Miracastとは・・・。
1対1の無線通信によるディスプレイ伝送技術、つまり、スマートフォンの画面を無線でディスプレイに映し出す技術ことです。
この技術を使った「I-O DATA Miracast対応無線HDMIアダプター「ミラプレ」 WFD-HDMI」のレビューをしていきます。
パッケージは非常にコンパクトです。
開封してみると、無線ユニット本体とHDMIケーブルとUSBケーブル。そしてマニュアル2点、設定シートです。当初、HDMIケーブルは付属していないと思い、準備しました。しかし、ちゃんと付属しており、この点は評価できる点です。簡単に使用するためには付属品を充実させる必要があります。
無線ユニットの写真です。非常にコンパクトです。
側面に、モード切替スイッチとUSB端子があります。
HDMI端子とLANポートと電源供給用のUSB端子があります。
それでは、早速TVに接続してみます。
今回は、家のTVのREGZAで接続してみます。
HDMIケーブルと無線ユニットに接続します。
REGZAに接続します。
電源供給用のUSB端子を接続します。説明書では、「TVのUSB端子に接続してください。」とのことですが、一般的に、USB接続で外付けHDDを接続している方がほとんどなので、現実的でないなあと感じました。いちいち使用する度にHDDを外すのも面倒だと思います。私もREGZAは外付けHDDをUSB接続していますので、
スマートフォン用・タブレット用の電源ケーブルを利用します。これでハード的な接続は完了です。次に、スマートフォンとの接続です。
「GALAXY S3」を使用します。この機種は、Miracastに対応しています。
REGZAの画面です。この画面が表示されたので、スマートフォン側で接続を開始します。
マニュアルにも記載しているのですが、機種によりMiracastの表記が違うようです。
「GALAXY S3」の場合は、「AllShareCast」という表記でした。
設定画面から「AllShareCast」をタップします。
画面が切り替わり、接続可能デバイスが表示されますので、これもタップします。
接続中になります。その後、接続完了の報告が出ます。
無事表示することを確認しました。しかし、縦型の表示だと醜いですね。横型で見せた方がいいかもしれません。
【2013年9月23日更新】
【総評】
TVの大画面に映すことを考えますと、
基本コンセプトは、みんなでワイワイ見て楽しむ・共有することかと思います。
私の考えでは、
1.youtubeの映像をみんなでワイワイ見て楽しむ・共有する
2.スマートフォン用ゲームをみんなでワイワイ見て楽しむ・共有する
この2つで使い方があるのかなと感じました。
不満としては、
1.電源供給が、TVのUSB外付けHDDの接続端子を利用すること。
一般家庭では、ほとんとが、USBHDDを使用しているので、電源用のアダプタを付属させてほしいと思いました。スマートフォンでの使用が前提なので、スマートフォンの充電器を使用すればほとんどの場合が対応できますが、あった方が親切かなと思います。
2.Miracast対応機種でないとあまり意味を果たさない。
FonePadでの使用しましたが、Miracast未対応でアプリを利用しての保存されている動画・写真等を表示出来る程度なので、ミラーリングに近い使い方ができるようになればいいのかなと思いました。(これに関しては、Miracast対応がコンセプトの機器なので、未対応機器で動画・写真表示ができる機能が付けた点は非常に評価できるのですが・・・。)
しかし、商品としては面白いものなので、今後もこのような製品を出して頂けることを希望します。
Youtubeの動画をTVで表示させてみる。【2014年8月22日更新】
うちの子供が「ウルトラマンギンガ」を公式の円谷チャンネルで見ることがあります。(地方なのでテレビ東京系が映らないんですよね。)そのため、Youtubeで配信をする際には、
Fonepadを利用して見せていましたが、手元で見れるため液晶画面に近づきすぎて目が悪くなる原因にもなりかねないので、TVで見せることが離れて見れるのではないかと思い、試してみることにしました。
GALAXYS3でのYoutubeの画面です。
