「GA-Z77X-UD3H」+「GV-N560OC-1GI/L2」プレミアムレビューに
選出いただきました。
日本ギガバイト株式会社さま、CFD販売株式会社さま、zigsowさま、
レビュアーへ選出頂きありがとうございます。
今回は、発売直前となるIntel Z77チップセットを搭載した
GIGABYTE社製「GA-Z77X-UD3H」のマザーボード評価機と、
GeForce GTX560 Tiを搭載の「GV-N560OC-1GI/L2」を
組み合わせて、最新スペックのPCレビューをさせていただきます。
レビューパーツ毎に掲載ページがあり、このページでは、
「GA-Z77X-UD3H」のレビューとなります。
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「GV-N560OC-1GI/L2」のレビューはコチラ(→リンク)をご覧ください。
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「GA-Z77X-UD3H」に採用されているチップセット、
Z77は、Z68の改良モデルであり、今後発売される
第3世代Intel Core iシリーズのCPUおよび、
第2世代Intel Core iシリーズが利用可能なモデルとなっています。
フルスペックを発揮するためには、第3世代の新型CPUが
必要となりますが、2012年4月8日時点では、まだ発売されていません。
一説には、4月末に発売との事ですので、発売され次第入手したいですね。
今回は、第2世代Intel Core iシリーズのi7-2600Kと組み合わせて
レビューさせていただきます。
今回のレビューでは、最新のチップセットマザーボードに
GeForece GTX 560 Tiのグラフィックカードを組み合わせた
構成が基本となってきますので、ミドルレンジのゲーミングPCを
想定した位置づけの構成で、流行のポイントを押さえたマシン構成に
してみました。
レビュー用マシン構築に使うPCパーツと選定理由をご紹介します。
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・CPU - Core i7-2600K
LGA1155世代のCPUでも、ハイエンドかつ、K版の倍率フリーの
オーバークロックがしやすいモデルとなっており、また、
ラインナップ上の上位の2700Kより、かなりお得な価格で
販売されている事が多いので、性能と費用対効果でこのCPUとしました。
☆マザーボード - 「GA-Z77X-UD3H」(レビューアイテム1)
新世代のZ77チップセットを搭載した最新マザーボードです。
レビューさせていただく品は、評価機となりますので、
一部製品版と異なる点があるかもしれません。
たとえば、メモリ横の基板上には「Ultra Durable 3」とプリントされていますが、
実際には「Ultra Durable 4」に準拠した仕様であるため、発売版には
何らかの修正があると思います。
・メモリ - SanMax SMD-8G68NP-13H-D DDR3-1333 8GB(4GBx2枚組)SET x2(計16GB)
やはり、安心、安定感のあるメモリと言えば、SanMaxであり、
その中でもELPIDAチップが乗った物を選ぶのは、日本人だからでしょうか(苦笑)
相性問題が中々発生しにくいSanMaxメモリの中でも、Elpidaチップを搭載した物が
一番好みに合ってますので、これをチョイスしました。
・グラフィックカード - 「GV-N560OC-1GI/L2」 (レビューアイテム2)
GeFore GTX 560 Tiを搭載した、オーバークロック版のGPUです。
各社投入されているオーバークロック版GPUの中でも、冷却性能と静音性が両立された
なかなか得難いモデルです。
詳細は別ページ(→コチラ)にてレビュー掲載しておりますので、
お時間がありましたらご確認してみてください。
・システムドライブ - Intel SSD 520 240GB SSDSC2CW240A3K5
IntelのSSDは、性能もよく、サポートとソフトが充実してますので、
初めて購入するシステムドライブにはもってこいです。
SandForce SF-2281コントローラーとIntel製の25nm MLCを採用したモデルであり、
性能もリードライト共になかなかの性能を出してくれます。
・光学ドライブ - LG電子 BH10NS38
Blu-rayディスクにまで対応しているドライブの内、
再生ソフトが3Dに対応していて、手に入りやすいドライブを選びました。
BDXLに対応する必要がない場合は、この価格帯のモデルで十分です。
ドライブにこだわりのある方は、ケースが許す限りパイオニア製を
選ばれるのが良いと思います。
・ケース - SilverStone Fortress SST-FT02B-W
このケースとの付き合いは、かなり長いです。
歴代のMyPCのフラッグシップモデルを構築するのに使ってました。
今回は、チップセットの冷却に一部不安があったので、
ケース内の風通しの良い物としてチョイスしました。
・電源 - SuperFlower SF-650P14PE 80PLUS PLATINUM認証 650Wモデル
やはり、今搭載するなら、80PLUS PLATINUM認証を取った
電源がアツいです!!
