レビューメディア「ジグソー」

ワイドになって使いやすくなったBAMBOO FUN

zigsowとwacomのご厚意により、BAMBOO FUNのレビューを書かせて頂くことになりました。
皆さんに参考になるべく、気合いを入れてレビューさせて頂きます。

レビューでは、以下について考察していきます。

1,タブレットとしての使い勝手、他のwacom製タブレットとの比較
2,タブレットのサイズについて
3,ペン&タッチ、ジェスチャー対応のマルチタッチ入力
4,フォトレタッチでの使用
5,イラスト作成での使用(近日更新)
6,タブレットユーティリティソフト(近日更新)
7,考察(近日更新)


1,タブレットとしての使い勝手、他のwacom製タブレットとの比較

タブレット
タブレット


ここ5年ほどまったく描くことが無くなってしまいましたが、それまでは仕事半分趣味半分でイラストを描いていたり、様々な場面でタブレットを使用していました。
当時使用していたタブレットはシリアル接続の初代intuos i600でした。
シリアル接続のタブレットはWindows7 x64に対応していないため、今では会社のPCで使用しています。
右手の手のひらが当たるところがすり減るくらい使いまくって、現在でも会社で愛用しています。

最初に使ったタブレットがA5サイズでしたので、次に購入したintuos2も同じA5サイズのi-620でした。
同時期にノートPC用にFAVO F-400を購入しましたが、こちらはA6サイズと描画エリアが半分の大きさということもあり、ほとんど使用することがありませんでした。

今回のBUMBOO FUNは高さはA6サイズのタブレットと同一ですが、ワイド液晶対応となっている分幅があります。
そのせいか、A5サイズのタブレットに慣れていたにも関わらず、思ったよりも違和感なく使用することができました。
現在メインで使用しているintuos2 i-620はA5サイズですが4:3比率になっており、16:10比率のモニターでは上下に使用しないエリアが生じてしまうため、いまいち使い勝手がよろしくありません。
ワイドサイズのintuosは縦サイズが同一のまま横だけワイド分大きくなっていますので、ワイド液晶で使ってもタブレットとマウスカーソルの移動距離は変わりませんが、4:3のタブレットは上下を切り取ったサイズになるため、いつもの調子で線を描くと予想以上にマウスカーソルが動くこととなります。
そういった意味でも、ワイド液晶が主流となっていることもあり、ワイドサイズのタブレットはとても便利です。


2,タブレットのサイズについて

FAVOとサイズ比較
FAVOとサイズ比較



タブレットには様々なサイズがあります。
どのサイズが良いか聞かれることも多々ありますが、設置面積、使い方等で好きなサイズを選ぶのが一番かと思います。
タブレットに慣れてしまえば、大きさはそれほど重要では無いと思います。
もちろん、大きいに超したことはありませんが、要は“慣れ”です。
プロでA6サイズのタブレットを使っている方も結構いらっしゃいますし、弘法筆を選ばず、という感じです。

とはいえ、個人的に使い勝手が良いのは、やはりA5サイズのタブレットです。
intuos4で言えばmediumサイズのPTK-640、BAMBOO FUNもMediumの方がなにかと便利なことは多いと思います。
…と思っていたのですが、smallサイズのBAMBOO FUNを使ってみて考えが変わりました。

今回お借りしたのはsmallサイズのCTH-461/S0ですが、実際に使ってみて感じたことは、smallサイズでも十分かも、ということです。
やはりワイド対応になって、描画エリアが広がったことが大きいです。
細かいところを描くにはやはりもう一回り大きなmediumサイズの方が良いと感じる場面もありますが、取り回しのよさ、設置場所を確保しやすい点はsmallサイズならではのメリットです。


3,ペン&タッチ、ジェスチャー対応のマルチタッチ入力

従来から不要だな、と思っていたデバイスに、タブレット付属のマウスがあります。
私の場合、左手は常にキーボードに添えてショートカット用、右手にスタイラスペンを持つというスタイルで作業を行っています。
マウスはlogicool製品を愛用していることもあり、タブレット付属のマウスは使ったことがありません。

BAMBOO FUNはマウスではなく、タッチ機能を備えたタブレットとなります。
ノートパソコン用のタッチパッドを巨大にしたと思えばイメージが掴みやすいかと思います。
2本指を使って拡大・縮小、スクロールのほか、親指を軸にして人差し指を左右に動かすことによりオブジェクトの回転も可能です。
iPhoneやiPadなどのCMのような感じでPhotoshopなどのアプリケーションを使えるのは、新鮮な感じがします。
いちいち大きくて使わない場合に置き場所に困るマウスを持ち出すこともなく、簡単にタッチ機能でOSの操作が行えるのは、予想以上に便利です。


4,フォトレタッチでの使用

Photoshop CS4を使用して簡単なレタッチを行ってみました。
レタッチ箇所は、手前に写っているポールを消す作業となります。
修正に用いた写真は下記となります。

レタッチ前
レタッチ前


このような作業をマウスで行うのは非常に手間がかかりますので、タブレットの面目躍如といった感じです。
スタンプツールを使って作業を行っていきますが、ブラシサイズや強度を筆圧でコントロール可能ですので、とても簡単に作業を行えます。
この程度のレタッチであれば、5分程度もあればささっと終わってしまいます。
レタッチ後の写真はこちらです。
結構適当にレタッチしていますので、ちょっと消した痕が解ってしまいますが…

レタッチ後
レタッチ後


使っていて気になったのが、タッチ機能が便利な箇所と、逆に使いにくい場面があるということです。
私の場合、キーボードの手前にタブレットを置き、ショートカットを使う際にタブレットに腕を乗せることがあるのですが、腕にも反応して誤操作の原因となる場合があります。
とはいえ、BAMBOO FUNのボタンでタッチ機能のON/OFFを切り替えられますので、このような場合はOFFに設定しておけば問題ありません。