TV再生時の際には、動画はスマートフォン側には表示されません。
逆に、
TV側では、画面全体に表示されています。スマートフォンの表示がそのまま表示されるのかと思いましたが、Youtubeの場合は、動画画面だけが表示されて大画面で見ることが出来ます。これは子供の大喜びでスマートフォンがTVのリモコンみたいと言っていました。
TVでもYoutube対応のものがありますが、スマートフォン操作した方が使いやすいと思いますので、家族や、知人などの大人数で見る場合には大いに役に立つと思います。家族のイベントをYoutubeにアップしてみんなで見て楽しむなんて良いかもしれません。
youtubeは非常に見やすいと感じました。
本当は、FonePadを利用したかったのですが、Miracast対応でないのでできませんでした。スマートフォンのサイズの方がタブレットPCよりもコンパクトでリモコン代わりとして良いので、特に気にしませんが。
FonePadでは、androidアプリの7「AirFun」を利用して使用することが出来ます。
MediaPlayerに設定します。
写真を表示させてみましたが、ただそれだけという感じなので、Miracast対応端末でないとあまり意味がないと感じました。特にタブレットPCでは画面がある程度大きいので、わざわざTVに表示させる?と感じてしまいました。また、アプリ経由での使用となるので、2度手間感もあり、あくまでオプション機能という感じですね。
【2014年8月22日更新】
メーカーリコールで交換後、久々に接続していました。
長男とYoutubeの動画を見るためです。
自分のスマートフォンで接続してみたら、なんと、接続がうまくいかず・・・。今までちゃんと接続していたのに、急に出来なくなりました。
そのため、急遽、妻のスマートフォンに。
こちらではちゃんと接続することが出来ました。家族で動画を見る際には非常に便利ですね。
スマートフォンのゲームをみんなでワイワイ楽しんでみる。【2013年9月23日更新】
【2013年9月23日更新】
今回のレビューで一番試してみたかった事。それは、スマートフォン対応のゲームを大画面に出力して試してみたかったことです。
スマートフォンでも家庭用ゲーム機顔負けの画質を誇るゲームが多数あります。私が所有している、「Need For Speed」もその一つです。このゲームを大画面に出力してみました。
EAのロゴが表示されました。
ゲームのタイトル画面もちゃんと表示されました。その際のスマートフォン側では、
同じ画面がちゃんと表示されています。
実際ゲームを試してみましたが、大画面をみながらレースゲームができるので、非常に爽快です。実験の際に妻が近くにいてTV画面を見ていましたが、「壁にぶっかってばっかりね。」を私の操作の下手さを実況していました。これには理由があり、TV画面を見ながらだと、今まで、スマートフォンを見ながら操作していたので、操作の動きをみながらゲームができましたが、それが見れないので、特にアクセル・ブレーキ。ドリフトがタップとスワイプの2つの操作になるので、物理ゲームパットだと操作している感覚がわかるのですが、わかりづらくなります。そのため、TV画面を見ながらでは慣れが必要になってきます。
そうなると、ゲームパットが必要になるので、
スマートフォンとTV画面の2画面で、なっちゃって「WiiU」を体験することは出来ます。
某支配人@名古屋定住@イベント行きたいさん
2013/09/20
うちもREGZAなんですが、USBハブを繋いでから、それに複数のHDDなどを接続しています。
外部給電じゃなくてもいけますかネ?
takamizuさん
2013/09/23
コメント返信遅れてしましました。
マニュアルには、TVのUSB端子につないでくださいとあるので、メーカーではTVのUSB端子からの電源供給を推奨しています。
USBハブからの給電ではもしかすると電力不足がでるかもしれないですね。(USBハブがACアダプタで外部ACからの供給なら大丈夫かもしれませんが・・・。)
一般ユーザーでもUSBHDD接続している方が増えているので、ACを付属させるべきではないかと思いますが、この機器を購入される方はスマートフォンユーザーになるので、必要ないかもと思ったんでしょうかね。