ただ、やはり認証を通したモデルは、審査・権利料を含めたロゴの為に
かなり高くなるモデルが多い中、手を出しやすい価格で販売されていたので
こちらを入手しました。
GTX 560 Tiを載せるのは650Wクラスがあれば十分なので、適材適所、
最適な部類のモデルをという事で選んでみました。
・CPUクーラー - Thermalright Silver Arrow SB-E
最新のマザーボードのオーバークロックレビューの為、
良く冷えるモデルの後継モデルを入手しました。
対応するか(マザーボードと干渉するか)については不明でしたが
形状を確認の上、問題なさそうなので導入といたしました。
オーバークロックするならば、冷却効率のよいCPUクーラーが
必須ですが、おそらく、今年の代表作になるであろう製品です。
・OS - Windows 7 Ultimate 64bit版
メモリも沢山積みますので、64bit版は必須です。
Ultimateなら一番上位のエディションで多言語含めて対応可能なので
迷ったらコレですね。
上記の構成でレビューマシンを構築しました。
かなり趣味が反映された構成ではありますが、ケースとCPUクーラーを変えると
色々なシーンの構築が可能だと思います。
スペック、見た目、利用効率、費用対効果の全てを満足できる構成です!!
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☆☆☆☆☆☆☆ 第1幕 : GA-Z77X-UD3H 概要 ☆☆☆☆☆☆☆
今回レビューするGA-Z77X-UD3Hは、評価機ではありますが、ほぼ、製品発売版に
準拠する形だと考えています。
製品概要から確認していきましょう。
付属品ですが、
・マニュアル&マルチランゲージガイド
・ドライバ&チップセット用ユーティリティディスク
・SATA3対応 SATA3ケーブル2本
・SATA2ケーブル2本
・SLI用コネクタケーブル1本
・バックパネル
となります。
かなりシンプルですね。
スタンダードモデルなので、必要最低限のアイテムという感じです。
肝心のマザーボードですが、上記写真からも分かるように結構独特です。
ちなみに、メモリ横の基板上には「Ultra Durable 3」とプリントされていますが、
実際には「Ultra Durable 4」に準拠しています。
一番独特な点は、ギガバイトが推奨し、マザーボードに搭載している
Intel Smart Response Technology用のmSATA対応コネクタでしょうか。
今回、SSDをシステムディスクとしてしまったため利用しませんが、
HDDで組まれる方は、この機能には期待が集まるでしょうね。
なお、このmSATA対応コネクタは、なんと、SATA2の5番ポートと共用で有り、
mSATAを利用すると、SATA5番の口は利用できないという事が注意点です。
こんなシールをちゃんと貼ってくれていますので、間違えないように注意!!
注意OKであれば、マザーボード搭載時にはがしてしまいます。
後ではがれてFANにまここんだらえらい事ですからね!!
また、同じくマザーボード上には、注意のシールが貼ってある点があります。
背面パネルです。
何が書いてあるかと言うと、背面のUSBポートは全てUSB3.0であり、
BIOS上では認識しますが、OSではインストール完了後にドライバをきちんと
入れた後でないと認識しないので、OSちゃんと入ってからつないでね!!
という事です。
なんでこんな仕様にしたんですかと、とっても怒りたいです。
確かに背面パネルの左上には、PS2をキーボードかマウスで共用するための
ポートはありますが、どちらか片方しかさせません。
一部の方は、キーボードさえ認識すれば、ALT+キーでインストール時の選択を
何とか出来ますが、普通の方にはそんなことわからないですよ。
あえて言います、この仕様は非常に良くないと!!
