レビューメディア「ジグソー」

線を描くことが楽しくて仕方なかった。



旦那にはほめすぎだと言われましたが、本当に凝りに凝ったパッケージです。やはりBambooとの違いというか上位機種ですし、値段的にも高級品。この開封時のワクワク感もプライスに込められていると思わせる仕様がとても素敵です。
内容物は、
 ・本体
 ・グリップペン
 ・ペンスタンド(替え芯・芯抜き付)
 ・USB接続ケーブル
 ・ドライバCD-ROM
 ・カラーペンリング(右下の袋に入ったリンク状のもの・グリップペンを数本持った時にどのペンにどの芯を入れたのかわからなくなることを防ぐためのもの)

ドライバーCDは付属していますが、Wacomのドライバーはこまめにアップデートされているので、こちらを使わずに、Wacomのサイトから最新のものをDLすることをオススメします。

別売りのワイヤレスキット

を使用すれば、USB接続ケーブルを使わずにワイヤレスで接続することが可能です。
ただ、長時間使用することが多い場合は、ワイヤレスも善し悪しなので(途中で電池切れで作業できなくなる可能性もある)、そこはお好みで。

ペンスタンドには4種類の替え芯と芯抜き(中心の銀色のわっか)が内蔵されている
ペンスタンドには4種類の替え芯と芯抜き(中心の銀色のわっか)が内蔵されている
標準で付いてくるグリップペン
標準で付いてくるグリップペン
グリップペンはIntuos4と共通です。先端が太くなった形状です。案外持ちやすいのですが、普段軽めのシャープペンやペン軸を使っている人は長時間お絵かきをしていると指の疲れを感じるかもしれません(私は感じました)。



今、手元にあるタブレット用のペンを比較してみました。初代IntuosのペンとIntuos4クラシックペンは同じ重量となります。

結果的に


と別途クラシックペンを購入して、メインをクラシックペンに。サブを標準のグリップペンを使用することにしました。
やはり長時間使用する上で私には標準で付いてくるグリップペンの軸の太さと重さがつらかったです。(親指と人差し指の間に鈍い疲れが残る)
普段からDr.グリップ系のシャープペンシルを使っている方は標準のグリップペンで問題ないと思います。私のように細身のシャープペンなどを使用している方は、値段はかかりますがクラシックペンを導入されると本当に描画が楽になると思います。
イラスト1枚なら平気ですが、マンガを数ページ~数十ページペン入れとなると、手の疲れが段違いです。

intuos5と他のWacom製タブレットとの描画比較をしてみました。

【使用条件】
・ペンおよびペン先は標準でついてくるものを使用
・ドライバーによる筆圧設定をし、ソフトはCLIP STUDIO PAINT PROのGペン(初期設定のまま)を使用
・レイヤーはベクターレイヤー

ペン入れ後に線の修正や線幅補正などの機能は使わずに、単純にペン入れした画像となります。
ですので、個人的にはちょっと恥ずかしいです・・・が、そうでないとペン入れ感の違いは分からないだろう!とあえてさらします。

※画像はクリックするとかなり拡大されます。詳細な違いは拡大してご確認ください。
ちなみに使った下絵はこちらです。
下書き(スキャナ取り込みです)
下書き(スキャナ取り込みです)
【intuos5での線画】
表面にクッションが効いているのかペン先が沈み込む感触があり、圧倒的に書き心地が良いです。
表面のオーバーレイシートが標準でマットですので、ペンの引っかかり具合も紙の上に記入しているような感触。
やはり「2048レベル筆圧機能と最小ON荷重約1g(実測値)で指先のニュアンス(※公式より引用)」はだてじゃなくて、個人的にはソフトの入り抜きの補正は切ってしまった方がキレイな線画引けると感じました。

【Bambooでの線画】
Intuos5を触るまでは

こちらを使用していて不満は全くなかったのですが(それ以前は初代Intuosなので、筆圧レベル的には1024レベルで変更なし)、Intuos5を触った今ではもう戻れません。
Intuos5 mediumを持ち運ぶ機会は少ないかもしれませんが、smallや持ち運ぶのであったら、Bambooのようにペンを一緒に持ち運べるように収納するための機能がIntuos5にもあったらうれしいかもと思いました。

【Cintiq12WXでの線画】
本当にたまたまなのですが、Wacomさんのお試しサービスにて

こちらを2週間限定でレンタルしていましたので、Cintiq12WXでも描画してみました。
Cintiq12WXは機能的にいうとIntuos3の技術を使用していますので、筆圧レベルは1024レベルです。
また液晶画面に描画しますので、書き心地はツルツルしています(これは保護フィルムで少し対処できそう)
ただし直接下絵をなぞる形でペン入れができるのは良いかと感じました。ただ、時間的には、Intuos5を使用してペン入れしたのとさほど時間は変わらなかったので、ある程度デジタルでのペン入れに慣れれば、Cintiq12WXでなくても良いかもしれない。むしろ筆圧レベルを考えるとCintiq上位モデルかIntuos5の方が良いかもと思いました。