番外編1:マルチタッチ・ジェスチャー機能について

Bamboo Funでもっとも特徴的なのは、タブレットであるにもかかわらずタッチ機能が備わっている点かと思います。
従来のタブレットは、ペンあるいはマウスといった、いわゆる何かしらの電子デバイスを使用して操作を行う必要がありましたが、Bamboo Funは指先でマウスカーソルを動かすことや、2本の指を使って拡大・縮小、スライド、回転を行うことができます。

ワコムサイトより引用
ワコムサイトより引用


長年仕事でタブレットを使用していたこともあり、タブレットはペンだけで使うことがほとんどだったのですが、タッチ機能を使うと今までとは違ったタブレットの使い方ができそうです。
たとえば、ペンを持ったまま親指と中指を使って拡大・縮小を自在に行うことが可能ですので、イラストを描画しているときなどに、いちいちツールパレットから拡大ツールを選んで作業を切り替える必要がありません。

ショートカットキーを使った作業でも同様の操作を素早く行うことは可能ですが、アプリケーションごとにキーも異なりますし、ペンを右に持っているとショートカットキーは左手で操作せざるを得ませんから、左手で操作できないキーの組み合わせのアプリの場合、かなり面倒なことになります。
その点、指先で簡単に拡大・縮小が可能ということは、どのアプリでも同様の操作が可能であり、なおかつペンを持った右手だけで操作ができるという点でもかなりのメリットがあると思います。

問題点としては、タブレットの上に腕を置いたときの誤動作です。
私の場合はキーボードの手前にタブレットを置くことが多く、キーボードを操作する際に腕を乗せることが多々あります。
Bamboo Funの場合は腕の動きでカーソルも移動してしまうため、タッチ機能をOFFにする必要があります。
OFFにするのは、Bamboo Funにあるボタンで簡単に可能ですので面倒ではありませんが、結構忘れてしまうときも多く、慣れるまで時間がかかりそうです。


番外編2:付属ソフトウェア

Bamboo Funですが、付属ソフトウェアとしてAdobe Photoshop Elements7(Mac版は6)とPainter Essentials 4のほか、様々なアプリケーションが付属します。
Photoshop Elements、Painter Essentials 4どちらも1万円弱のソフトウェアですので、この2つが付属するだけでもきわめてコストパフォーマンスは良いと思います。
というよりも、ソフトを買うよりも数千円上乗せしてタブレットを買った方が遙かにお得です。
ものすごい太っ腹というか、コストパフォーマンスはすばらしいの一言に尽きます。


5,イラスト作成での使用(更新中)

ひさびさーにタブレットを使ってイラストを描いてみました。
4,5年ぶり?くらいに描くこともあって、大丈夫かな…と恐る恐る描いていますが、描き方は結構覚えている感じです。
昔に比べてPCの性能が比較にならないくらい上がっていることもあって、Photoshopもサクサクです。

ワコムのタブレットは技術が成熟していることもあり、筆圧調整、角度などとても使い勝手が良いのが特徴です。
Intuosシリーズはそれなりに高額ですが、Bambooシリーズは1万円台とコストパフォーマンスも良く、使い勝手も良好ですので、他社製のタブレットを買う意義が見いだせないと言っても過言ではないと思います。

現在いそいそと描いているのですが、仕事の合間をぬっての作業のため、なかなか進捗が思うようにいきません。
というわけで、現段階のものをちょっくらご紹介…

線画段階
線画段階


ペン入れもすべてBamboo Funで描いていますが、今まで使用していたIntuosと使い勝手もさほど違和感なく、髪の毛のラインなどもサクサクっと描くことができます。
こういった作業は強弱がつけられるタブレットの独壇場です。

今まではPhotoshopしか使っていなかったのですが、Painter Essentialsが付属してきましたので、こちらを使ってPainter初挑戦してみたいと思います。


※以下は近日更新予定です。

6,タブレットユーティリティソフト(近日更新)
7,考察(近日更新)


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2011/7/3
今まで頂いたプレミアムレビューのその後レビューをちょろっと追記コーナー

ぎゃ、やばい、絵途中まででそのままになってるではありませんかーーー!!
というわけで考察。
タブレットは小さい(前までA5サイズのintuosを使っていたため)のですが、最近では慣れてきましたのでかなり違和感は無くなりました。
USBで簡単に接続できるのは便利です(シリアルは設定ミスると動かない)

タッチパネルとして使える機能ですが、これはタブレットと併用すると悲惨なこと(腕を載せて反応してしまったり…)になりますが、だらだらーっとPCを使うときに、手を動かさなくてもPCの操作が可能という点ではかなり便利です。
Windows7ではタブレットでの操作もかなり本腰を入れた作りになっているので、昔のWindowsXPと比べると、OSの操作という点でも使い勝手はかなり改善されていると思います。

さて、そのうち絵を完成させないとですね…

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • ぽんさん

    2010/07/11

    私も結構、キーボードの手前に置いてしまうと、腕とか触れるときがありました。
    小型のキーボード使用していたこともあり、今では、左右に並べて使用しています^^;
  • ちょもさん

    2010/07/13

    ぽんさん

    昔からA5サイズのintuosシリーズを使っていた関係で、手前に置かないと違和感があるんですよね…。
    ボタン一つでタッチ機能をOFFに出来るのでそれほど問題は無いのですが、できれば本体のLEDでタッチ機能ON/OFFが確認出来ると便利かな、とか思います。
  • HiMaTatsuさん

    2011/02/02

    こんばんは
    FAVO発見!
    私のは初代(4050)です。
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