていましたが、

ドラクエベンチでは小さくない差をつけられて1225V3に負けております。

おそらくはCPU性能が足を引っ張っていることかと思いますので
FF14ベンチでも同じような結果になると予想できますね。

○FF14ベンチ
 世の中的にはライトなベンチ、個人的にはこれ以上やるつもりではないので
 このスコアさえよければもう何でもいいよ~という感覚のベンチ。
 ということで期待をこめてぶん回してみましょう。

ドラクエではスコアにムラがあったけど、こっちのほうが均一にスコア差ひどくないか?(笑)

最初はメモリの周波数による差を見ていきましょう。
・【標準】1280x720 :約103%
・【最高】1280x720 :約108%
・【標準】1920x1080:約108%
・【最高】1920x1080:約110%
ということでドラクエよりもかなりスコア差が広がっています。
一番重い「【最高】1920x1080」なんて10%もの差がついてます。

お次は肝心の対XEONですが差を見ていきましょう。
・【標準】1280x720 :約253%
・【最高】1280x720 :約261%
・【標準】1920x1080:約258%
・【最高】1920x1080:約254%
えーとあのー・・・かける言葉も見当たりません(笑)
正直なところ今までベンチ回した中で、ここまで惨敗したかわいそうな結果は初めてです。
それだけIris Proの性能がやべえっていうことなんでしょう。
あれ?そういやもっとかわいそうなIrisちゃんがいますね・・・。
ごめんね。元々ノート用CPUなのにBroadwellデスクトップほぼ最上位にぶつけるっていう
超マゾイことしている私を許しておくれ・・・。
ということで、NUCはドラクエベンチと同じような感じで負けております

ここまでベンチスコアをご覧いただきましたがいかがでしょう。私は完全にIrisPROを

舐めていましたが、あまりにもスコアがいいんで土下座して謝りたいレベルでした
これは非常に実際の体感ということで、ゲームをするのが楽しみになってきました。

ということで実際にゲームを遊んでみました。プレイしたゲームは
 ○メタルギアソリッド5GZ(TPPじゃないヨ)
 ○ドラクエ10
 ○FF14
 
ということで、さっきのベンチにメタルギア5GZをプラスしたということになります。
なお、遊んでみた結果については感想+FPSの計測数字をもって報告します。
動画は一切使用しません。理由はひとつ!
回線のアップ速度が遅すぎて、どうがんばっても間に合わないからです。
数MBのファイルをアップするのに数時間かかるって酷すぎるわ・・・。

ということでまずはゲームに施した設定です。
各タイトルごとの設定については下記のとおりです。
○メタルギアソリッド5GZ
 デフォルト設定(ボーダーレスフルスクリーン、1920x1080)
○ドラクエ10
 デフォルト設定+解像度を1600x900に変更(ウインドウモード)
○FF14
 デフォルト設定+解像度を1600x900に変更(ウインドウモード)

なお使用したソフトはFRAPSで、MIN・MAX・AVERAGEのfps値を取得しています。

【MGS5GZをプレイ!】
さてということで前回NUCで絶望を覚えたメタルギアソリッド5GZを行ってみましょう。
NUCの時記載していませんでしたが、通常任務をしている限り負荷がかかりませんので
負荷のかかる爆発エフェクトを意図的に起こすことでわざわざ負荷をかけています。
 ・通常スニーキング
 ・戦闘
 ・車両をランチャーで爆撃
という感じです。

【タイトル起動】
・・・

・・・・・・?

ふ、フツーに動かせるぞ!
おいおいおい。これは一大事だ!さっさとゲームを動かしてプレイしてみなくては!

【プレイ開始】
おんやぁ・・・ぬるぬるとは言わないまでも追従性的には完璧に、
ゲームも普通にプレイすることが可能なレベルやぞ!
何も設定いじってないのに(笑)

【車両爆撃】
エフェクトが普通に見られる感激!