できればRev2.0を出す頃には可能であれば背面にOSインストール時に認識できる
USB2.0ポートを2つ実装してください、ギガバイトさん!!
ちなみに上位モデルのGA-Z77X-UD5Hには、背面バックパネルに
USBポートが1セットだけあるようです。
むぅ・・・スタンダードモデルだけこの仕様ですか、戸惑われる方続出な予感です。
ちなみに、フロントUSB用のポートには・・・
このように各ポートに何を刺したらいいか書いてくれているほど親切です。
CPUソケット回りですが・・・フェライトチョークコイルは9個。
CPU 6フェーズ+メモリ 3フェーズという感じになるのかな。
はっきり言うとオーバークロックには向いてないんでしょうね。
電源周りが上位モデルより弱いという点もありますが、
なによりヒートシンクが単独で設置されたモデルで、冷却能力が
高くないと想定されるからです。
出来れば、このモデルにも、ヒートパイプを使った連結された
ヒートシンクをつけてほしかったです。
ちなみに都度繰り返しますが写真上の基盤の「Ultra Durable 3」は
「Ultra Durable 4」と読み替えてください。
LGA1155の組み込み方式は変わってません。
横のへこんだ部分と突起、矢印の箇所を間違えなければきちんと搭載できます。
では、ちょっぴり懸念だったCPUクーラーを搭載してみましょう。
やはりかなり大きいです。
左右にははみ出してはいませんし、PCIeスロットと干渉もありません。
このマザーボードが一般的なマザーボードでヒートシンクも普通のサイズという事ですね。
メモリスロットに関しては、上部との干渉はありませんが、背の高いメモリを刺すと
FANがつけれなくなる位置ですので、通常のサイズのメモリを搭載します。
このような感じになりますので、CPUクーラーとメモリ、また、CPUクーラーとマザーボードの
両方の干渉が無い事を確認してから購入する必要がありますので、注意です。
もしわからなければ、お店の方に確認すると、おそらく親切に教えてくれると思います。
特殊なケースですが、風の流れが下から上へ行くことを想定してます。
これならばケース全体の風の流れが良く、チップセットにヒートパイプついてなくても
冷えてくれるだろうという思惑が多分にあります。
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☆☆☆☆☆☆☆ 第2幕 : 設定とインストール 概要 ☆☆☆☆☆☆☆
無事ハードウェアの構築が終わりましたので、インストールを
進めていきたいと思います。
モニタをグラフィックカードの出力に接続し、起動!!
と同時に、DELボタンを押す準備をします。
白い画面になったら即効連打!!
ちょっと目を離していると、BIOSのPOST画面が終わってしまうので注意です。
今回のZ77チップのポスト速度は異様に早いです。
あっという間に起動してしまいます!!
ちゃんと押せていると3D BIOS画面に進めます。
この画面では直感的に操作ができます。
たとえば、CPUの設定を確認したければ、マウスでCPUとメモリのところを
ポイントしてクリックすると・・・
このように詳細設定の画面が出ますので、マウスで左右のスライダや、
+-キーを利用して設定が出来ます。
設定完了したら、右下の保存して終了を押して、保存して終了するか、
保存しないで終了するかを選択すれば、この画面から抜けます。
また、旧来のBIOS画面で設定したいという方は、F1ボタンを押すと
このような、いつものBOIS画面が出てくるので心配ありません。
どちらの画面においても、マウスの反応速度は良好でしたし、
設定反映もすぐされるので、ストレスは感じませんでした。
なお、通常のBOIS画面には、非常に細かく設定できる項目が
沢山あるので、初めて自作PC作ったんだって方は3D BIOSの方が
直感的にわかると思います。
ちなみに、BIOS画面では、背面のUSB3.0ポートに刺していても
キーボードマウスは認識しますが、OS時には認識しないので
お気を付けを!!
