レビューメディア「ジグソー」

Socket478の限界を引き出す

外見的にはタダのPentium 4ですが、実質的にはXeon MPのコアをSocket478のパッケージ
に押し込んだようなCPUでした。

とはいえ、機能面で見れば通常のPentium 4であるNorthwoodに2MBのL3キャッシュを搭載
したものといって差し支えはないのですが。

私にとって初めて非PC-9800シリーズのメインPCとして作ったPCに搭載したCPUです。当初
はNorthwoodコアのPentium 4 3.0GHzを使っていたのですが、力不足を感じていた時期に
このCPUがそれまでよりも大幅に値下げされたので投入してみたのです。

このPCではその前にビデオカードをRADEON 9800 PROからGeForce 6800GTに載せ替えた
のですが、そのビデオカードの交換よりもこのCPUの載せ替えの方が体感速度は遙かに向上
しました。

ちなみに当時使っていたマザーボードはGIGABYTE GA-8IPE1000Pro2でした。本当は
チップセットにIntel 875Pを採用したマザーボードにした方がより性能を発揮できたとは思う
のですが、当時はジャンク等の格安品ばかり使っていて、高額なマザーボードを敢えて購入
するという選択肢を思いつかなかったのです。

なお、このCPUを1年少々使ったところで、主にビデオカードの限界が目立つようになり、
最後はAGP最強といわれたGeForce 7950GTまで投入したものの思ったほどの向上を
得られず、Socket AM2プラットフォームの環境に移行しました。

以前G31チップセットにSocket478を用意したマザーボードが発売され、一部製品では
Pentium 4 Extreme Editionをサポートしていたようですので、PCI Express+DDR2メモリの
環境でもう一度このCPUを使ってみたいという願望も若干あります。
  • 購入金額

    22,800円

  • 購入日

    2007年02月15日

  • 購入場所

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