ということで、1225V3でもNUCでも得ることのできなかった
メタルギアソリッド5GZを何の調整もなく普通にプレイできる能力を持っておりました。
さてFPSを見てみましょう。

ということで平均フレームレートとしては24FPSですが、
満足といわないまでも普通にプレイできておりました。
1225V3なんて内蔵グラフィックじゃ絶対無理!ってサジを投げるレベルでかくかく。
そしてコントローラーの追従性も悪く「私はキャプチャーボードとおしてプレイしてんのかい!

って思うレベルでストレスがたまりました(笑)
ということで内蔵グラフィックでここまでやれるとは大満足です。
こりゃ残るFFとドラクエも期待がかかりますね。

【ドラクエ10をプレイ】
さてそもそも1225V3の内蔵グラフィックやIris6100ですら普通にプレイできておりました

ドラクエ10。しかしながら敵がちょこっと増えるととたんにカクカクして、

ストレスがたまるシーンもありました。んでは実際にやってみましょう。
なおプレイした内容としては
 ・街中をうろついてみる
 ・ダンジョンをうろついてみる
 ・10匹くらい(予定)の敵と同時に戦ってみる
です。特に敵の数を確実に増やすにはどうしたらいいかと考えたところ、
メタル迷宮チケットを使えばいいかという判断となりましたので、そんな計測となっています。

【プレイ開始】
すでに左上では60fpsで固定されているかのように高いフレームレートを示しております。
タイトルでいろんなところをクリックしましたが、特に落ち込むようなこともなく

安定していますね。

【街中をうろついてみる】
人もそれなりにいるラッカランのカジノエリアに行ってみましたが、

そこまでカクツクこともなくかなりヌルヌル動く感じです。

ラッカランでこれくらいならすごい期待できそう。

【ダンジョンをうろついてみる】
メタル迷宮なのでそんな複雑ではありません。そのため、まずはフィールドに出てみました。
ドルボードに乗ってレンダーシアを回ってみましたが、まったくレンドアやラッカランと変わらなく
スムーズに動くことができました。もうここまできたら満点あげたい勢いです。
さてお次はメタル迷宮。フィールドより背景がごちゃごちゃしていますが、
さほど負荷は高くない様子。全然平気です。

【ボス戦へGO!】
ということでボス戦の
・メタルキング1体
・はぐれメタル2体
・メタルブラザーズ2体
・メタルスライム2体
の計7体へレッツゴー。ちょうど運よくメラストームやら魔法を連発してくれたおかげで
いい感じに負荷をゲット。左上のfps値では50を割っていたように見えました。
さてでは肝心のFrapsではどう計測されていたのでしょうか


ということで最小ですら49fps、アベレージはほぼ60でした。

そりゃ快適にプレイできてしまうわけですよね。
1225V3については平均が約30fpsでしたので特に不満はありませんでした。
しかし同じようにメタルキング戦がスタートすると結構カクカクで、

見てみると最小で7fpsを記録しています。
やはり通常の内蔵グラフィックはここまでが限度でしょう。

もう少し解像度を下げると快適にはできそうであります。

【FF14をやってみよう】
最後は最近メインでやっているFF14をプレイしてみましょう。
計測シーンはコスタ・デル・ソルのエーテライト前スタート、

FF11コラボ星唱異聞しょっぱなのイベントフェイトをクリア。
これを選んだのはそもそもゲームをやり始めてそんなたっていないということもありますが、
その中でもザコがうようよ沸いてプレイヤーもそれなりに沸いてくるためです。

【ということでイベントフェイトへGO】
んお!?全然平気だ(笑)
エフェクトとか重なったりしたら重くなるよね、と思っていましたが・・・
結果全然問題無しでした。さすがにエフェクトとかモリモリ盛ると怪しいとは思いますが、
普通にフィールドをプレイするには問題のないレベル。
本当だったらインスタンスダンジョンとかでボスのエフェクトでの負荷を見たかったのですが・・・
すいません。一人だとちょっと怖いですガクガク・・・。
ではFF14のFraps計測結果を見てみましょう。