また、システムインストールドライブをSATA3(6Gbps対応)の
ポートに刺していると、インストール後にチップセットのドライバが
足りないため、起動に失敗するので、かならずSATA2のポートを使用して
インストールするようにしてください。
設定後にドライバまで入れ終わったら、SATA3のポートに指し直したら
フルスペック発揮できるようになります。
ドライバのインストールですが、付属のディスクを挿入後、
このポップアップが出るので実行。
Xpress Install total installをクリックすると必要なチップセットのドライバ等
一式を入れる事が出来ます。
もし、ドライバ以外の物は入れたくないという事で有れば、
一番上のSplashtop Connectと一番下のON/OFF Chargeのチェックを
外して下さい。
インストールが完了すると、ギガバイトのユーティリティを
インストールするか聞いてきます。
ギガバイトのチューニングユーティリティとかを入れてくれるので、
出来ればインストールしておいた方がいいです。
この時点で、あとはグラフィックカードのドライバをインストールすれば、
ほとんどに機器のドライバが認識しているはずですが、もし、デバイスマネージャで
エラーの機器があれば、ドライバなど確認して入れるようにしてください。
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☆☆☆☆☆☆☆ 第3幕 : システムチェック ☆☆☆☆☆☆☆
無事インストールも終わりましたので、チェックをしていきましょう。
~~~~~~~~~~~ CPU-Z ~~~~~~~~~~~
CPU-Zにて、認識が正しいか確認してみます。
CPUの認識問題なし!
Z77チップセットの認識問題なし!!
メモリ容量認識問題なし!!!
グラフィックカード認識問題なし!!!!
認識OKなので、ちゃんとできていますね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~ Windows 7 エクスペリエンス インデックス ~~~
Windows 7には現状のマシンスペックを相対的に性能を数値化できる
エクスペリエンスインデックス機能があります。
全ての数値を満遍なく満点に近い数値を取れることで、
相対的にスペックの高いPCと判断します。
今回のマシン構成では、下記の判定となりました!!
思ってたより優秀すぎる・・・。
グラフィックスが7.9行くとは思ってなかったです。
ミドルレンジ構成でここまで数値が高ければ十分です!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~ CINEBENCH R11.5 ~~~~~~~~~
CINEBENCH R11.5は定番の描画系のベンチマークソフトですが、
CPUの性能も確認できるのでチェックしてみましょう。
やはり、6.5以上、7以下ですか。
想定通りというか、定格ですねって感じです。
ちゃんとCPUがMB上から使われている事も確認が取れました。
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☆☆☆☆☆☆☆ 第3幕 : Lucid Virtu MVP ☆☆☆☆☆☆☆
Lucid Virtu MVP・・・それは、禁断の、そして常識を破る
ツールと言っても過言ではないです。
どういう使い方をするかというと、Z77のマザーボード側のグラフィック出力から
モニタに出力するのですが、3Dの計算のほとんどは搭載しているグラフィックカードが
してくれるというイメージでOKです。
その為、出力はグラフィックカードには接続せず、マザーボード側に
接続する事になるのが違和感といえばその通りですが、結果がすべてを
封殺させます。
インストールはいたって簡単、公式サイトからダウンロードして
ライセンス使用の同意を確認の上インストール実行するだけ!!
