レビューメディア「ジグソー」

真のサーバーグレードをコンシューマに!そしてPS4に!

Intel 730はコンシューマ向け製品としては実にX25-M以来となる
Intel自社製コントローラ搭載のSSDです。

 

 

今回はシークレットレビューで発売前にレビューさせて頂ける…

事になっていたのですが、発売が前倒しになった為、

発売とほぼ同時のレビューとなりますw

Intelサイトのカウントダウンの意味が…(汗

 

おさらいとして、過去の2.5inch SSDの仕様を比較してみます。
容量やキャッシュは同一モデル内でも違う場合があるので割愛。

 

SATA2
Intel X25-M:Intel PC29AS21AA0 / 50nm MLC
Intel X25-M:Intel PC29AS21BA0 / 34nm MLC
Intel 320:Intel PC29AS21BA0 / 25nm MLC

 

SATA3
Intel 330:SandForce SF-2281VB1-SDC / 25nm MLC
Intel 335:SandForce SF-2281VB1-SDC / 20nm MLC
Intel 510:Marvell 88SS9174-BKK2 / 34nm MLC
Intel 520:SandForce SF-2281VB1-SDC / 25nm MLC
Intel 530:SandForce SF-2281VB1-SDC / 20nm MLC

 

こうして見ると、SATA3世代の大半はSandForceが荷っています。
0Fill番長と言われるコントローラですが、
耐久に上限のあるNANDなので、圧縮しての書込みは確かに有効な手段です。

 

安価で高速、省電力、と兼ね備えた優秀なコントローラでしたが、
一部のメーカーの廉価品の質があまりに悪かった為、
ハイエンドユーザーはこれを嫌い、Marvell系に走っていたと思います。

 

それに加えてSATA3の性能限界にぶつかった為、
シーケンシャル速度は製品の売りにならなくなってきています。
そこで耐久性やランダム速度に重点を置いた製品が今回の730シリーズとなります。

 

既にリリース済みのデータセンタ向けSSDのDC S3500を再設計した物であり、
基本性能はそれに準じていますが、設計やファームによるチューンの結果、
よりコンシューマ向けの性能となっています。
ただし、消費電力はかなり高く、最大5.5WとHDD並となっています。
530シリーズでは200mW以下だった事を考えると、少々残念ですが
ハイエンド向けと割り切ってデスクトップでの利用を考えた方が良いでしょう。

 

今回の730とDC S3500の詳細仕様です。

ほぼ同一製品なのですが、速度と耐久性で味付けが違います。
■Intel 730
コントローラ:Intel PC29AS21CA0
NAND:20nm MLC
リード:最大550MB/s
ライト:最大470MB/s
ランダムリード:89000 IOPS
ランダムライト:74000 IOPS
消費電力:1.5W~5.5W
TBW:127TB(480GBモデル)

 

■Intel DC S3500
コントローラ:Intel PC29AS21CA0
NAND:20nm MLC
リード:最大500MB/s
ライト:最大450MB/s
ランダムリード:75000 IOPS
ランダムライト:11500 IOPS
消費電力:650mW~5W
TBW:275TB(480GBモデル)

 

 

では早速届いた物を確認していきます。

SSDでは初となるハイエンドの証、「ドクロ付き」です。

リテール品の内容物はいつもと同じっぽいですが、

3.5inchマウンタがありませんので注意。

ドクロ格好良いよ、ドクロ。

 

基板を見る為に分解。(※分解すると保証対象外となります!)