ただCintiq12WXの後継機が筆圧レベルが上がり、コンバーターなどが小型化すれば、持ち運べる液晶タブレットとしての価値があがるので、ウルトラブックでお絵かきするということを考えると
メニュー部分はウルトラブックに表示・描画部分は液晶タブレットに表示ということができるので非常に便利ではないかと感じました。


次にintuos5にて、各ペン先の違いによる描画の違いです。

【使用した芯】
・intuos5標準ポリアセタール芯
・ハードフェルト芯
・ストローク芯
・エラストマー芯

【使用条件】
・ペンは標準のグリップペンを使用
・ドライバーによる筆圧設定をし、ソフトはCLIP STUDIO PAINT PROのGペン(初期設定のまま)を使用
・レイヤーはベクターレイヤー

※画像はクリックするとかなり拡大されます。
【intuos5標準ポリアセタール芯】
つるつるした芯です。手に負荷があまりかからないので、塗りの時はすべりもよいのでこちらを利用した方が良いかと感じました。
【ハードフェルト芯】
ザラザラした書き心地です。厚めの紙に鉛筆で書き込んでいるような感触です。

【ストローク芯】
ペン先の中にバネが入っているので、より筆圧を感知しやすくなっています。Gペンで描画したのに近い感触とストロークが得られると感じました。
【エラストマー芯】
なめらかな描画です。ポニーテールの髪の一番長い曲線が一番キレイに一発で引けました(他のは何度か書きなおした上に下絵にはあまりぴったりひけなかった※技術の問題もあります)
ゆっくりとタブレットとペン先が離れる感触なので、ゆっくりとストロークが引けるのかな?と思いました。

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イラストを実際に描きおこす必要はありませんが、少し軽めの線画を書くなりして、自分にどのペン先があっているのかを決めてから、タブレットの設定をしてやると良いと思います。

今回の作業で、私には

線画用「クラシックペン×ストローク芯(ただし長い曲線を描く時はエラストマー芯に変更する)」
着色用「グリップペン×標準ポリセタール芯」

というのがあっているかなと感じました。個人の好みの描き心地がありますので、ご参考までに。
こういった細かい組み合わせが楽しめるのもIntuosの魅力だと思います。

それでは実際にintuosの設定に入りたいと思います。
まずなによりもタブレット筆圧設定の互換のチェックをはずします
まずなによりもタブレット筆圧設定の互換のチェックをはずします
デフォルトでは筆圧レベルの互換性にチェックが入っており、intuos5最大の売りである、2048レベル筆圧機能が使えなくなっております。おそらくintuos5をお絵描きのために使う方は2048レベル筆圧機能に対応したソフトをお持ちだと思いますので、まずそのチェックを外しましょう。
タブレットの設定を変更したいアプリケーションを追加します
タブレットの設定を変更したいアプリケーションを追加します
ペンの筆圧設定は他のアプリケーションでも共通に使いたいと思うので、その他すべてでもよいかもしれませんが、ファンクションキーとタッチホイールからなる「エクスプレスパッド」の設定は各アプリケーションによって変更した方が、格段に作業効率があがりますので、対象アプリケーションは追加した方が良いと思います。
筆圧の設定をした後は、「エクスプレスパッド」の設定になります。
上が標準での設定で、下が私がCLIP STUDIO PAINT PRO用にセッティングしたものです。Tab-Mate Controllerとの併用を考えた設定になっています。

これでようやく各種ソフトでIntuos5を使用する準備が整いました。後は素敵なIntuos5生活をお楽しみください。


今までタブレットでキレイな線を引くことは、長期間の線を引く修行と、試行錯誤してソフトの設定を自分の最適な設定にしないと難しいという思いがあったのですが、Intuos5を触り「あぁ、こんなに楽になったんだ」と感じました。

ソフト側で線の「入り」「抜き」の補正が入れられる機能があるソフトもありますが(ComicStudioもClip Studioもそう)、Bambooを使用して線を描く時は「入り抜きの補正機能は便利だな」と感じていたのですが、Intuos5の場合は「補正があると逆に自分好みの入り抜きにならない?」と感じました。(現在では切ってしまっています)

決して安い買い物ではありませんが、デジタルで漫画を描く際にする初期投資としては確実にオススメします。

またこのシリーズにはtouchというタッチ機能がついたものが存在しますが、touchの場合はオーバーレイシートの張り替えが自分ではできません。
マンガを描くという性質上どうしてもオーバーレイシートは半年程度ではりかえなければならなくなると思いますので(傷が多くなると書き心地もわるくなる)、こちらの製品をオススメします。


コメント (10)

  • りっちさん

    2012/09/23

    たのしく、レビューされてますねーw

    お絵描き出来る人はホントに羨ましいかとですw

    レビュー乙ですw
  • リーダーさん

    2012/09/23

    レビューお疲れさまです(^^

    より一層欲しくなりました(笑)
    MPがー(笑)
  • きっちょーさん

    2012/09/23

    おーー、芯の部分だけでも読み応えアリ!

    そろそろ5が欲しいけど、
    Intuos2がまだまだ元気なんですよねーー。(ホッ
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