OSのバージョンによりインストールするEXEが違うのが注意点です。
ホントそのぐらいの注意点しかありません。
インストール完了したら、右下のトレイにLucid Virtu MVPがいるはずなので、
ダブルクリックして設定を確認しましょう。
今の設定では、有効化されており、利用されたときに画面の右上に
Lucid Virtu MVPのロゴが出る設定です。
消してければ、In-Game IconをHideにすればOKです。
綺麗に画面出力したければ、このままでOKです。
対応ソフトが並んでいます。
ココに対応ソフトが無い場合には、自分で追加する事も出来ますが、
動くかどうかは・・・要相談ですね。
さっそく代表的なベンチマークソフトで確認してみましょう。
~~~~~~~~ Futuremark 3DMark06 ~~~~~~~~
3DMark06 Build 1.2.0 でベンチマークした結果です。
左側がLucid Virtu MVPを使用時(@グラフィックカードノーマルクロック)、
右側がLucid Virtu MVPを未使用ですが、グラフィックカードを可能な限り
オーバークロックした結果です。
・・・えー、グラフィックカードのオーバークロックを
さくっとぶっちぎる結果が出てます。
オーバークロックしなくてもこのような結果を出してくるとは、
かなりすごいです、Lucid Virtu MVP!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~ Futuremark 3DMark VANTAGE ~~~~~~
3DMark Vantage Build 1.1.0でベンチマークを取得しました。
このソフトはDirectX10以降専用のソフトなので、
最新のゲームを動作させる場合の有効な指標と考えています。
このソフトでもLucid Virtu MVPが有効で有れば、
今発売されているソフトは何だって高速化されますね。
Performance(画面サイズ:1280x1024ドット:ミドルクラスPCを想定)の実行結果です。
■Lucid Virtu MVP 有効、グラフィックカードノーマルクロック
■Lucid Virtu MVP 無効、グラフィックカードオーバークロック
Extreme(画面サイズ1920x1200ドット:ハイエンドPCを想定)の実行結果です。
■Lucid Virtu MVP 有効、グラフィックカードノーマルクロック
■Lucid Virtu MVP 無効、グラフィックカードオーバークロック
コレもすごい結果が出てきました!!
いや、コレはもうすごいですよ!!
ポイントは置いといたとしても、GPU TEST1、2のFPSの
アップが半端ないです。
これならば、ミドルレンジの構成で、ハイエンドに立ち向かえますよ!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~ Futuremark 3Dmark 11 ~~~~~~~~
3DMark 11は最新のベンチマークソフトです。
DirectX11対応のベンチマークソフトで、非常に性能を要求する
ベンチマークソフトに仕上がっており、Extremeの計測ですと、
非常に高性能のPCでもサクサク動作させる事は現時点では困難です。
最新ゲームの動作指標としてはもってこいのベンチマークですね!!
Performanceでの測定結果
■Lucid Virtu MVP 有効、グラフィックカードノーマルクロック
■Lucid Virtu MVP 無効、グラフィックカードオーバークロック
Extremeでの測定結果
■Lucid Virtu MVP 有効、グラフィックカードノーマルクロック
■Lucid Virtu MVP 無効、グラフィックカードオーバークロック
オーバークロックしなくても、オーバークロック以上の性能を発揮とは
本当に恐れ入ります。
Lucid Virtu MVPは、ホントすごいプログラムですね。
これは、CPUとGPUの両方がオーバークロックされていたら
どうなるのかとても気になりますね!!
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☆☆☆☆☆☆☆ 第4幕 : オーバークロックテスト ☆☆☆☆☆☆☆
Lucid Virtu MVPの威力は、とんでもない物ですが、CPUもオーバークロックすれば、
さらにすごい結果が見れるのではないかと言う好奇心から、簡易ではありますが
CPUのオーバークロックをしてみましょう。
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注意:オーバークロックは諸刃の剣です。定格運用以外の動作をさせた場合、
メーカー動作保証外とはり保障は無くなりますし、場合によっては
CPUやマザーボード、その他のパーツが故障する場合もあります。
また、パーツ自体の寿命も短くなる傾向があるので、
安全・安定を望まれる方にはお勧めすることは出来ません。
最近の雑誌ではオーバークロックが安全かつ非常に簡単であると
誤解を生むような記事が多いですが、リスクを十分に理解した上で、
リターンを求める方のみ実施してよい使い方です。
このレビューを読んで行った行為によって、仮に損害が発生しても
garpおよび、zigsow、日本ギガバイト株式会社、CFD販売株式会社、
使用パーツの各メーカーはその責を負いません。
####################################################################
ギガバイトの公式オーバークロックツール、EasyTune6で、
自動調整してみましょう。
簡単に設定できるボタンもあるので、3の一番高い設定を
実施してみますと・・・
ああ、なるほど、CPUの電圧、1.52Vですか~!