ネジが1個、シールの下にあるので角を剥がしてます。

 

基板の設計はDC S3500と同じに見えます。

大型の電解コンデンサに目が行きますね。

 

日本ケミコンの電解コンデンサです。

SSDに載せるには明らかに大型の物ですし

先に記載した消費電力の大きさにも一役買ってると思われますが、

これにより急な停電でも貯まっている電力でデータを書込む事が出来ます。

BBUやUPSが無い事の多いコンシューマにこそ有用かもしれません。

ギリギリレビューの方は、是非書込み中に引っこ抜いてみて下さいw

 

 

NANDチップは全部で16個で、

32GBの29F32B08MCMF2が14個(合計448GB)

16GBの29F16B08MCMF2が1個

64GBの29F64B08MCMF2が1個で合計528GB分が搭載されています。

何とも変則的ですが、48GB分がオーバープロビジョニング領域でしょうか。

基板とNANDの構成上、最大は64GBx16で丁度1TBまで可能でしょう。

発売するかは分かりませんがw

 

左の大きいチップがコントローラのPC29AS21CA0です。

右の2枚がキャッシュメモリのMT41K512M8RH-125です。

micron製のDDR3-1600のメモリで、1枚512MBなので合計1GBを搭載しています。

良く考えると普通にPC動くレベルのメモリ積んでますね…(汗

 

 

さて、お題としてはPS4への換装なのですが、

その前にPCに接続してパフォーマンスチェックです。

CDIでの情報です。

初期ファームはL2010410です。

まだ更新ファームは存在しませんが、

よほどの事が無い限り更新はしない方が良いでしょう。

 

CDMでのベンチ結果その1。

ランダムデータでのベンチです。

公称値ではシーケンシャルがリード550MB/sec、ライト470MB/secですが、

ここではリードが届いていない結果になっています。

 

CDMでのベンチ結果その2。

こちらは0Fillですが、誤差レベルですのでデータによる影響は小さいと言えます。

SandForceとは違うのだよ、SandForceとは。

 

SSDのベンチにおいてはCDMより向いていると思われるATTOベンチです。

最大値においてはリード544MB/s、ライト494MB/sで、ほぼ公称値通りです。

MarvellコントローラのSSDではリード、ライト共に徐々に上がっていく傾向が多いのですが

730では4KB辺りからライトが飛びぬけた数値になっています。

元がデータセンタ向けという事もあって、

細かいファイルのライトに強い感じだと思われます。

 

ちなみに以前採ったPlextor M5Proのベンチがこちら。

 

 

 

 

軽くチェックが終わった所で、PS4への搭載を行います。

ネジ穴とか見当たらず、「どこを開けるの?」的な本体ですが、

上の写真の赤丸辺りを押さえながら上方向へスライドさせてやると

上部カバーの部分だけが外れます。

押さえる力よりも上へスライドさせる方に力を入れた方が外れやすいです。

 

 

上部カバーを外すとHDDベイが見えます。

 

 

○△□×のPS記号付きのネジを外します。

本体へのネジはこれ1本だけです。

 

 

横に引き出せばマウンタごと抜けます。

 

 

初期搭載のHDDはSamsungなSegate製HDD、ST500LM012でした。

旧SamsungのHDD部門をSegateが買収してるのでこの様な状態にw

5400rpm、8MBキャッシュのごく普通のHDDです。

 

 

マウンタの両サイドの4本のネジでHDDが固定されているので全て外します。

 

 

マウンタにSSDを載せて4本のネジで固定します。

向きはドクロが上です。

 

 

HDDベイに装着してPS記号のネジで固定。

ドクロが見えない… orz

まぁ、どうせカバー戻すので見えなくなりますがw

後は上部カバーを戻して換装完了です。

上部カバーさえ外せれば簡単ですね。

 

 

次にPCでシステム転送用のUSBメモリを作成します。

FAT32で1GB以上空いている物であればUSB2.0でも3.0でも大丈夫です。

他のフォルダやファイルがあっても問題ありません。

 

まずは下記のPS4の公式サイトよりアップデートファイルを入手します。

http://www.jp.playstation.com/ps4/update/index.html

「パソコン経由でのアップデート」から

「アップデート(システムソフトウェアを再インストール)」を選択して、

「アップデートファイル(再インストール用)ダウンロード」で

PS4UPDATE.PUPというファイル(約900MB)がダウンロードされます。

ちなみに通常のアップデートファイルも同一ファイル名ですが、

こちらは320MBしかなく、別物ですので注意。

 

次にUSBメモリに以下のフォルダを作成します。

USBメモリのルートにPS4というフォルダを作成し、

PS4フォルダの中にUPDATEというフォルダを作成します。

このUPDATEフォルダに先ほどのPS4UPDATE.PUPをコピーして

USBメモリの準備は完了です。

 