ということで平均フレームレートは40fpsでした。なお1225v3でプレイしたときは
できなくもないけどやりたくもない」というレベルのカクツキっぷり。
そりゃ平均フレームレートは10fpsを割っておりますよね・・・。

ということで実際にゲームをプレイして思ったことは
ほんとに当製品1個あればライトなゲーミングPC組めますわ!
というレベルで内蔵グラフィックの性能の高さに驚かされました。
これi7 5775Cと共にもっと評価されていいよほんとに。

更新: 2015/12/20
外観

お気に入りのPC環境となりました!

ということで最後になりましたが、当製品を組み込んだ最終的な環境を記載いたします。

○CPU:インテル(R) Xeon(R) プロセッサー E3-1285L v4【当製品】
○CPUクーラー:CRYORIG C1→H5へ変更
○VRAM:ASUS STRIX-GTX970-DC2OC-4GD5(追加
○M/B:ASUS Maximus VII HERO
○メモリ:CMY8GX3M2B2133C9(合計8GB→16GBへ変更
○システム用SSD:Intel SSD 730 480GB
○ゲーム用SSD:X25-M Mainstream 60GB
○HDD1:日立 HDS722020ALA330 2TB
○HDD2:日立 HDS721010DLE630 1TB
○OS:windows8pro64bit
○ケース:FractalDesign Define R5
○電源:SF-750P14PE

なおキーボードには「Archiss Cherry黒軸 AS-KB91L」
マウスには「ELECOM M-XG3DLBK」
拡張ボードにはASRock USB 3.1/A+C Cardを使用しております。
光物はあまり好きじゃないんでマザーボードが光る以外は一切光源無しです!
特にDefine R5がお気に入りー

更新: 2015/12/20
総評

ここまで良くも悪くも当製品をいじって遊んで見ました。
まずはいいところをまとめてみましょう。

○良い点
 ・CPU自体の性能はHaswell世代のi7(のような1225V3)と比べてもそん色なく、
  確実な性能の進化を感じることができるよいCPU!
 ・内蔵グラフィックの性能は「これグラフィックボード載せてたっけ?」と見間違うレベルの
  突出した性能を持っている。是非小型PCにぶち込みたい。

当製品の性能は、小型ゲーミングPCを組もうとしている人へ非常に推したい
レベルですばらしいものと評価しております。いやー・・・素直にBroadwell舐めてました。
では反対に悪いところを見ていきましょう。

×悪い点
 ・出た時期が悪すぎ。Skylakeのちょっと前に発売って、誰も見向きしませんわ・・・。
 ・マザーボードで内蔵グラフィックを認識させるのに、ハマってしまうと本当に大変。
 ・L付型番だが、i7 5775CとTDP変わらん・・・。

悪いところが痛すぎて、いいところが帳消しどころかマイナスに行ってしまうレベルです
特に出た時期の悪さは今後出るCPUでは無いようにしてほしい。本当に当製品がかわいそうです。

ということで散々悪い点を上げまくったり褒めちぎったりと、

ある意味ハチャメチャなレビューとなりました。

最後に締めと行きたいと思います


MEの更新さえできてしまえば、超小型ゲーミングデスクトップを作るのに最適解。
私が体験した驚きを、今度はレビューを読んでいただいた方々にも体験いただきたい・・・
そんな素敵なCPUです。かなり気に入りました。

コメント (6)

  • 下小川さん

    2015/12/14

    実はコマンドプロンプト使わなければならないのは自分が他社マザーに無理やり当てようとしたからで、ASUSの対応マザーならちゃんとアップデータ起動するだけで使えるらしいですよ(おい

    それにしてもいつのまにMEが上がったのか…何はともあれ起動できてよかったよかった!
  • アラクレさん

    2015/12/14

    くろがねッと☆さん

    いやー。今回のはまさに恐怖をエンジョイした感じで楽しかったですよ!
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