そりゃ、この結果も通るでしょう!!
流石にこの電圧が高すぎるという認識はあるので、
次はAuto Tuningも試してはみたのですが、
5GHzオーバーの設定になる代わりに、OS起動可、
ベンチマークで停止してしまう設定となりました。
やはり、あるていどの勘所が分かっていると手動設定の方がいいですね。
手動調整で、CPU電圧 1.415V、倍率47倍で各種ベンチマークが問題なく
完了する事を確認しました。
適切な電圧を、CPUの電源のフェーズ数が少ないにもかかわらず
安定させてきた事には驚きましたね。
固体コンデンサなどを積極的に採用している「Ultra Durable 4」という
設計方針は、かなり意味ある結果を出してくれています。
また、CPUのGPUも1350MHzから1650MHzにオーバークロック完了!
これで、Lucid Virtu MVPを実行するとどうなるのかが楽しみですね。
~~~~~~~~ Futuremark 3DMark06 ~~~~~~~~
オーバークロック効果も合わせるとすごいですね。
CPUとGPUのオーバークロックの有無かつ、Lucid Virtu MVPのON/OFFで
比べると、Lucid Virtu MVPのすごさがよくわかります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~ Futuremark 3DMark VANTAGE ~~~~~~
Performance(画面サイズ:1280x1024ドット:ミドルクラスPCを想定)の実行結果です。
■Lucid Virtu MVP 有効、CPU+グラフィックカードオーバークロック
Extreme(画面サイズ1920x1200ドット:ハイエンドPCを想定)の実行結果です。
■Lucid Virtu MVP 有効、CPU+グラフィックカードオーバークロック
Lucid Virtu MVPにさらにオーバークロックを掛け合わせると、
1段うえのグラフィックカード以上の仕事をしてくれていますね。
ココまで性能UPならば、ミドルレンジで今あるゲームは事足りることに
なってしまいます!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~ Futuremark 3Dmark 11 ~~~~~~~~
Performanceでの測定結果
■Lucid Virtu MVP 有効、CPU+グラフィックカードオーバークロック
Extremeでの測定結果
■Lucid Virtu MVP 有効、CPU+グラフィックカードオーバークロック
この結果には、ホントびっくりします。
ソフトウェア側の計測間違いか?!と思いたくなりますが、
それぞれ数値がアップしているので、間違いないんでしょうね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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★★★★★ 総括 ★★★★★
長いレビューを読了いただき、ありがとうございます。
「GA-Z77X-UD3H」は、スタンダードマザーボードながら、
オーバークロックも難なくこなすお勧めのマザーボードです。
背面USBと、ヒートシンクのヒートパイプ接続さえ改良されたら
死角はないと言ってもいいでしょう。
3D BIOS採用で、初心者でもどこの設定を変えたいのか
分かりやすくなったので、Z77世代のマザーボードは
これから初めて構築する方にやさしい作りには
なっていますね。
そして、何よりも驚かせてくれた「Lucid Virtu MVP」の
段違いの性能UP。
これにはホント驚かされました。
さらにハイエンドなグラフィックカードと組み合わせたら、
すごい事になるとワクワクさせてくれるソフトですね。
ハイエンドクラスには、映像出力が無いため利用できない
この「Lucid Virtu MVP」が、マザーボード選びの判断基準を
大きく変える事になるでしょうね。
ゲーミングPCならば、是非「Lucid Virtu MVP」の導入は
積極的に行うべきです。
ココまで色々な性能UPを見せつけられると、
第3世代Intel Core iシリーズの搭載時の性能UPがかなり期待されます。
4月末発売との事なので、発売されたら最上位のKモデルを入手し
レビューに追加したいと思います。
今回のレビューであるzigsowプレミアムレビュー
「GIGABYTE 板祭リターンズ Vol.01」 のメインページは
以下のアドレスです。
他のzigsowユーザーの方の切り口が違うレビューが掲載されていますので、
ぜひぜひご覧になって下さい!!
http://zigsow.jp/special/gigabyte/ita_returns01/
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