現在使っている私の液晶は、EeeBoxB202の付属のVK191、BenQのG615HDPLのデュアルモニタ構成です。VK191は非光沢、G615HDPLは光沢液晶です。
VK191がメインで、G615HDPLはモニタアームで縦において資料を表示しながらレポートや、論文式問題の答案を書くといった作業や、Twitterなどを表示しながらdビデオ等を鑑賞するという用途で使っていました。
BL2411PTは非光沢液晶でサイズも我が家にあるモニタで一番大きいのでメインディスプレイとしてVK191と、縦方向に角度を変更できるので、資料を表示した場合の見え方などをGLと比較して使ってみようと思っています。
それでは、開封してみます。
大きさを比較するために、PIROTの30ccのインクボトルをおいてみました。
おいてみてなんですが、小さすぎて全く効果はありません。
取り出すのに、本体の重さもあって結構力が必要です。
セロテープで発泡スチロールが固定されているので、全部はがします。台座パーツを発泡スチロールに固定しているテープもはがさないと発泡スチロールが外れません。ちょっと苦労しました。
支柱パーツはすでにモニタのマウントに設置済みで入っているので、ドライバいらずでモニタを組み立てられます。せっかく探したドライバが、出番がないと泣いていました。
組立が終わったので、さっそく設置して見ようと思います。
卓上卓の上に置くと、モニタ上部は見上げることになり、首が疲れるので、卓上卓を廃止、机に直置きしました。
レビューをしていこうと思います。少々お待ちください。
検証開始
まず、試してみたことは以下の3点です。
①dビデオストアで映画を鑑賞してみる
②学校の課題のレポートを作成。誤字の発見などへの影響はあるか。
③ゲームをやってみる。
これをBL2411PT(DVI接続)、G615HDPL(VGA接続)、VK191(DVI接続)で比較してみます。ただし、G615HDPLはスペースの関係で縦配置から動かせなかったので縦表示で行きます。
①dビデオストア
丁度配信されていたミクロの決死圏を30分ずつ各々に表示させてボーっと見てみました。
(写真は後からとりました)
見え方にBL2411PTとVK191は非光沢であまり差がないですね。
G615HDPLは光沢液晶なので締まって見えましたもしかしたらSenseye3の効果かもしれません。しかし見続けると目が痛い。その上暗いシーンで謎の人影が…私が映りこんだだけでした。
BL2411PT、VK191ではシアター(動画)モードに設定しました。
最初はほとんど差を感じませんでした。しかし、BL2411PTのほうが時間がたってもあまり疲れを感じませんでした。BL2411PTのほうが明るいくらいだったのですが、VK191と同程度か、それ以上に疲れを感じませんでした。フリッカーフリーが効いているのかもしれません。
結論としては
BL2411PT<VK191<<<<<<<<<<<<<<<<G615HDPL
という感じの疲労でした。光沢液晶と非光沢液晶の差が大きかったようにも感じます。長時間見続けるにはやっぱり非光沢液晶のほうがよいようです。その中でも、フリッカーフリーは一定の効果があるように感じました。
②レポート作成
液晶サイズの関係で、BL2411PTとVK191の比較です。G615HDPLはサブ表示として資料を表示していました。
結論から言うと、BL2411PTの圧勝でした。
VK191では、徹夜でレポートを書いたら目が痛くてしょうがないのですが、BL2411PTはそこまで達しませんでした。
そのレベルで比較するのかと思われるかもしれませんが、単に時間配分に失敗して、徹夜になったレポートが、BL2411PT到着の前後で発生しただけです。
修正はモニタの下があまりに汚かったため。
幸運にも長時間モニタを見つめる機会が確保できたので、これをもとに感想を述べますと、VK191は時間経過でだんだんドライアイ気味になり目が痛いと感じるようになりました。終わったころには、目を閉じて、布団に突っ伏してから学校に行っていました。
しかし、BL2411PTはその悪化の経過が緩やかで、徹夜してモニタとにらめっこしていたにもかかわらず、そのまま学校に行けるレベルでした。
VK191よりもBL2411PTのほうが輝度が高く文字がはっきり見え、凝視する必要が減ったのではないかと考えられます。
そして、何より誤字が少なかった。これは偶然の可能性もあるので、もう少し様子見が必要ですが、前回の徹夜で完成させたレポートは、だいぶ誤字があったことを考えると、疲労軽減と、表示の恩恵があったのかもしれません。
資料のPDFファイルの表示はこのような感じになります。
BL1124PTのほうがコントラスト比が高いのか、Senseye3の恩恵か、文字がシャープに締まっていて読みやすかったです。テキストデータ入力の場合は、前掲のレポート作成時の写真からわかる通り、あまり変わらなかった印象です。
写真を編集していて気付いたのですが、VK191は縞模様が見えていました。冷陰極管なのでフリッカーは起こりづらいはずなのですが、起こっていたということでしょうか。
以上から、フリッカーフリー機能搭載のLED液晶はレポート、論文作成の効率化に寄与する可能性が高いことがうかがえました。
③ゲームをやってみる
とはいっても、現在私がやっているゲームは少なく、アクションゲームはほぼ皆無です。
というわけで、艦これ~艦隊これくしょん~とMineCraft体験版で比較しようと思います。
まずは、艦これ、このように見え方でした。
パッと見た感じでは余り差がわからないので、ゲームを継続してやってみます
G615HDPLはすぐに目が痛くなりました。流石光沢液晶です。