 

PS4の前面部にUSBが2個ありますので、コントローラと先ほどのUSBメモリを装着。

コントローラは必ずUSBケーブルで本体に繋いで下さい。

 

 

PS4のOSを再インストールするにはセーフモードで起動する必要があります。

セーフモードの起動方法は「電源ボタンを7秒以上タッチし続ける」です。

最初にタッチした瞬間にBeep音が1回、6~7秒タッチし続けるともう1回鳴りますので

2回目が鳴ったらタッチを離しても大丈夫です。

 

セーフモードで起動に成功すると上記の画面が表示されます。

有線接続状態でコントローラのPSボタンを押すと次に進みます。

 

 

メニューから7番「PS4を初期化する(システムソフトウェアを再インストールする」を選択。

 

 

既にUSBメモリは刺さっているので「OK」を選択。

 

 

初期化警告が出るので「はい」を選択。

 

 

初期化が始まるので暫く待ちます。

 

 

そのままUSBメモリからシステムソフトがインストールされます。

その後、自動で再起動がかかるのですが、ここで再起動に失敗する事象が発生。

 

画面信号は来ている(モニタが信号を認識してる)のですが、

画面が真っ暗のままでPS4本体側面のLEDが青く点滅したままでした。

電源ボタンを押し続けて強制シャットダウン後に再起動しても回復しないので

一瞬、BLOD(Blue Light of Death)かと思いましたが、

電源を落とした後、再度セーフモードを起動して初期化手順を実施したところ

今度は自動で再起動に成功しました。

 

 

自動再起動後にインストールが開始されます。

インストール完了後にもう1度再起動されます。

 

 

ここからは通常のPS4の初期設定ですので詳細は割愛します。

 

 

 

さて、SSDに換装したのは良いのですが

PS4ではベンチが取れる訳でもないので、

HDDから換装した事による効果、

というのが分かりにくいですし伝わりにくいです。

 

そこで…

 

こうなりましたw

自前PS4と比較です!

左が自前で標準HDDのままのPS4、右がSSDへ換装したPS4です。

 

 

 

2台を並べて同時に起動、体験版の「龍が如く」を開始して

オープニングデモが終わる所までを比較してみました。

両方ともボタン連打で進めてます。

奥がHDD搭載PS4、手前がSSD搭載PS4の画面です。

 

尚、撮影をペットボトルに置いたα33で行ってるので

ブレてるしピントは双方の画面をいったりきたりしてますが許してくだちぃw

 

 

見て分かる通り、PS4自体の起動が非常に速くなっています。

その後のゲーム自体の待ち時間も短く、ストレス無く楽しめます。

 

PS4でもOSやソフトはストレージに格納されている為、

PCと同じくSSDの恩恵は非常に高いと言えます。

 

動画では同時起動の比較をメインにしたので割愛していますが、

メニュー動作も非常に快適になっています。

サムネイル等の読込がある為、HDD版ではメニューを操作していると、

所々引っ掛かる様な感じがあるのですが、SSD版ではかなり軽減されます。

(物によってはオンラインを参照しにいくので、やはり引っ掛かるところはあります)

 

 

ゲームではSSDによる高速化の恩恵を最も受けるのはFPSやMMORPGでしょう。

マップ間を移動する際等に先行出来るのは非常に大きいと言えます。

既に発売されているBF4や、サービス開始予定のFF14をプレイされる方は

是非ともSSDへ換装してみて下さい。

コメント (2)

  • なつめぐさん

    2014/03/25

    もつかれさま~(・。・ノ

    確かに立ち上がりは
    さほど変化があるとも思えませぬが
    それからの操作はSSDに分があるってことでつかねぃ(・・

    にしても簡単に交換できるように
    なっているのでつねぃ(・・ <PS4
  • daiyanさん

    2014/03/25

    実際には電源Offにしている事が多いゲーム機なので
    コールドブートは1秒でも体感出来るレベルの差に感じますよw

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