VK191とBL2411PTは同じくらいの疲れかなぁと思いましたが、発色はBL2411PTのほうが綺麗なのでゲームをするにもBL2411PTのほうがいいかなぁと思いました。
MineCraft体験版をやってみます。写真は忘れてしまいました。
ー12月26日追記ー
というわけで動画で撮影してみました。
しかし、画面上ではあまり差はありません。カメラのせいか、両方に縞模様が見えますが、肉眼では確認できませんでした。NikonS510の動画撮影機能で撮影しました。
しかし、プレイしてみると、大きく違いが出ました。
アクションゲームなので画面を凝視する時間が増えたからでしょう、VK191に比べてBL2411PTは、はるかに疲れを感じないでゲームを遊ぶことが出来ました。
同じような条件で遊んでみたのですが、BL2411PTでは、普段目の疲れからくる眠気があまり来ませんでした。やはり凝視する際に、フリッカーフリー機能が大きく影響しているようです。
以上3つの検証をまとめると、目に与える影響は、
(1)液晶モニタのパネルが光沢か非光沢か
(2)フリッカーフリーか否か
(3)輝度や表示、ブルーライト
ではないかと考えます。
G615HDPLは光沢液晶なのでパッと見ると映像がすごくきれいなのですが、長時間は見つめられませんでした。
冷陰極管を使っているVK191は冷陰極管の特性で、一応フリッカーフリーと言える表示ではあるのですが、経年劣化かもともとも特性なのか、BL2211PTより輝度が低いし文字表示も少しぼける感じがありました。
非光沢でフリッカーフリーという同じ土俵に立つと、輝度の高いLED液晶のほうが冷陰極管液晶より優位に立つものではないかと感じました。
その差異が凝視する作業で顕在化したのだなぁと今回の検証では感じました。
眼精疲労は解決したのか
そして、ブルーライトよりも非光沢化やフリッカー対策のほうが目の疲れには効果的であるとの心証を得ました。
実際LLI等のデータベースサイトで判例や解説を読む際には、紙にすらなくても相当程度の長さのものを閲読してもあまり疲労しなくなり、結果として紙が節約できるのがありがたいですね。
今までは、データを活用しようとしても、結局紙に刷っていたのでたいして紙の消費量が減らないという…
余りモニタを凝視しなくて済むようになった結果、モニタ上の文字データ判読のスピードも上がった気がします。効率もUPには貢献してくれていると思います。
動画やゲームについても、疲れが減って本当に「リフレッシュ」として楽しめるようになりました。画面が大きいので、色々な情報をモニタ1枚に出せるので、これもいいですね。
レポートをやった後に気分転換としてゲーム、動画の閲覧ができる、(疲労するので)「ゲーム(動画を見よう)をやろう」と意気込む必要が無くなったことが一番大きい変化です。
追記ー2013.12.18
さらに、レポート課題をこなしてみたところ、本ディスプレイのサイズは、非常に使い勝手がよく、基本的にこのモニタだけで課題をこなすことができました。
というのも、ワードで2ページを同時に表示できるので、過去に作成した課題や、百選などPDFデータを並べて表示することできるので、一覧性が向上し、視点移動が少なくなったので、楽に、集中も途切れることが少なくなりました。
それに、鮮やかな白と文字をくっきり表示出来るのも、前述の疲労軽減の一翼を担ってくれているのではないかと推測できるので、学生の私には非常に効果的な液晶モニタであると確信を得るに至りました。
BL2411PTは薦められるのか?
モニタの表示に関する感想は前述しましたが、本体にはそれ以外の機能がたくさんあります。
①タッチセンサ式ボタン
ボタンはLEDのインジケータ風の部分を触る方式になっています。反応もよく力を入れる必要がないので、動画モードに変更しようとして、うっかり液晶の向きを変えたりすることがないのがよいです。
この液晶の台座は高さ調整、向きも上下左右で変更可能で、自分に適したポジションを選べるのですが、これをずらす可能性が低いのでベストな設計だと思いました。
②人感センサーと目の疲労のお知らせ機能
人感センサーで席から離れると自動で消えます。多分「中間」が普通の使用には適しているでしょう。
離れると消えるので、うっかり消し忘れてお風呂に行った時なども自動で消えるので省エネです。あと、ちょっと離れてぐでーっとすると画面が消えるので、レポート作成中にぐでーっとしなくなりました。
さらに、一定時間で休憩が必要な旨を画面に表示できるのですが、これによって、時間経過を実感できるので、休憩をコンスタントにとれる便利な機能です。短期集中するのでぐでーっとしてだらだらレポートを書いて時間を浪費することが減りました。
③ピボット機能
画面を90度傾けて縦表示ができます。
上を見ると首が痛い…と思っていましたが、表示が大きいのでそれほどでもないですね。
文字系でもA4が丸々表示できたので結構見やすいです。意外でした。
他にもデザイン系の人が完成図を見るときに便利そうだと感じました。
ただ、モニタを回転させる際は、左右上下に若干のスペースを要求するので、立てるのはデュアルモニタにしている場合は、配置を一時的にずらしたりで面倒でした。縦に長く使いたい場合は、普段は19型をくらい立てて使うか、本製品を単独使用するのがいいようです。
全体として使う人を考えて作っているんだなぁと感心した製品です。
学生から事業者まで、幅広く使えるおすすめの液晶モニタだと思います。特にロー生は、大量の資料をあつかうので、このくらいのサイズで、本機種に搭載されている機能を有したモニタを使うのが最適だと思いました。
以上。
ありがとうBenQ、ありがとうジグソー、ありがとう佐川の運ちゃん。
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